『ミニマリストな暮らしのつくり方』の要約と感想

退屈な本でした。

19人の自称ミニマリストたちが登場し、部屋の写真を公開し、こだわりを語っています。

 

モノがない殺風景な写真と、おなじようなコメントが延々と続きます。

ゆえに、19人のミニマリストが紹介されていますが、3人目くらいで飽きます。 

 

本気でミニマリストになりたい方以外にはおすすめできません。 

 

この記事では、『ミニマリストな暮らしのつくり方』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『ミニマリストな暮らしのつくり方』の要約と感想

f:id:MORIKO:20200515151710p:plain

まずは本書の要約から。

 

ミニマリストとして人気のブロガー、インスタグラマー19人の家とこだわりを凝縮した一冊。

オールカラーの写真付きで、彼女たちの暮らしを紹介している。

 

ミニマリストがどのような家に住み、どのようなこだわりを持っているのか。

モノを買う際の基準は何か。

さまざまなミニマリストについて知ることができる。

 

以上がおもな内容です。

 

1. 説明不足 

本書への不満を述べていきます。 

 

まず、本書には説明が足りていません

表紙を開くと、いきなりミニマリストの暮らしぶりが目に飛び込んできます。

編集者がこの本に込めた思いであるとか、読者にはこうした視点で読んで欲しいだとかの説明が、本書にはいっさいありません。

 

まえがきだけでなく、あとがきも省略されていました。

ここまで説明が乏しい本は珍しいといえます。 

編集者の方もミニマリストなのでしょうか。

 

 

2. 没個性の19人

世間一般的に、ミニマリストという生き物はレアなのかもしれません。

 

ですが、本書にはミニマリストしか登場しません。

ページをめくってもめくっても、既視感のある殺風景な部屋の写真ばかりがつづきます。

 

ダイニングセットしか置かれていないリビングの写真を延々と見せられても、退屈なだけです。

 

リビングだけならともかく、19人のミニマリストが語る内容も似たり寄ったりでした。

「服は少数精鋭」

「愛着があるモノだけ持つ」

「モノが減って頭がスッキリした」

といった、ワンパターンな感想ばかりを口にします。

ひとりのミニマリストが単体でこだわりを語れば様になるのでしょうが、本書には19人もの自称ミニマリストが集結しているわけです。 

 

まるで「人と違うことがしたい」という発言がすでにもう他人とおなじであるかのような、カッコ悪さというか、サムさを感じました。

ここからいえるのは、ミニマリストを集結させないほうがいい、ということです。

 

それぞれは個性的でも、集めたら没個性と化します。

編集の方がなにを考えているのか知りたいのですが、いかんせん、まえがきもあとがきもないため、意図を知ることができません。

 

3. ミニマリストあるあるの本

まるで「ミニマリストあるある」のような一冊でした。

 

リビングには椅子とテーブル以外のモノを置かないようにしている。

でも、観葉植物は置いちゃう、っていう。

 

読んでいる身としては、「それ、さっきのミニマリストもやってたな」という具合で、こっちが恥ずかしくなってきます。

「あちゃー、あなたもリビングに花を飾っちゃいましたか。それミニマリストあるあるなんですよ」みたいな感じです。

 

「あちゃー、好きなモノだけに囲まれて過ごすのが幸せとか語っちゃいますか。ミニマリストってワンパターンな生き物なんですね」ってなもんです。

 

ミニマリストたちの共通点をあぶり出し、ミニマリストあるあるを発見するのに最適な一冊だといえます。

19人ものミニマリストが集結することは滅多にないからです。

 

まとめ

本書のデメリットばかりを書き連ねてきました。

これで終わっては申し訳ないので、最後にメリットをひとつご紹介します。

 

メリットは、本書を読むことが精神力や集中力のトレーニングになる、という点です。

呆れるくらい退屈ですので、読破する過程で、

  • 忍耐力
  • 集中力
  • 精神力

などを伸ばすことができます。

 

ついでに、「ミニマリストが言いそうなこと」も思いつけるようになります。 

ミニマリストが嫌いな方はぜひ読んでみてください。

 

ミニマリストな暮らしのつくり方

ミニマリストな暮らしのつくり方

  • 発売日: 2019/08/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以上、『ミニマリストな暮らしのつくり方』の要約と感想でした。

結論。ミニマリスト19名を1冊の本に詰め込むという皮肉。編集者のブラックユーモアセンスを感じる。

 

www.shortshortshort.jp

本記事をお楽しみいただけた方は、時間があればこちらもどうぞ。