自分が家にいる間は玄関の鍵をかけていない。
そんな方は、玄関の鍵を開けておくことで2つのリスクを冒しています。
鍵をかけなくて、ほんとうに良いのでしょうか?
この記事では、
- 不法侵入の危険
- 居留守が使えないリスク
など、「在宅時に玄関の鍵を開けっぱなしにしておくリスク」を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
在宅時に玄関の鍵を開けっぱなしにしておくリスク
外出時には、玄関のドアに鍵をかけるのが一般的です。
自分が留守にしている間にだれかが家に入らないようにするため。つまり防犯のためです。
では、自分が家にいる状態であれば、鍵を開けたままにしておいても大丈夫なのでしょうか?
施錠しないことで生じるリスクは2つあります。
1. 不法侵入されるリスク
鍵がかかっていないドアは、誰でも開けることができます。
これは後から帰ってくる家族や恋人にとってありがたいだけでなく、犯罪者にとってもありがたい状態です。
なぜなら、ピッキングをしたり、窓ガラスを割ったりしなくても侵入できるからです。
不在時を狙う空き巣はよく知られています。
いっぽうで、住人の在宅時に忍び込む「居空き」と呼ばれる犯罪をご存知ですか?
居空きの被害に遭うケースのほとんどは、玄関が無施錠だったために招いたもの、です。
「自分が家にいれば安心」という考えは慢心だといえます。
その慢心を突いてくるのが犯罪者です。
居空き被害を防ぐには、在宅時でも施錠をしておくのがベターです。
殺害されるかも?
侵入者の目的が「盗み」だったらマシです。
最悪なのは、目的が「殺人」だった場合。
2019年、山形県で女医が殺害される事件が起きました。
事件現場は女医の自宅。
犯人は大学生の男です。
2人の接点はないとされており、殺害相手は誰でもよかった、いわば「通り魔的犯行」だったといえます。
事件当時、女医は玄関の鍵を施錠していませんでした。
ドアに鍵をかけていたら、大学生の侵入を防げていたかもしれません。
この事件から学ぶべきは、施錠の重要性です。
侵入者が殺人目的でなかったとしても、住人と鉢合わせしたことで動揺し、住人を殺害するケースもあります。
玄関の鍵は「生存確率アップのつまみ」です。
つまみをガチャッと回して施錠すれば、犯罪遭遇リスクが下がり、生存確率が上がるわけです。
ソーセージの発がん性を気にして、無施錠を気にしない人がいるのはどうして?
2. 居留守がバレるリスク
玄関の鍵を開けておくことで、居留守を見破られるリスクが高まります。
招いていない客(嫌な知人や借金取りなど)から隠れたいときに、玄関の鍵をかけてあるかどうかが大きな差となります。
施錠していなかったら、訪問者はドアを開け、「いるんじゃねぇか」と上がり込んでくるかもしれません。
結果として居留守がバレ、信用を失います。
相手が会いたくない知人だったら面倒です。
説教されたり、飲みに誘われたり。
施錠をしておけば、訪問者は家のなかに入って来れません。
入って来れなければ、あなたが在宅しているかどうかも確認できません。これで居留守が成立します。
「居留守を使う場面なんてないから平気」
そう思っている方もいるでしょう。
が、数年前にひどい別れ方をした恋人が、あなたの現住所を見つけ出し、復讐のためにやってくる可能性だってあります。
施錠しておくのが賢明です。
まとめ
在宅時に無施錠で過ごすリスクをご紹介してきました。
玄関の鍵は門番のような存在です。
鍵をかけておけば、訪問者を家の中に入れるかどうか判断できます。
施錠していなければ、来る者拒まず状態です。
盗み目的の犯罪者も、殺人目的のサイコパスも、復讐目的の元恋人も、取り立て目的の借金取りも、なんでもござれってなもんです。
- 不法侵入のリスク
- 居留守がバレるリスク
この2つのリスクと、無施錠のメリットを天秤にかけてみてください。
リスクのほうがデカいと思ったなら、今後は在宅時であっても、玄関に鍵をかけておくことをおすすめします。
用心するに越したことはありません。
以上、在宅時に玄関の鍵を開けっぱなしにしておくリスクでした。
結論。玄関の鍵は、24時間無休かつ無給で働いてくれるあなた専用のガードマン。過労死することはないので、どんどん働かせたほうがいい。