どういうわけかホルモンは、噛んでも噛んでもサイズが変わりません。
3分間噛みつづけても、口に入れた3分前とおなじ大きさです。
なんでやねんって話です。
そこでこの記事では、
- ホルモンって飲み込めます?
- あんなん無理ですよね?
など、「焼肉でホルモンを飲み込むタイミングがわからない件」について書いていきます。
共感していただけると幸いです。
この記事には解決法も裏技も記載していません。ご了承ください。
焼肉でホルモンを飲み込むタイミングがわからない件について
どれだけ咀嚼してもホルモンは小さくなってくれません。
ホルモンはホルモンのままです。
噛めばドロドロになる食べ物のセオリーを無視して、いつまでも口内に居座りつづけます。
「ホルモンは丸飲みするんだよ」
飲み込むタイミングがわからないから、ホルモンは苦手なんです。
焼肉の席でそう口にすると返ってくるのが、
「ホルモンはな、丸飲みするモンだよ。10回くらい噛んだらゴクッと飲めばいい」
という周囲からのアドバイスです。
問題は「丸飲みできない」ことなのですが、ホルモンを食べれる人にとっては理解しがたい感覚らしく、共感されません。
喉が塞がって死にそう
警告。警告。
このサイズの物体を丸飲みしたら、詰まって呼吸できなくなる恐れあり。
喉がそう判断するのでしょう。
飲み込もうとしたホルモンは、オエッという吐き気とともに、舌の付け根によって口内へ返品されます。
体がホルモンを受けつけようとしません。
嚥下に何度チャレンジしてみてもダメ。
「もっと小さく咀嚼されてから出直してきな」ってなもんです。
ホルモンを飲み込むのは不可能だと判断します。
とはいえ、 口に入れてしまったホルモンをお皿に出すわけにはいきません。
汚いからです。
嘔吐しかけ、涙目になったまま、行き場を失ったホルモンを噛みつづけます。
しだいに「牛の内臓をガムのように噛んでいるこの状況」に気持ち悪くなります。
主成分が内臓のガムってなんだよ気色悪いなサイコパスかよ、などと思い、飲もうとしていないのに「オエッ」となったりします。
この苦悩はホルモンが苦手な人間にしかわかりません。
なぜなら、ホルモンを食べれる人たちにとっては「飲み込めないこと」が理解できないからです。
「ゴックンって飲んでみな?水といっしょに飲んでみな?」ってなもんです。
水だけが喉を通過していく。我々にとっては「噛んでも小さくならないホルモン」こそ理解できない。どうなってんだ。
店が提供するホルモンのサイズがおかしい
ホルモンは丸飲みするもの。
この前提は良いとしても、店が提供するホルモンのサイズはおかしいといわざるを得ません。
大きすぎます。
丸飲みを前提としているなら、「焼いている最中に網をすり抜けて落ちないギリギリのサイズ」にホルモンをカットすべきです。
ホルモンがアーモンド程度のサイズだったら、オエッとならずに丸飲みできます。
でも実際には、チャーハンに入ってる海老くらいのサイズがあって、丸飲みには適していません。
喉に詰まって死者が出てもおかしくない大きさのままテーブルに運ばれてきます。
丸飲みを前提としているのであれば、せめてアーモンド、大きくてもアーモンドチョコの大きさにおさまるよう、切り刻んで提供して欲しいものです。
まとめ
焼肉のホルモンにまつわる苦悩をお伝えしてきました。
ピーマンが苦手な人は、ピーマンを食べれる人の1000倍ほど苦味を感じていると聞いたことがあります。
ピーマンを食べれる人にとっては想像できない感覚です。
これはホルモンにもいえます。
ホルモンを飲み込めない人は、飲み込める人の1000倍ほど「喉に詰まって死にそうな感覚および吐き気」に襲われています。
ホルモンを抵抗なく食べれる人には理解できないことでしょう。
ホルモンを飲み込むタイミングがわからない人は、食べないのが一番です。
喉に詰まるか、飲み込めるか、一か八か。
こんな生死をかけた食事に挑む必要はありません。
そして闘いに敗れてオエッとなり、盛り上がる焼肉の席でひとりだけ涙目になって行き場を失ったホルモンを噛みつづけることもない。ホルモンは食べなくていい。「バランスの良い食事」はホルモンを食べなくても実現可能。
以上、焼肉でホルモンを飲み込むタイミングがわからない件についてでした。
結論。ホルモンを飲み込むタイミングと、大縄に入るタイミングは、何歳になってもワカラナイ。
それから、料理本のレシピにある「適量」が示す量もよくわからないと感じませんか?