一流のプロサッカー選手であるクリスティアーノ・ロナウドが、なぜ、一流であるのかを知ることができる本です。
この記事では、ルイス・ミゲル・ペレイラ、フアン・イグナシオ・ガジャルド著『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」』の要約と感想
まずは本書の要約から。
クリスティアーノ・ロナウドがどのようなトレーニングをこなし、どのような生活を送っているのかを明かす。
並々ならぬ闘争心はどこからきているのか。
なぜアクセサリーやファッションなど外見にこだわるのか。
心理学者をスタッフに迎えている理由など。
最前線で活躍する彼について、あらゆる観点から知ることができる一冊。
以上がおもな内容です。
サッカーをプレイしている人はもちろん、そうでない人にとっても本書は参考になります。
一流アスリートのストイックさに触れ、自身を省みることができるからです。
関係者が明かすクリスティアーノ・ロナウドの素顔
本書はクリスティアーノ・ロナウド本人による自伝ではありません。
彼のスタッフや関係者にたいするインタビュー、メディアで彼が発言した内容などをもとに、クリスティアーノ・ロナウドという人物についてまとめられています。
本書を読めば、幼少期のころから現在にいたるまで、彼がサッカーとどのように向き合ってきたのかがわかります。
彼は野心家であり、自信家でもあり、おまけに自己中心的な人物だということが、本書を通じて伝わってきました。
ナルシストな性格は否定的に捉えられがちです。
しかし良いほうに作用すれば、クリスティアーノ・ロナウドのような大物になれる可能性があります。
重要なのは「自分の可能性を信じて行動するナルシスト」であることなのかもしれません。
クリスティアーノ・ロナウドは自己評価を高める
ところで、あなたはご自身のことが好きですか?
自分という人間を気に入っていますか?
クリスティアーノ・ロナウドは、自己評価を高く保つことを重要視しています。
そのため、外見にも手を抜きません。
アクセサリーや衣服に妥協せず、自分が良いと感じられるものだけを身につけます。
一流のファッションに身を包むことで、セルフイメージを高めているわけです。
彼は車好きとしても知られる。ランボルギーニやブガッティなど、スーパーカー集めが趣味。最高の自分でいられるよう、車選びも妥協しない。
ハードな練習に裏打ちされた自信があることはもちろんです。
そのうえで外見にまでこだわることにより、「最高にクールな俺」でいるよう努めているのでしょう。
専門家によれば、高い自己評価は、免疫力を高めるといいます。
結果として病気の予防効果が高まるため、身体が資本であるアスリートにとっては大きなプラスとなります。
どうやらクリスティアーノ・ロナウドは、高級なブランド品やスーパーカーによって羨望の眼差しだけでなく、「病気の予防効果」までをも手に入れているようです。
クリスティアーノ・ロナウドは何がすごいのか?
サッカー選手として、クリスティアーノ・ロナウドはどのような点が優れているのでしょうか。
チームの関係者は彼について、「たった一つの肉体にスピード、パワー、スタミナ、柔軟性、反応の速さ、敏捷性のすべてが備わっていること」を高く評価していました。
身長189cm、体重85という肉体にこれほどの条件が揃うことはないのだといいます。
こうした素晴らしい肉体を手に入れるために、彼はハードなトレーニングをこなしています。
ですが、やみくもに鍛えているわけではありません。
彼は知的であり、無意味なトレーニングは行わないようにしています。
周囲の専門家や監督、同僚選手のアドバイスに耳を傾け、参考にしているのだそうです。
自らを高めるべく、周囲にアドバイスを求めているわけです。
彼はナルシストであっても、けっして傲慢なわけではないようです。
成長と謙虚さはセットなのかもしれません。
まとめ
本書を読めば、クリスティアーノ・ロナウドというアスリートについてよく分かります。
彼が休養を最優先にし、毎日8時間寝るように心がけていること。
アルコールをいっさい飲まず、不健康な食品を嫌っていること。
自らが世界一であると証明したい欲求が強すぎること。
極度のハードワーカーであること。
静かな場所での生活を好むこと。
ダーツが趣味であること。
あなたがサッカーに打ち込んでいても、あるいはビジネスで何かに挑戦しようとしていても、本書は役に立つでしょう。
彼のストイックさに感化され、目標に向かっていっそう努力したくなるからです。
叶えたい大きな夢がある人、クリスティアーノ・ロナウドについて知りたい人に、本書はおすすめです。
以上、ルイス・ミゲル・ペレイラ、フアン・イグナシオ・ガジャルド著『クリスティアーノ・ロナウドの「心と体をどう磨く?」』の要約と感想でした。
結論。読めば、彼のストックさに感化されること必至。
プロアスリートについて研究したい方にはこちらの本もおすすめです。
ポロボクサー・井上尚弥が「勝つための努力」を語っています。