ルーフを開けたオープンカーで高速道路を走ることは、法的に問題ないのでしょうか?
答えはイエスです。
なんら問題ありません。
屋根を開けたまま高速道路を走ったせいで、道路交通法違反で警察に検挙された、なんて事態にはならないといえます。
この記事では、
- 高速道路をオープン走行する人
- 屋根を開けていて危険ではないのか
など、「屋根を開けたオープンカーで高速道路を走ること」について書きました。
ぜひ参考にしてみてください。
屋根を開けたオープンカーで高速道路を走っても問題ない?
ルーフを開けたオープンカーで高速道路を走る行為は、合法です。
いっさい問題ありません。
そもそも、バイクの高速道路走行すら許可されているわけです。
バイクとくらべれば、ドライバーをボディで守り、いざとなればエアバッグやロールバーを発動させてくれるオープンカーは安全です。
高速道路を走るオープンカーを見て、
「あの人、危なくない?屋根開けたまま走っていいの?」
などという人がいます。
ですが、ほんとうに危険なのはオープンカーではなく、ライダーがむき出しになっているバイクです。
バイクで事故を起こしたら、ライダーはひとたまりもありません。
高速道路を爆走するライダーこそ心配してあげるべき。
時速100kmのオープン走行は快適なのか?
話をオープンカーに戻します。
道交法的には問題のない「高速道路のオープン走行」ですが、屋根を開けたまま時速100kmで走るのは、はたして快適なのでしょうか。
これはノーです。
一般道を40〜50km/時で流すぶんには快適ですが、時速100kmでのオープンドライブは、ただただ激しいだけです。
お世辞にも快適とはいえません。
屋根を開けた場合の具体例
屋根を開けオープンカーで高速道路を走ると、どのようになるのでしょうか?
ゴー!というけたたましい風切り音が延々と鳴りつづけます。
音楽は聞こえませんし、同乗者との会話もできません。
激しい風が頭部に襲いかかります。
強い風圧で髪は乱れ、何本かは抜けて飛んでいきます。
目が乾きます。
同乗者が不機嫌になります。
他のドライバーから好奇の目を向けられます。
「どんなヤツか見てやろうぜ」ってなもんです。
だんだん恥ずかしくなってきます。
トンネル内は気温が高いことを知れるくらいがメリットというかただの発見で、総合的に見ればデメリットの圧勝です。
したがって高速道路のオープン走行は、快適ではないといえます。
高速道路をオープンで走るドライバーは、
- 意地
- 変人
のいずれかだと考えて間違いありません。
意地というのは「オープンカーは屋根を開けてこそ価値があるんだ」みたいな執着のこと。
まとめ
高速道路のオープン走行についてお伝えしてきました。
法律的にはなんら問題ありません。
道路交通法に「オープンカーで高速道路を走行してはならん。絶対ならん」などとは書かれていないわけです。
書かれていないということは、やっていいということです。
しかしながら、高速道路のオープン走行が快適かどうかというのは、また別の問題です。
これは、けっして快適とはいえません。
風圧でハゲそうになって、髪がボサボサになって、顔がパサパサになるドライブの、いったいどこに快適な要素があるのでしょうか。
高速道路で転倒したら
万が一、高速道路で転倒事故を起こしたら大変です。
というのも、オープンカーには屋根がないからです。
ロールバーが乗員の頭部を守るように設計されていますが、事故の衝撃によっては頭部がアスファルトにガリガリと擦れ、大根おろしのような酷い最期を迎えるリスクがあります。
できれば避けたい死に方です。
このように事故の観点からも、快適性の観点からも、高速道路では屋根を閉めて走るのが無難だといえます。
以上、屋根を開けたオープンカーで高速道路を走ることについてでした。
結論。法律では禁止されていないが、推奨しない。何にでもマヨネーズをかける食習慣のようなもの。禁止されていないが、推奨もしない。
オープンカーの購入が後悔に変わる瞬間について、当サイトにはこんな記事があります。
オープンカーの安全性に関して、当サイトにはこんな記事があります。
もしオープン走行中に転倒事故を起こしたら、乗員の「頭」はどうなってしまうのでしょう?
オープンカーの背もたれ後方にあるロールバーに関して、当サイトにはこんな記事があります。
オープン走行中の雨への対処法について、当サイトにはこんな記事があります。