本書には、アンチエイジングに関する情報が詰まっています。
老ける人と老けない人の差を、あなたはご存知ですか?
この記事では、根来秀行著『見た目とカラダとココロがまいにち若返る人の習慣』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『見た目とカラダとココロがまいにち若返る人の習慣』の要約と感想
まずは本書の要約から。
老ける人と老けない人の差は、毛細血管にある。
人は毛細血管とともに老いてゆくから、体の隅々に張り巡らされている毛細血管を元気に保つことが重要なのだ。
そのためは体内時計、ホルモン、自律神経に正しく働いてもらう必要がある。
今日からあなたもできるアンチエイジングのための生活習慣を紹介する。
以上がおもな内容です。
ふだん読書をしない方にも本書はおすすめです。
- イラスト付き
- ポイントが明確
など、読みやすい工夫がされているからです。
老けるってどいうこと?
アンチエイジングを考える前に、まずは「老ける」とはどういう現象なのかを確認しておきましょう。
老けるというのは、「肌、血管、筋肉、内臓など体のあらゆる機能が衰えること」だと著者は述べています。
すなわち老化は、単純に年をとることではないわけです。
80歳でも、体の細胞が若い人は元気です。
70歳でも、細胞の機能が衰えている人は老けて見えます。
この差はなぜ生まれるのでしょうか。
2種類の老化
老化には2種類存在します。
- 生理的な老化
- 過度な老化
生理的な老化というのは必然のものであり、私たちが争うことはできません。
90歳になっても20代のような見た目をキープすることは不可能です。
いっぽうで、実際の年齢以上に老けてしまうことを、著者は「過度な老化」と呼んでいます。
過度な老化は、日々の心がけしだいで防げます。
過度な老化を避け、老化スピードを遅らせる方法について書かれているのが本書です。
過度な老化を引き起こす「フリーラジカル」
私たちの老化を加速させてしまうのが、フリーラジカルという物質です。
取り入れた酸素が細胞内で使われる際などにフリーラジカル(活性酸素とは別物)は発生します。
過剰に発生したフリーラジカルは細胞を傷つける恐れがあるため、フリーラジカルを抑えることが、すなわちアンチエイジングにつながるわけです。
フリーラジカルの発生を抑える方法として本書では、
- よく眠ること
- 運動すること
- バランスよく食べること
- ストレスを溜めないこと
などが紹介されていました。
もちろんこれは大雑把な一覧で、本書ではより詳しく解説してあります。
たとえば、体内時計に基づいて考えると、おやつを食べるにも、筋トレをするにも「もっとも適した時間」というのが存在するといいます。
アンチエイジングのためには、おやつは15時、筋トレは夕方が最適だそうです。
こうした知識に「知りすぎていて困る」ということはありません。
ぜひ若々しく過ごす秘訣を学んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
毛細血管を健康に保つことが、若さにつながるといいます。
そのためには、
- 体内時計
- ホルモン
- 自律神経
これらを正しく機能させる必要があるとし、その具体的な方法が紹介されていました。
イラストがあり、ポイントがわかりやすい良書です。
読者が理解しやすいように工夫されています。
ところで、感情も老化するのをご存知でしたか?
感情の老化というのは、なにをするにもやる気が出ず、物事への興味を失ってしまうことをいいます。
感情のアンチエイジング には、計算や読書など、頭を使う活動が良いのだと著者は述べていました。
なるほど、読書がアンチエイジングになるそうです。読書が。
さっそくアンチエイジングに取り組んでみてはいかがでしょうか?
以上、根来秀行著『見た目とカラダとココロがまいにち若返る人の習慣』の要約と感想でした。
結論。年齢以上に老けたくない人は本書を読むべき。老化は止められないが、遅らせることはできる。ブレーキを踏むなら、1日でも早いほうが良い。こうしているいまも着々と老化は進んでいるから。