恋人と同棲を始めた場合、会社に報告すべきなのでしょうか。
これは一概にはいえません。
なせなら、あなたや同棲相手が会社から家賃補助や住宅手当などをもらっているかどうかによって、対応が異なるからです。
この記事では、
- 同棲しても会社に黙っていていいのか
- 同棲を報告すべきケースとはどんなものか
など、「恋人と同棲を始めたら会社に連絡すべきなのか」についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
恋人と同棲を始めたら会社に連絡すべきなのか
彼氏/彼女と同棲している事実を会社に伝える必要はありません。
なぜなら、会社にとって把握する必要がない情報だからです。
あなたが誰と交際していようとも、会社が行う源泉徴収や確定申告には影響がないため、会社側は知る必要がないのです。
「一緒に住んでいる」というだけで、立場上おふたりは恋人同士です。
つまり他人です。
新しい彼氏や彼女ができたことを会社に報告する義務がないのとおなじで(あるいは週末に遊園地デートをしたことなど)、同棲も伝える必要はありません。
世の中には同棲に否定的な考えを持っている人間もいます(はしたない、とか)。
悪い印象を与えかねないので、同棲の事実は伏せておいたほうが良いでしょう。
同棲にともなって引っ越した場合には、「引っ越した」事実だけを会社に伝えればOKです。
引っ越したことを伏せるのはアウト。通勤手当や事故発生時に問題がある。
同棲の報告義務が生じるケース
ただし、あなたの状況しだいでは同棲に報告義務が生じる可能性があります。
それは、会社から家賃補助や住宅手当などを支給されている場合です。
給料にプラスして家賃補助をもらっているのであれば、かならず会社の就業規則を確認してください。
就業規則がどこで見れるかわからない場合は総務部に確認。
就業規則は会社ごとに定められているものです。
なかには、「同棲している場合は家賃補助を支給しない」といった規則を設けている会社も存在します。
あなたと恋人で家賃補助を二重取りしないようにするための対策です。
同棲を黙っていたらどうなるのか
家賃補助をもらっていて、就業規則でも報告するよう記載があるにもかかわらず、会社に同棲を黙っていたらどうなるのでしょうか。
黙っていたら、就業規則違反になります。
ルールに従わなかったことになり、なんらかのペナルティを喰らいます。
厳重注意や始末書などの処分を受けることになるでしょう。
当然ながら査定や評価にも響きますし、同棲開始後に受けとった家賃補助を返還するよう会社から求められるかもしれません。
もちろん、会社にバレなければこうした事態にはなりません。
ですが、社内の誰かに同棲していることがバレてしまい、総務部や人事部へ密告されるリスクがあります。
交通費を貰いながら自転車で通う、みたいなセコいことはせず、同棲している事実を会社へ報告することをおすすめします。
まとめ
同棲を会社に伝えるかどうかについてご紹介してきました。
原則として、彼氏/彼女と同棲したことを会社に報告する必要はありません。
ただし、いずれかあるいは双方が引っ越しをしているはずですので、引っ越した事実だけは会社へ伝える義務があります。
住所が変わることで、通勤手当や事故が起こった際の労災など、諸々の変更が生じるからです。
同棲は伏せておいて良い。世の中には同棲に寛大ではない人間もいるから。
くわえて、あなたが会社から家賃補助や住宅手当をもらっている場合には、就業規則を確認してください。
会社のルールにしたがって対応する必要があります。
場合によっては会社から手当がもらえなくなったり、手当を減額されたりしますが、就業規則で定められているなら仕方ありません。受け入れましょう。
あなたは手当をもらっておらず、同棲相手が家賃補助をもらっている場合には、相手が勤務先の就業規則を確認することになります。
あなたがするべきことは何もありません。
以上、恋人と同棲を始めたら会社に連絡すべきなのか、でした。
結論。家賃補助などの手当をもらっていなければ、住所変更だけ申請すればOK。手当を支給されているなら就業規則を確認すべき。
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