マツダのNDロードスターは、トランスミッションをAT・MTから選択可能です。
人気があるのはMTですが、NDロードスターを買うならATをおすすめします。
なぜなら、MTはクラッチペダルが操作しにくい位置にあるからです。
この記事では、
- NDロードスターのMTを運転した感想
- クラッチペダルの位置について
など、「NDロードスターのMTが運転しにくい理由」についてお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
NDロードスターのMTが運転しにくい理由
これまで運転してきたマニュアル車のなかで、もっとも運転しにくかったのがNDロードスターです。
- トヨタ86
- スバルWRX
- ダイハツコペンローブ
- ホンダS660
などのMT仕様と、NDロードスターとの違いは、クラッチペダルの位置です。
マツダのNDロードスターは、フットレストとブレーキペダルが密接しています。
だから、クラッチペダルを踏もうとした左足がフットレストに当たります。
「フットレストに当たらないように……」と考えながら運転するのはストレスフルで、余計な神経を使うため疲れます。
クラッチペダルのスペースが窮屈
ロードスターのクラッチペダル周辺には余裕がありません。
したがって、
- クラッチを踏もうとした足がフットレストに当たる
- 同時にブレーキペダルまで踏んでしまう
などの操作ミスがしばしば起こります。
シフトチェンジするたびに「フットレストやブレーキペダルに足を当てないようにしよう」と気を遣うため、運転していて疲れます。
「いや、あなたの足がバスケットボール選手並みに大きいのでは?」
そう感じる方がいるかもしれません。
私の足のサイズは25.5cmで、運転時に履いていたのは一般的なスニーカーです。
足が特別デカいわけではなく、NDロードスターのペダルレイアウトに問題があるといえるでしょう。
ロードスターはMTが人気という謎
NDロードスターを買うユーザーは、過半数がマニュアルを選択しています。
……アンビリーバブルです。
購入した人たちは、ロードスターのMTに試乗したのでしょうか。
あの窮屈なペダルレイアウトに納得し、「運転していて楽しい」と感じ、オーダーしたというのでしょうか。
たとえるなら、スニーカーを履いた足でピアノを弾くようなものです。
「レ」の鍵盤を押そうとしたら、隣にある「ド」と「ミ」の鍵盤にも足が当たるのは避けられません。
この「レ」の鍵盤に相当しているのが、NDロードスターのクラッチペダルです。
「ド」がフットレスト、「ミ」はブレーキペダルです。
きっとNDロードスターのMTを所有しているオーナーは、
- 足のサイズが異様に小さい
- ピンヒールを履いて運転している
いずれかなのでしょう。
少なくともロードスターのMTは「男性向きではない」といえます。
まとめ
MT仕様のNDロードスターは、「マツダが作った車」らしくありませんでした。
ドライバーの自然な運転姿勢にこだわるマツダが、これほど違和感のあるペダルレイアウトで販売するとは、驚きです。
NDロードスターを買うなら、MTではなくATを選ぶのが良いでしょう。
MTはクラッチペダル「だけ」を踏むのが困難だからです。
ゆえにギアチェンジがしづらい。スポーツカーとして致命的欠点。
NDロードスターのMTを検討している方は、購入前にディーラーへ行き、試乗してみることをおすすめします。
ロードスターのMTを一度運転してみれば、この記事がけっして大袈裟ではないことがわかるはずです。
ひとまず、マツダのWebサイトへアクセスし、店舗ごとの試乗車情報を調べてみてください。
MTのロードスターが置いてあれば、そのままネット上から試乗予約が行えます。
ちょうど、歯医者や美容院とおなじで、予約を入れておくとスムーズです。
以上、NDロードスターのMTが運転しにくい理由でした。
結論。クラッチペダル周辺のスペースが窮屈。変速する気を削ぐペダルレイアウト。NDロードスターを買うならATがおすすめ。
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