ダイエットや健康のためではなく、脳のために運動をしてみませんか?
運動は、脳の機能を高めるといいます。
この記事では、陳冲、望月泰博著『頭を良くしたければ体を鍛えなさい 脳がよろこぶ運動のすすめ』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『頭を良くしたければ体を鍛えなさい 脳がよろこぶ運動のすすめ』の要約と感想
まずは本書の要約から。
運動をするメリットは、体を健全に保てることだけではない。
運動には頭の働きを良くし、心を整える効果がある。
運動の種類、行う時間帯や場所など、頭を良くするための運動について解説する。
以上がおもな内容です。
運動のモチベーションを上げたい方、脳ミソをもっと活用したい方に本書はおすすめです。
運動をすると頭が良くなる
「脳のために運動をしませんか?」
これが本書に込められたメッセージです。
したがって、体型維持や免疫力アップといった健康面でのメリットだけでなく、運動には脳機能を高める効果もあるのだと本書では述べられています。
運動をすることで具体的には、
- 情報処理効率が高まる
- 認知症の発症リスク低下
- 集中力アップ
- ストレスに強くなる
などといった効果が得られるそうです。
脳がパワーアップした結果として、仕事で成果を出し、より多くの収入を得ることができるかもしれません。
体重を減らし、ストレスを減らし、いっぽうで収入を増やせるのだとしたら、運動をしない手はないでしょう。
このように、運動にたいするモチベーションを高めてくれるのが本書の利点です。
どんな運動をすれば良いのか?
本書には、頭をよくするための運動について、いくつかのポイントが挙げられていました。
- 有酸素運動
- 5分でもOK
- 早い時間帯がおすすめ
- できれば自然の中で
- 継続すること
- 気持ち良さを感じること
- ノリノリで体を動かすこと
これらの条件を満たしている運動が、脳に良い影響を与えるそうです。
どうして自然の中がいいのか、無酸素運動ではダメなのかなど、根拠については、本書のなかで詳しく説明されています。
納得したうえで正しい運動を行うことができるでしょう。
まとめ
研究や実験に基づいた根拠を示しながら、「運動がなぜ脳に良いのか」を説いている本です。
学術的な色が強い、論文のように真面目な内容でした。
載っている情報については信頼できるものの、けっして易しくはありません。
「イラストが豊富で読みやすい本」などではない。わりとお堅い。
「本当にそうなのか?根拠はあるのか?」といった疑い深い方に本書はおすすめです。
以上、陳冲、望月泰博著『頭を良くしたければ体を鍛えなさい 脳がよろこぶ運動のすすめ』の要約と感想でした。
結論。運動は脳に良い。メッセージはこれだけ。あとは「どうしてそういえるのか」がデータを示しつつ述べられている。根拠を知りたい方に本書はおすすめ。いっぽうで「どうすれば良いのか」を手っ取り早く知りたい人には不向き。
本書と似た内容の本としては『脳を鍛えるには運動しかない!』があります。
ただ、こちらの本は分厚く、読むのが大変です。
『脳を鍛えるには運動しかない!』に比べれば、今回ご紹介した『頭を良くしたければ体を鍛えなさい 脳がよろこぶ運動のすすめ』のほうが読みやすいといえます。
内容がコンパクトにまとまっていている。