『逆境を生かす人 逆境に負ける人』の要約と感想

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逆境を乗り越えるコツを知っていますか?

逆境に負けないヒントは、心のレジリエンス(弾力性)にあるといいます。

 

この記事では、アル・シーバート著『逆境を生かす人 逆境に負ける人』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『逆境を生かす人 逆境に負ける人』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

ピンチをチャンスに変えられるかどうか。

重要なのは心の強さではない。弾力性だ。

不安定で混沌とした現代社会を生き抜く上で、弾力性(レジリエンス)は欠かせない。

 

「逆境を生き抜いた人」を40年以上にわたって研究してきた心理学者が、誰でも実行できる弾力性の高め方を伝授する。

 

以上がおもな内容です。

ピンチに強い心を手に入れたい方に本書はおすすめです。

破産する、恋人に振られる、詐欺被害に遭う、全身骨折する、病に倒れる、痔になる、浮気がバレるなど、人生にはさまざまな逆境があるので、誰もが知っておくべき。

 

心の弾力性を手に入れるシンプルな方法

弾力性(レジリエンス)というのは、心のバネを指しています。

 

ゴムボールを心に見立ててください。

ストレスがかかって変形しても、ググッと押し返して元に戻せる力、それが心の弾力性です。

つまり、ゴムボールのように柔軟で弾力性のあるメンタルを手に入れよう、というわけです。

 

では、どうすれば心の弾力性を手に入れることができるのでしょうか?

 

「どんな困難も自分には切り抜ける力がある」と決意すること、これだけでいいと著者はいいます。

むしろ、決意する以外に心の弾力性を手にする方法はないそうです。

弾力性を身につけるテクニックなど存在しない、と著者は断言していた。潔い。

 

家が全焼し、スポーツカーが廃車になり、飼い犬に逃げられ、クレジットカードを不正利用されたとしても、「自分なら切り抜けられる」と信じてさえいれば、逆境に負けることはありません。

 

 

ぜんぶ自分の責任

人生にピンチが訪れたとき、ただ心に弾力性があるだけでは、問題は解決しません。 

 

重要なのは、「自分ならできる! 」と鼻息を荒くすることではなく、アクションを起こして問題に立ち向かうことだからです。

そこで役立つのが、被害者意識を捨てること、だと著者は述べていました。

 

たとえば、パートナーに浮気をされたとします。

ここで「アンタのせいで人生がめちゃくちゃになった」とパートナーを責め立てることもできますが、被害者ぶってギャーギャーと喚いているだけでは、物事は解決しません。

 

そうではなく、いかに自分が対処するかを考えるべきだと著者はいいます。

別れるとか、頬をビンタするとか、浮気相手に慰謝料請求するとか、自分も浮気して復讐するとか。

 

被害者意識を抱いて他人のせいにしていては、積極的な行動は生まれないからです。

 

まとめ

本書に載っていたメッセージはシンプルなものでした。

  1. 自分ならできると決意せよ
  2. 被害者意識を捨てよ

おもにこの2つです。

 

なぜメッセージが2つしかないにも関わらず1冊の本に仕上がっているかといえば、この2つのメッセージを著者が何度も繰りかえしているからです。

著者は大事なことを繰りかえすタイプの人間らしい。

 

良くいえば、主張がわかりやすい。

悪くいえば、くどい、しつこい、もううんざり、ってなもんです。

 

たとえば、他のメッセージを盛り込む、本を薄くする、などの工夫があっても良かったのかもしれません。

 

とはいえ、本書の内容がレジリエンス向上に役立つのは事実です。 

ただ、ちょっぴりくどいだけで。 

 

逆境を生かす人 逆境に負ける人

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以上、アル・シーバート著『逆境を生かす人 逆境に負ける人』の要約と感想でした。

結論。自分なら逆境を乗り越えられると決意せよ。逆境を乗り越えることを前提に考えよ。被害者意識などゴミ箱に捨ててしまえ。被害者意識は、己の無力感を高めるだけだ。※繰り返し。