ブルース・リーについて知りたい方に本書はおすすめです。
本書には、彼が生まれてから32歳で亡くなるまでの記録が載っています。
この記事では、『ブルース・リー 命を焼きつけた100分』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『ブルース・リー 命を焼きつけた100分』の要約と感想
まずは本書の要約から。
NHK『アナザーストーリーズ運命の分岐点』という番組をもとに再構成したもの。
ブルース・リーがどんな少年で、なにをして育ち、なにがきっかけでカンフーを始め、俳優デビューし、そして命を落としたかが綴られている。
ブルース・リーの生き様や作品へのこだわりを知ることができる一冊。
以上がおもな内容です。
ブルース・リーの出演作を観たことがない方でも本書は楽しめます。
読めばきっと、彼の代表作である『燃えよドラゴン』を鑑賞したくなるでしょう
ブルース・リーの人生を知る
本書はブルース・リーの伝記だといえます。
彼がどんな人生を歩んだのか、どんなことを考えていたのかを知るのにぴったりです。
載っている情報に過不足がないため、本書を読めば彼についてザッと知ることができます。
文章量もけっして多くなく、早ければ1時間、遅くても3時間あれば本書はすべて読み切れます。
ブルースが喧嘩っぱやい少年だったこと、大学で哲学を学んでいたこと、当時のアクション映画はガンアクションとカーアクションが主流だったことなど、彼の人柄や時代背景について書かれていました。
ブルース・リー入門書として本書はおすすめです。
武術にスタイルを持たない
俳優であり武道家でもあったブルース・リーは、武術にスタイルを持たないことにこだわったといいます。
なぜなら、決まった型を持たなければ、どんなスタイルにも適合できるからです。
すべての流儀を利用するが、何ものにも縛られない。
目的に適うものであれば、どんなテクニックや方法でも用いる。
これが武術にたいするブルース・リーの考えです。
こうした姿勢の根底には、柔軟さを説いた孔子の教えがあるのだといいます。
スタイルに縛られないブルースのような柔軟性は、私たちにとっても重要ではないでしょうか。
なにかに固執せず、あらゆるものを取り入れることは、すなわち変化するということです。
変化スピードが速い現代社会においては、彼のような柔軟さがますます必要とされているのかもしれません。
電子書籍なんて嫌だ、電気自動車なんてバカげている、ウェアラブル端末などいらんなどと頑固になっていたら、時代に取り残される。変化が大事。柔軟さが大事。
まとめ
伝説の俳優ブルース・リーの生き様を知れる一冊でした。
SNSが普及している現代では、誰もが情報発信をし、「有名人ごっこ」に興じています。
なかには世間から注目され、スターとなる人物もいます。
「自分も有名になってチヤホヤされたい」という動機でアウトプットしている人もいることでしょう。
映画俳優としてスーパースターになったブルースは、その生活について「それほどバラ色でもない」と語っています。
彼は有名人になるのと引き換えに、プライバシーを失ってしまったからです。
もしあなたが「みんなから注目されたい」という願望を持っているとしたら、ぜひ本書を読んでみてください。
有名人の苦悩を知ることができます。
以上、『ブルース・リー 命を焼きつけた100分』の要約と感想でした。
結論。ブルース・リーの人生がギュッと詰まった一冊。読めば、なぜ彼がヌンチャクを振り回すようになったのかも知れる。
べつにヌンチャクが好きだったわけではい。他に理由があった。