「勉強を楽しむ方法がどこかに存在する」と思っていませんか?
残念ながら、勉強を楽しむテクニックというのはこの世に存在しません。
さらにいえば、そもそも勉強を「楽しい」と感じる必要すらありません。
なぜなら勉強というのは、モチベーションに関係なくただやるだけだからです。
この記事では、
- 勉強がつまらなくても問題ない
- 面倒でも勉強をする方法
など、「勉強を楽しくする方法も必要もないワケ」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
勉強を楽しくする方法も必要もない理由
勉強を楽しむ必要はありません。
なぜなら、勉強はレクリエーションではないからです。
つまり、そもそも勉強など楽しいものではない、ということです。
社会に出て使うことのない数学の証明、微分、あるいは国語の古文、理科のリトマス試験紙について学んだところで、楽しいわけがありません。
ゲームをして遊んだり、友達と映画を観に行ったり、家族と旅行をしているほうが楽しいに決まっています。
ですので、「勉強を楽しもう」という発想は捨ててください。
どれだけ頑張っても勉強は楽しくなりません。ムダな努力です。
どう頑張っても嫌いなヤツを好きになれないのとおなじ。
楽しくなくても勉強はできる
もしかしてあなたは、「勉強をする気になれないのは、勉強が楽しくないからだ」と考えていませんか?
だとしたら、それは勘違いです。
人間というのは、楽しくないことでもできるようになっています。
あなたは歯磨きを楽しいと感じますか?
99.9%の人間は、毎日の歯磨きに楽しさを見出せていません。
なぜなら、歯磨きはちっとも面白くない行為だからです。
たくさんの毛がついたブラシで歯をゴシゴシ擦る、これのいったいどこが楽しいのでしょうか?
歯磨きはつまらないにもかかわらず、私たちは毎日ブラッシングをつづけています。
つまり、つまらないことでも私たちは継続できる、ということです。
歯磨きをできる理由がわかれば、勉強にも応用できると思いませんか?
勉強をするために重要なのは危機感
まず答えを書きます。
勉強をサボらないようにあなたを動かしてくれるのは、危機感です。
危機感というのは「これをやらないと困る、マズい」という気持ちのことをいいます。
楽しくないのに毎日欠かさず歯を磨けているのは、
- 虫歯
- 歯周病
- 治療の痛み
- 治療にかかるお金
など、歯磨きをサボった先にあるダメージを避けたいからです。
「歯を磨かないと大変なことになる」という危機感が、あなたを動かし、歯を磨かせているわけです。
勉強もおなじではないでしょうか。
あなたがつい勉強をサボってしまうのは、「勉強をしないと将来どうなるのか」をイメージできていないからです。
けっしてあなたの意志力が弱いわけではありません。
「〜高校や〜大学に合格しなかったら殺す」と脅されたら、誰だって勉強する。
勉強をしなかったらどうなるのかを、ぜひ想像してみてください。
- 親に叱られる
- 三流大学に入学する
- 自尊心が低下する
- 自分はバカだと思い込む
- 劣等感を抱きながら生きる
- 周囲から下に見られる
- ロクな企業に就職できない
- ロクな収入を手にできない
- お金の心配をしながら暮らす
勉強をサボることで、あなたにはこのような未来がやってくる恐れがあります。
どうでしょう?
「嫌だな」と感じたなら、それは心に危機感が芽生えた証です。
ぜひその危機感を持ちつづけてください。
やる気が出なくても、楽しくなくても、危機感さえあれば勉強ができるようになります。
危機感は最強のエネルギーなのです。
まとめ
勉強が楽しくない悩みについてお伝えしてきました。
勉強が楽しくないのは普通のことなので、悩む必要はありません。
髪を洗うのが楽しくないのといっしょ。楽しむ必要もない。
ちなみに大人は、仕事が嫌になったら「転職」できます。
パン屋さんに飽きたから小説家になろう、みたいな感じです。
いっぽうで学生は、どれほど数学が嫌いでも、数学から逃れることはできません。
つまり「やる」以外の選択肢がないわけです。
だったらやるしかありません。
勉強が好きかどうか、楽しいかどうか、面白いかどうかは関係なく、ただやればいいだけです。
危機感をエンジンにして、勉強に取り組んでみてはいかがでしょうか。
以上、勉強を楽しくする方法も必要もないワケでした。
結論。勉強のやる気が出るのを待つのは、屁が出るのを待つようなもの。いつになるかわからない。危機感を抱くべし。将来にビビるべし。臆病になればなるほど、あなたは賢くなれる。
どんな風に勉強していますか?
勉強に集中できず困っていませんか?