背中の筋肉がガチガチに凝っていませんか?
背中が硬いと血流が滞ってしまい、さまざまな不調を引き起こすといいます。
ぜひストレッチを行って背中の柔軟性を取り戻しましょう。
この記事では、吉田佳代著『その不調、背中ストレッチが解決します。』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『その不調、背中ストレッチが解決します。』の要約と感想
まずは本書の要約から。
肩こり、腰痛、疲れ、冷え性、不眠、胃腸の不調など。
治りにくい不調の多くは背中が硬くなっていることが原因である。
肩甲骨まわりの筋肉をうまく使えていない、ということだ。
3週間で背中の柔軟性を取りもどすメソッドを公開。
ストレッチはカラーの写真付きで解説する。
以上がおもな内容です。
道具を使わずに、誰でも自宅で実践できるストレッチが紹介されていました。
背中の筋肉をほぐしたい方に本書はおすすめです。
背中が硬くなるのは老化現象
肩甲骨まわりを含め、背中が硬くなるのは老化現象のひとつだと著者はいいます。
つまり背中の凝りは、すべての人に関わる現象だ、ということです。
人間の体というのは、使わないとどんどん機能が衰えていってしまうそうです。
なぜなら、「この機能は必要ない」と体が判断するからです。
背中が硬くなっている方は、日頃の生活のなかで背中まわりの筋肉をうまく使えていないといえるでしょう。
肩甲骨まわりの筋肉が硬くなることで血流が悪化し、酸素や栄養はじゅうぶんに運ばれず、老廃物は排出されなくなってしまうといいます。
これでは、体のあちこちに不調が生じてしまうのも無理はありません。
ストレッチによって背中を動かしやすくしてやることで、日頃の生活でも背中を使えるようになるはずです。
背中握手ができますか?
背中の柔軟性をチェックする方法として、著者は「背中握手ができるかどうか」を基準としていました。
背中握手のやり方をご説明します。
片方の手を上(頭の後ろ)から背中に回し、もう片方の手を下(腰)から背中に回してください。
これで両手をギュッと握り合わせることができれば、背中の柔軟性については問題ないそうです。
背中握手ができた方は、交互の腕を反対にして再チャレンジしてみてください。
いずれかがやりにくければ、背中の筋肉が偏って凝っていることを意味します。
ストレッチを行って左右とも柔らかくしたほうが良いでしょう。
この「背中握手」ができる状態こそ、本書が目指している理想です。
背中握手が難なくできる方に本書は必要ないかもしれません。
背中で両手を握れなかった方は、ぜひ本書のストレッチを実践し、背中の柔軟性を高めてみてはいかがでしょうか。
筋肉をほぐして血流をスムーズにすることで、肩こりや腰痛、疲れ、冷え性、不眠などの改善につながるといいます。
まとめ
背中をほぐすためのストレッチ4種類が本書には載っていました。
4通りすべて写真つきで女性モデルがやり方を示しているため、ストレッチの方法を理解するのは難しくありません。
いずれもシンプルな方法ですので、すぐ覚えて実践できるはずです。
トレーニングは立った状態のまま行えるため、
- ヨガマット
- ストレッチポール
などの道具も不要です。
肩こりや腰痛を治すために整骨院や整体に通うのは、お金も時間もかかります。
ぜひ本書を参考にし、自宅でいつでも筋肉をほぐせるようになってみてはいかがでしょうか。
整体に毎日通うのは難しくても、ストレッチなら、毎日欠かさず行えます。
以上、吉田佳代著『その不調、背中ストレッチが解決します。』の要約と感想でした。
結論。肩こりや腰痛、冷え性に悩んでいるなら、背中の凝りを疑うべき。そして、ストレッチを行って改善すべき。