マツダのロードスターRFはターボエンジンを搭載しているのでしょうか。
答えはノーです。
ターボエンジンではなく、ロードスターRFは2Lの自然吸気エンジンを積んでいます。
ソフトトップモデルのNDロードスターは1.5Lの自然吸気エンジンですので、両者を比較すると、RFのほうがパワーがあるといえます。
この記事では、
- 2Lの自然吸気エンジンでも速いのか
- RFにパワー不足を感じる場面はあるか
など、「ロードスターRFの2L自然吸気エンジン」についてご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
ロードスターRFの2L自然吸気エンジン
マツダが製造・販売しているNDロードスターは、
- ソフトトップモデル
- RF
ともに自然吸気エンジンを搭載しています。
つまり、ロードスターにターボモデルは存在しない、ということです。
ターボエンジンにこだわる方は、ロードスターではない他の車を探したほうが良いでしょう。
2LのNAエンジンでも速いのか?
ロードスターRFに絶対的な速さはありません。
2Lの自然吸気エンジンが発するパワーは、必要十分といったところです。
加速力、トルクに関しては、デミオ(現MAZDA2)の1.5Lディーゼルターボモデルのほうが上回っています。
つまり、ロードスターRFに速さを求めるべきではない、ということです。
そもそもマツダは、ロードスターRFを「大人向けのスポーツカー」と位置づけています。
峠を元気よく走り回るのではなく、RFは優雅なドライブを楽しむための車だといえるでしょう。
速さでいえば、スバルのWRX STIが積んでいる2Lツインターボエンジンのほうが圧倒的なパワーを有しています。
ロードスターRFとおなじ2Lエンジンですが、ツインターボのおかげで、WRXの速さには凄まじいものがあります。
速さや楽しさを求めるならソフトトップ
ロードスターに速さや運転の楽しさを求めている方は、ハードトップのRFではなく、ソフトトップのロードスターを買うのがおすすめです。
トランシミッションはMTを選択すると良いでしょう。
なぜなら、ソフトトップモデルのほうがRFよりも軽いからです。
排気量は1500ccとRFにくらべて小さいものの、その軽量さと、エンジンを高回転まで回す気持ち良さとが相まって、NDロードスターは楽しいドライブ体験を与えてくれます。
RFはハードトップであることや、テレスコピックを採用していることから、車重がソフトトップモデルよりも重たくなっています。
くわえて足回りも柔らかいため、ロールが大きく、「峠を攻めよう」という気分にはなれません。
ロードスターRFは大人のための優雅なスポーツカーだということです。
まとめ
ロードスターRFの2L自然吸気エンジンについてお伝えしてきました。
RFの加速性能は「大したことない」といったところです。
そして、そもそもRFは速さを求めるようなクルマではない、ともいえます。
美しいスタイリングや、上質な内装、そしてオープンドライブという特別な体験を手に入れたい方にむけた、スペシャルな一台がロードスターRFです。
当然ながら「エンジンにターボを後付け」することもできませんので、ターボエンジンや加速力にこだわる方は、他のスポーツカーを探したほうが良いかもしれません。
ロードスターRFの加速力は、1.5Lディーゼルターボのデミオに劣ります。
ただし、操る楽しさではRFの圧勝です。
アバルト124スパイダーという選択肢【ターボエンジン】
ロードスターの兄弟車にあたるアバルト124スパイダーは、1.4Lのターボエンジンを搭載しています。
興味があれば、ぜひ124スパイダーについて調べてみてください。
アバルト124スパイダーは、広島製イタリア車です。
広島のマツダ工場にて生産。
つまり、イタリア車といえど工業製品として安心だということです。
以上、ロードスターRFの2L自然吸気エンジンについてでした。
結論。RFのエンジンに絶対的なパワーはない。だがロードスターRFには、カタログの数字だけを眺めていてもわからない楽しさがある。ディーラーへ行ってRFに試乗してみるべし。
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