自分という人間にあなたは満足していますか?
この記事では、堀田秀吾著『科学的に自分を変える39の方法』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『科学的に自分を変える39の方法』の要約と感想
まずは本書の要約から。
あなたは変わることができる。
人が変われるというのは、科学が証明している事実である。
性格や気質、行動、習慣、コミュニケーションの取り方について、変わりたい人に向け、世界中の研究データに基づく具体的なアクションを紹介する。
以上がおもな内容です。
あなたの短所を変えるヒントが、本書から得られるかもしれません。
39の問題点とは?
著者は39種類の短所を取り上げ、その解決方法を解説しています。
短所というのはたとえば、
- マイナス思考
- プライドが高い
- 完璧主義
- 優柔不断
- 時間にルーズ
- 誘惑に甘い
- 継続力がない
- 行動力がない
- 人見知り
- 緊張しやすい
- 嫉妬深い
などといった特徴のことをいいます。
このなかにあなたが該当しているものはありますか?
たとえばプライドの高さを自覚しているとして、それを自身で「直したい」と思っていなければ、直す必要はありません。
なぜなら、プライドが高いことそれ自体には、良いも悪いもないからです。
ただし、「プライドの高さが邪魔をして〜ができない」といったことで困っているなら、改善したほうが良いでしょう。
プライドがあなたの行動に制限をかけているからです。
プライドの高さに対処する術として、他者を褒めるべし、と著者は述べています。
理屈や詳細が気になる方は本書にてご確認ください。
「すべてに該当している人などいない」ことが本書の問題点
本書の問題点は、すべてのページが読者に関係しているわけではない点にあります。
つまり本書を買ったとして、あなたには関係のないページが多数ある、ということです。
以下のような特徴39種類が本書には載っています。
- マイナス思考
- プライドが高い
- 完璧主義
- 優柔不断
- 時間にルーズ
- 誘惑に甘い
- 継続力がない
- 行動力がない
- 人見知り
- 緊張しやすい
- 嫉妬深い
これらすべての短所を持っている人など、この世に存在しないでしょう。
すべてに当てはまっていたらとんでもないダメ人間。
したがってたいていの読者は、興味のないページ、読む必要のないページばかりだと感じてしまいます。
それから網羅性の高さと引き換えに、一つひとつの特徴について本書は、あっさりとしか触れていません。
プライドの高さについては「他人を褒めよ、以上」ってなもんです。
完璧主義については「あえて手を抜いてみよ、以上」ってなもんです。
短所を改善しようと思っても、本書の説明では物足りないといえます。
まとめ
人の性格や特徴について、広く浅く取り上げているのが本書です。
自分が該当している数ページのためだけにお金を払って本書を買うのは、おすすめしません。
エンゼルフィッシュを見るためだけに入館料を支払い、水族館に入るようなものだからです。
本書の内容が気になる方は、書店で立ち読みすると良いでしょう。
自分に該当しているページだけなら数分あれば読めてしまいます。
「そんなセコいことはしたくない」
そう思うマジメな方こそ、本書を立ち読みしてみてください。
プライドの高さに対処する術が紹介されています。
以上、堀田秀吾著『科学的に自分を変える39の方法』の要約と感想でした。
結論。役立つ3〜4つの情報と、興味のない35〜6の情報で構成されている本。完璧主義でマイナス思考、行動力がないくせに誘惑に弱い、そして時間にルーズって、そんな人間いない。
自分を変えるには、習慣を変えることです。
では、いったいどんな習慣を身につければ良いのでしょう。
答えは「成功者の習慣」です。
自分を高め、人々の役に立ち、お金を稼ぐ成功者の習慣に、あなたは興味ありませんか?
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