健康を維持する上で大事なのは、食事、運動、睡眠、それから掃除だといいます。
ふだん行っている家の掃除に、あなたは自信がありますか?
この記事では、松本忠男著『図解 健康になりたければ家の掃除を変えなさい』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『図解 健康になりたければ家の掃除を変えなさい』の要約と感想
まずは本書の要約から。
健康を維持する上で、正しい掃除は欠かせない。
なぜなら、家のなかにはハウスダストや細菌、ウイルスなどがつねに漂い、蓄積されているからだ。
掃除のやり方を間違えるとかえって病原菌が広がり、空気を通して私たちの体内に入り込んでしまう。
病原菌を吸い込んでいては、身体にさまざまな不調が起こるのも無理はない。
カラーの写真とイラストを使い、正しい掃除の方法をレクチャーする。
以上がおもな内容です。
自宅の掃除については、本書を読めば完璧だといえそうです。
場所ごとに細かく、わかりやすく掃除方法がまとめられている良書でした。
掃除についての知識がすべて詰まっている
自宅を清潔に保ちたい方は、ぜひ本書を読んでみてください。
なぜなら、正しく効果的な掃除の方法が本書に詰まっているからです。
掃除のやり方を読者が理解しやすいよう、カラーの写真やイラストが豊富なのも親切です。
本書にはさらに、
- 場所ごとの掃除方法
- 場所ごとの掃除用具
- 場所ごとのおすすめ洗剤
- 場所ごとの掃除頻度目安
なども書かれており、家の掃除に関していっさい不足がありません。
たとえばカーペットは、繊維の根本にカビやダニが隠れているといいます。
ローラーで掃除をしても表面に積もったホコリしか取れないため、カーペットは掃除機で吸うべきだと著者は述べていました。
ローラーをコロコロと転がすだけでカーペットの掃除を済ませていませんか?
もしかするとカーペットの根本では、カビやダニが繁殖しているかもしれません。
つまり、掃除方法が間違っている、ということです。
我流でやらず、掃除のプロに正しい方法を教わってみてはいかがでしょうか。
ゴキブリを寄せつけない掃除方法
自宅でゴキブリに遭遇したくない方は、かならず本書を読んでください。
ゴキブリを部屋に招かないための掃除方法が本書から学べるからです。
たとえばキッチンの換気扇やコンロまわりの壁、床には、油汚れとホコリが幾層にも重なったミルフィーユダストというベタベタ汚れが多くなりがちです。
このミルフィーユダストこそ、ゴキブリをはじめとした病原体が好む餌となるそうです。
ミルフィーユダストを放置しているとしたら、もはやゴキブリを餌付けしているも同然だといえるでしょう。
油汚れや魚焼きグリルの臭いは、ゴキブリをおびき寄せるといいます。
ゴキブリやダニ、カビを寄せつけないよう正しい掃除を行って、キッチンまわりを清潔に保ちませんか?
油汚れに効果的な掃除方法は、すべて本書に載っています。
まとめ
リビング、寝室、トイレ、風呂場、キッチンなど、場所べつに掃除方法が詳しく紹介されていました。
まるで「掃除の大辞典」のような本です。
ただし内容が細かいため、本書に載っている掃除すべてを実践するのは難しいかもしれません。
やるとしても相当な時間がかかります。
本書を理想としつつ、現実と折り合いをつけていくような形になるでしょう。
本書の指示をすべて実行しようとすれば、家にいる間はずっと掃除をしている状態に陥ってしまう恐れがあります。
以上、松本忠男著『図解 健康になりたければ家の掃除を変えなさい』の要約と感想でした。
結論。私たちがこれまで行ってきた掃除がいかに不十分だったかを教えてくれる本。本書を読めば、健康維持のために掃除をしたくなる。
節分で豆を投げて鬼を追い出しているヒマがあったら、まずはダニやカビを家から追い出すべき。豆なんか投げてる場合じゃない。