『イギリス式シンプル問題解決法!図解思考50のルール』の要約と感想

ビジネスシーンで使える図解思考がまとめてある本です。

イギリス式ということで、日本ではなかなか目にすることのないダイアグラムも載っていました。

 

この記事では、ケヴィン・ダンカン著『イギリス式シンプル問題解決法!図解思考50のルール』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『イギリス式シンプル問題解決法!図解思考50のルール』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

視覚的に考える上で、図は役に立つ。 

戦略や思考、アイディアをシンプルに表現できるからだ。 

 

ビジネスシーンで使うことを想定し、イギリスでよく用いられる50種類のダイアグラムとその使い方を解説する。

 

以上がおもな内容です。

図を使って物事を考えたい方にとって本書は参考になるかもしれません。

 

日本語訳がヘタクソ

ケヴィン・ダンカンが英語で書いたものを、日本語に翻訳してあるのが本書です。

ところが、その日本語訳に難がありました。

 

まるで翻訳ロボットを使って訳したかのような、直訳のような、なんとも読みにくい文章なのです。

たとえば、「〜ます」の濫用です。

ほとんどの文章を、訳者は「〜ます」で終わらせています。

 

〜ます、〜ます、〜ます、〜ます、〜ますってなもんです。

訳者の日本語力が低いのかもしれませんし、あるいは著者が、本書の内容を理解できていないのかもしれません。 

内容がよくわからないので直訳せざるを得ない、っていう。

 

それから、「こと」という表現も訳者は好んでいます。

「〜することにより、確認することが」といった具合に、一つの文章に「こと」が2回使われているなど、くどい味付けになっていました。

 

訳者による稚拙な日本語を上手な日本語へと整える「訳者」を、出版社はもうひとり選任するべきだったといえるでしょう。

 

 

紹介されている図について

図は、ビジネスシーンで使いやすいもの50種類が紹介されていました。

多くは、三角形、四角形、円のいずれかに分類できます。

 

たとえば三角形なら、「マズローの欲求五段階説」のようにピラミッドとして使ったり、三角形を倒して滑り台のような形で使ったりと、さまざまな活用方法が載っています。

 

残念ながら日本語訳は稚拙ですが、それでも著者の言わんとしていることはどうにか理解できるでしょう。

 

日本では馴染みのないダイアグラムなどもいくつか紹介されていました。

図解思考は、物事を考えるためのツールです。

 

ツールというのは、たくさん持っているほど価値が増します。

なぜなら、シチュエーションにもっとも合致している図を選び、使うことができるからです。

ドライバーを1本しか持っていないより、10本の大小さまざまなドライバーを持っていたほうが便利なのとおなじ。

 

そうした意味で、イギリス式の図解思考を学ぶことには意義があるといえるでしょう。

本書を読めば、あなたがこれまで知らなかったダイアグラムに出会えるはずです。

 

まとめ

図解思考に馴染みのない方には、本書をおすすめしません。

日本語が読みにくく、内容も「イギリス式」だからです。

 

まずは日本でよく使われている図解思考を学んだのちに、プラスアルファとして本書を読むのが良いでしょう。

 

いっぽうで、すでに図を用いて物事を考える習慣がついている方には、本書が役に立つかもしれません。

あなたが有している図のバリエーションを増やし、新たな視点や思考法をもたらしてくれる可能性が本書にはあるからです。

 

注意点として、本書は、精神的なゆとりがあるときに読むことをおすすめします。

ピリピリしているときに読むと、カタコトの日本語にイラつき、床や壁、あるいはソファに本書を投げつけたくなる恐れがあるからです。

著者のケヴィン・ダンカンがかわいそう。

 

以上、ケヴィン・ダンカン著『イギリス式シンプル問題解決法!図解思考50のルール』の要約と感想でした。

結論。図解思考に馴染みがあり、かつヘタクソな日本語にもイライラしない人向けの本。つまり上級者向け。

 

思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60

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図を用いた思考法を学びたい方は、まずこちらの本を読むのがおすすめです。 

基本的な思考法が網羅されている良書です。

文章に難はありません。