私たちの肌が本来持っている力を引き出せば、どんな敏感肌の人でもかならず美肌を目指せるといいます。
あなたの洗顔は「やりすぎ」ではありませんか?
この記事では、かずのすけ著『どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア』の要約と感想
まずは本書の要約から。
著者はアトピー体質だが、塗り薬を使わずに健康な肌状態を保てている。
その秘訣は、自身で考案した「オフスキンケア」にある。
オフスキンケアはアトピーだけでなく、敏感肌、ニキビ、毛穴、乾燥、シミ、シワなど、ほぼすべての肌の悩みを解決する。
正しい洗顔方法や洗顔料の選び方、おすすめの化粧品などについて解説する。
以上がおもな内容です。
美肌を目指したいすべての人に本書はおすすめです。
オフスキンケアのすすめ
本書を通じて著者は「オフスキンケア」なるものを推奨していました。
スキンケアをオフする、つまり過剰なスキンケアをやめ、必要最小限に止めることを意味します。
なぜなら、この世に最高の化粧品があるとすれば、それは肌が勝手に生成している天然保湿因子と皮脂だからです。
洗顔料で皮脂を根こそぎ落としたり、化粧水や乳液を顔にたっぷりつけたりするのではなく、なるべく肌には手を加えないようにすべきだと著者は述べていました。
保湿のために著者が使っているのは、セラミドが配合された化粧水だけだといいます。
乳液やクリームなどはいっさい使っていないそうです。
というのも、化粧品の力だけで肌が綺麗になることはないからです。
肌が本来持っている力を引き出すには、保湿剤やクレンジング剤の使用を控えておく必要がありそうです。
化粧品の成分について解説
著者は大学で界面活性剤の研究をしていたそうで、洗浄成分や化学物質に精通しています。
その知識が本書にギッシリ詰め込まれているため、本書を読めば、私たちも化粧品の成分に詳しくなれます。
たとえば、パラベンです。
防腐剤として使用されるパラベンについては、化粧品によく「パラベンフリー(もしくはノンパラベン)」などと記載されています。
つまりメーカーは、パラベン(防腐剤)を肌にとっての悪者だと捉えているわけです。
食品の「合成着色料不使用」みたいなもの。
ところが著者の意見は違います。
「パラベンは最も安全性が高い成分のひとつ。むしろ防腐剤無添加は肌荒れのもと」
著者はこのように述べていました。
なぜなら、化粧品にノンパラベンと記載があっても、安全性の低い他の防腐剤で代替している可能性があるからです。
あなたが使っている化粧水の成分表示を見てみてください。
その化粧水にパラベンは含まれていますか?
もしかして、ノンパラベンあるいは防腐剤フリーなどと表記されていませんか?
正しいスキンケアを行うためには、正しい知識が必要です。
正しい知識を身につけたい方は、ぜひ本書を読んでみてはいかがでしょう。
まとめ
美肌を目指すための秘訣を幅広く知れる良書でした。
- 化粧品の成分
- 毛穴パックがNGの理由
- 美白化粧品の効果について
- 肌荒れしやすい食べ物ランキング
- ニキビを薬で治療すべきでないワケ
- シャンプーのシリコンは悪者なのか
- 高級化粧水を少量か安い化粧水をたっぷりか
など、スキンケアについての知識が得られます。
それぞれの主張には根拠がセットになっているため、内容の信憑性は高いといえるでしょう。
つまり、テキトーな個人的体験談を垂れ流しているわけではない、ということです。
正しいスキンケアを行っているかそうでないかは、年を重ねるごとにその差がハッキリ出てきます。
40代、50代、60代になったとき、あなたがスベスベの美肌でいられるかどうかは、現在のスキンケアにかかっているわけです。
皮脂を敵視している方、化粧水や乳液、クリームを顔に何層も塗っている方などに本書はおすすめです。
そのスキンケアは間違っている可能性が高いからです。
以上、かずのすけ著『どんな敏感肌でも美肌になれる!オフスキンケア』の要約と感想でした。
結論。過ぎたるは猶及ばざるが如し。スキンケアもやりすぎは良くない。なにより、著者のようにセラミド入り化粧水ひとつで済むなら、お金がかからずラッキーでは。
こちらのセラミド化粧水などいかがでしょうか。
コストパフォーマンス抜群の商品です。