物理的なスピードメーターやタコメーターを廃止し、情報をすべて液晶パネルにデジタル表示する車が増えつつあります。
ですが、液晶パネルへの移行を「嫌だ」と感じている方もいるのではないでしょうか。
速度やガソリン残量などすべて、アナログな針と目盛りで示して欲しい、そう思っている車好きは少なくないはずです。
そこでこの記事では、
- 液晶パネルの偽物感
- アナログにしかないもの
など、「車の液晶パネルに表示されるデジタルメーターへの不満」を書きました。
ぜひ参考にしてみてください。
車の液晶パネルに表示されるデジタルメーターへの不満
- 速度
- ガソリン残量
- エンジン回転数
などの情報を、すべて液晶パネル内にデジタルメーターとして表示する車が増えています。
デジタルメーターを採用するメリットは、ユーザーが好きなように情報の種類や優先度を変えられること、だといえます。
タコメーターを大きく表示したいユーザー、速度メーターを中央に配置したいユーザーなど、それぞれの好みによってレイアウトを変えられるのが、デジタルメーターの強みです。
さらには液晶パネルにナビを表示できる車も登場しており(このとき速度メーターは画面端へ移動)、物理的なメーターをもった自動車は全体として減りつつあります。
アナログメーターはもはや時代遅れになりつつあるといって良いでしょう。
車好きはアナログメーターが好き
車好きにとって、各種情報のデジタル化は好ましくない傾向です。
なぜなら、デジタルメーターはダサいからです。
たとえば、腕時計で考えてみます。
腕時計マニアが好むのは、デジタル腕時計ではなく、アナログ腕時計です。
それも「機械式」などの古典的なギミックを好みます。
メカニカルな動きや、いくつもの歯車が合わさって一つの製品が動く仕組みに魅力を覚えるからです。
では、液晶パネルのついた腕時計に「アナログ腕時計の映像」を映し出したらどうでしょう。
これは時計マニアの心を惹きつけるでしょうか。
答えはノーです。
なぜなら、液晶パネルに映っているアナログ腕時計など、しょせんは偽物だからです。
ただ画面がピカピカと光って「アナログ腕時計」の映像を表示しているだけで、けっして本物ではありません。
自動車のデジタルメーターもおなじです。
実際にメーターの針が動いているのではなく、映像に映っている偽物の針が、自動車に合わせてそれっぽく動いているに過ぎません。
偽物が本物のカッコよさや魅力に勝てないのは当然です。
なぜなら、偽物だからです。
デジタルメーターには興奮しない
デジタルメーターには安っぽさ、カッコ悪さ、ダサさ、ちゃちさしかなく、お世辞にもカッコ良いとはいえません。
どれだけ高精細な映像だとしても、本物のスピードメーターではないのです。
アナログのスピードメーターっぽく見える、ただの映像です。
教習所にある運転シミュレーションマシンのようなもの。 しょせんリアルではない。
たとえば、Eカップのグラビアアイドルを想像してみてください。
- 生身のグラビアアイドル
- タブレット端末で見るグラビアアイドル
どちらのほうがあなたは興奮するでしょうか。
間違いなく「生身のグラビアアイドル」に興奮するはずです。
なぜなら、生身のグラビアアイドルは本物だからです。
タブレット端末で調べた画像には質量がなく、肌の質感が伝わってきません。
だからこそ、本物志向が強いユーザーほど、液晶パネルに表示されるデジタルメーターを嫌うのではないでしょうか。
ポルシェ911(992型)の5連メーターは、中央のタコメーターのみをアナログとし、他4つはすべてデジタルメーターを採用しています。
オプション設定でも構わないので、5連すべてアナログメーターを選ぶ余地は残しておいて欲しいものです。
1つ前の991型は5連すべてアナログメーターだった。
まとめ
デジタルメーターのダサさをお伝えしてきました。
腕時計を液晶パネル化し、そこへアナログ腕時計の文字盤を映す動きは見られません。
なぜなら、ダサいからです。
液晶パネルに映ったアナログ時計など中途半端でカッコ悪く、誰も欲しがりません。
自動車の液晶パネルもおなじです。
利便性を追求してメーター類のデジタル化を推し進めるほど、プロダクトとしての魅力が失われていきます。
なぜなら、液晶パネルに映るデジタルメーターはダサいからです。
まず高級車が採用しはじめたデジタルメーターは、現在では、国産コンパクトカーでさえ採用するにいたっています。
世も末です。
スピードメーターは運転中のドライバーがもっとも目にする部分です。
デジタル化で手抜きをし、先進感とかいうちゃちい映像でドライバーのテンションを下げない自動車が、これからますます重宝されることでしょう。
以上、車の液晶パネルに表示されるデジタルメーターへの不満でした。
結論。デジタルメーターはしょせん偽物。インパネが節操なくピカピカ光っていると、バカっぽく見える。DQNがやたら車を光らせたがるように。歩くと光る子どもの靴のように。
ダサい自動車に関して、当サイトにはこんな記事もあります。
車のナンバーは「1122」以外にしておくのが無難です。