『あたりまえすぎて気がつかない 問題解決の法則』の要約と感想

本書に読む価値はありません。

なぜなら、本書から本題解決の手法を学ぶことはできないからです。

 

この記事では、浜口直太著『あたりまえすぎて気がつかない 問題解決の法則』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『あたりまえすぎて気がつかない 問題解決の法則』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

生きている限り、誰もがさまざまな問題を抱えている。

だが、一般的な問題解決の本はたいてい難解で、わかりにくい。

 

だからこそ本書は、本を読むのが苦手な人でも読めるように書いてある

問題を見つけ、分析し、仮説を立て、解決するまでの手順について解説する。

 

以上がおもな内容です。

「本を読むのが苦手な人でもわかりやすいように書いた」と著者は述べていますが、実際のところそうではなく、彼はたんに高度な文章を書けなかっただけかもしれません。 

というのも、著者の文章はめちゃくちゃで、論理的ではないからです。

 

「問題」を定義しない不親切さ

本書のテーマは問題解決です。

では、「問題」とはそもそもなんでしょうか。

 

巷にあるさまざまな問題解決本では、「問題とは理想と現実とのギャップである」というように説明されています。

ところが本書には、「問題とは何か」という定義がありません

 

たとえるなら、幸せになるための方法を説いている本のどこにも「幸せとはどんな状態を指すのか」が書かれていないようなものです。

主題をハッキリさせていない時点で本書には読む価値がないといえるでしょう。

 

いちおう本書には、「問題とは何か」という下りが出てきます。

ですが、つづけて「問題があることは悪いことではない。問題は人を成長させてくれる。だからどんどん問題を持とう」などとわけのわからないことを著者は述べています。

 

自ら「問題とは何か」と提示しておきながら、問いに答えずスルーしているわけです。

著者は忘れっぽいのでしょうか。

 

 

「他人の相談に乗れ 」ってなんで?

あなたもなんらかの悩みを持っているのではないでしょうか。

  • お金のこと
  • 健康のこと
  • 家族のこと
  • 仕事のこと
  • 人間関係のこと
  • 脚が短いこと
  • 顔がデカいこと

など、誰もが大小さまざまな問題を抱えて生きています。

 

ところで本書には、「自らの問題を解決する方法」が書かれていました。

自らの問題を解決するためには、他人の相談に乗ると良いそうです。

なぜなら、他人の相談に乗ることで、失われがちな客観性を取り戻せるから、だそうです。

 

だからこそ、徹底して人の話を聞こう、同情しよう、励まそう、ともに決意しよう、といったことを著者は述べていました。

 

自分の問題を解決したいのに、他人の問題に首を突っ込めとは、いったいどういう了見でしょうか。

他人の問題を解決している余裕などありません。

なぜなら、自分の抱えている問題が山積みだからです。

 

「他人におせっかいを焼け」とは、とんだ問題解決の法則です。

客観性が重要だというなら、せめて「他人の相談に乗れ」ではなく「他人に相談しろ」とアドバイスするべきではないでしょうか。

 

他人という「客観的視点」を取り入れることで、自らの抱えている問題を俯瞰して見ることができるからです。

 

まとめ

本書を読んでわかったのは、著者が「徹底して」という言葉を好んでいる事実だけです。

 

  • 徹底して読書をしよう
  • 徹底して人の話を聞こう
  • 徹底的にマネしよう

といった具合に、ことあるごとに「徹底して」という表現を著者は用いています。

 

ただ読書をするのと、徹底して読書をするのとでは、いったいどのように違うのでしょうか。

そもそも「徹底して読書をする」とは、具体的にどんな様子を指すのでしょうか

イマイチわかりません。

 

とにもかくにも、本書には良い点が何ひとつありませんでした。 

徹底して探してみたにも関わらず、です。

 

したがって、本書を読むことはおすすめしません。

 

あたりまえすぎて気がつかない問題解決の法則

あたりまえすぎて気がつかない問題解決の法則

  • 作者:浜口 直太
  • 発売日: 2008/01/25
  • メディア: 単行本
 

以上、浜口直太著『あたりまえすぎて気がつかない 問題解決の法則』の要約と感想でした。

結論。表紙も含め、徹頭徹尾、残念な本。

 

www.shortshortshort.jp

問題解決について学ぶにはこちらの本がおすすめです。

問題解決の本質が書かれています。