1日にプッププップと何度もおならが出てしまう場合、食生活を改善したほうが良いかもしれません。
なぜなら、おならの回数と食事との間には、深い関係性があるからです。
つまり、おならがたくさん出てしまう原因は食生活にある、ということです。
そこでこの記事では、
- 早食いを控える
- 肉ばかり食べない
など、「おなら(屁)が出るのを防ぐ方法」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
おならが出るのを防ぐ5つの方法
そもそもおならというのは、
- 口から飲みこんだ空気
- 大腸内で発生したガス
これらの気体が混ざり、肛門から出たものをいいます。
ですので、おならが出る頻度を減らすためには、
- 空気を飲みこまないようにする
- 大腸内で生じるガスを抑える
といったアプローチが効果的です。
具体的な方法としては、
- 早食いを控える
- 飲み物に気をつける
- ストレスを溜めこまない
- 食物繊維を摂りすぎない
- 肉ばかり食べない
といった対策が挙げられます。
できそうなものがあれば実践してみてください。
おならの回数を減らせることでしょう。
1. 早食いを控える
早食いは、おならの量や回数が増える原因となります。
なぜなら早食いをすると、食べ物といっしょにたくさんの空気を飲みこみやすいからです。
通常、呼吸をして吸い込んだ空気は、気管を通って肺へ入ります。
そして、ふたたび気管を通り、口から体外へ放出されます。
ところが、短時間でガツガツと食事をすると、食べ物とともに空気が、肺ではなく「胃」に入ってしまうのです。
では、胃に入った空気はどうなるのでしょうか。
食道から胃に入った空気は、そのまま食べ物とおなじルートをたどります。
つまり、胃から小腸へ送られ、大腸を通り、肛門へたどりつき、プーってなもんです。
だいいち、血糖値スパイクを起こしやすい早食いは、健康に良いとはいえません。
健康のためにも、おなら防止のためにも、食事はゆっくり楽しむのがおすすめです。
2. 飲み物に気をつける
胃へ空気を送りこまないためには、飲み物にも注意が必要です。
たとえば、炭酸飲料はおならの原因になります。
なぜなら、炭酸飲料にはたくさんの炭酸ガス(気体)が含まれているからです。
飲みこんだ炭酸ガスは、ゲップとして口から出る場合もありますし、おならとして肛門から出ることもあります。
いずれにしても上品ではありません。
おならの多さを気にしている方は、炭酸飲料を控えるのが吉です。
それから、熱い飲み物にも気をつけてください。
熱いお茶やココアなどをズルズルとすすると、飲み物といっしょに胃に空気が入ってしまうからです。
胃に入った空気は、小腸、大腸、肛門、放屁というコンベアーに乗り、あなたを困らせます。
- 炭酸飲料
- 熱い飲み物
これらふたつにはご注意ください。
熱いお茶などは、ある程度冷ましてぬるくなってから飲むのが良いでしょう。
舌のヤケドとオナラを防げます。
3. ストレスを溜めこまない
ここまでは「口から飲みこむ空気」についてお伝えしてきました。
ここからは「大腸で発生するガス」についてご紹介します。
先述のとおりおならは、
- 口から飲みこんだ空気
- 大腸で発生するガス
これらの気体が混ざり、肛門から出たものをいいます。
したがって、大腸のガスについても対策をしなければなりません。
ストレスを溜めこんでしまうと、自律神経が乱れ、腸の働きが悪くなり、腸内で悪玉菌が増え、たくさんのガスが生じます。
しかも困ったことに、悪玉菌から生じるガスは臭いのです。
アンモニアやスカトールといった成分のせい。
ストレスが原因でおならの回数を増やさないためにも、ぜひ日頃からストレス発散を心がけましょう。
ストレスを解消するには、
- 運動をする
- 趣味に興じる
- ストレッチをする
- 大声で叫ぶ
などの方法があります。
ぜひご自身にあったストレス発散法を見つけ、実践してみてください。
さもなくば、臭いおならが(それもたくさん)出るハメになるでしょう。
4. 食物繊維を摂りすぎない
食物繊維は腸内細菌のエサとなります。
エサを得た腸内細菌は増殖し、腸内でたくさんのガスを発生させます。
結果として、おならが多くなってしまうのです。
食物繊維が多い食べ物としては、
- サツマイモ
- きのこ
- 豆
などが挙げられます。
あなたは焼き芋や干し芋などを好んで食べてませんか?
おならに配慮するなら、上のような食品はほどほどに摂るのが良いでしょう。
ただし、食物繊維によって腸内で増えるのは、悪玉菌ではなく善玉菌です。
善玉菌が作り出すガスは臭くありません。
したがって、食物繊維をたくさん摂ると、臭くないおならがたくさん出るようになる、ということです。
「臭くないオナラなら出ても良い」という方は、むしろ食物繊維をどんどん摂ることをおすすめします。
腸内環境を良くしてくれるので。
5. 肉を食べすぎない
タンパク質や脂質の多い肉は、腸内で悪玉菌のエサとなります。
つまり、肉をたくさん食べると臭いおならが出やすくなる、ということです。
あなたは肉を好んで食べていませんか?
牛肉や豚肉は美味しい食材ですが、食べた代償として、あなたの肛門から臭いガスを(それもたくさん)放出させる副作用があります。
「肉をいっさい食べるな」とはいいませんが、おならの回数や頻度が気になるようであれば、控えたほうが良いかもしれません。
とりわけ、おならが臭い方は肉類の摂取を控えましょう。
なぜなら、おならが臭いのは、腸内環境が良くないサインだからです。
タマネギやニンニクに含まれる成分もおならを臭くする。
まとめ
おならの量や回数を抑える方法についてお伝えしてきました。
- 早食いを控える
- 飲み物に気をつける
- ストレスを溜めこまない
- 食物繊維を摂りすぎない
- 肉ばかり食べない
ポイントは以上の5つです。
口から飲みこむ空気を減らし、腸内で発生するガスを減らせば、おならが出る回数は減ります。
おならの音や臭いで気まずい思いをしないために、ぜひ心がけてみてください。
以上、おならが出るのを防ぐ方法でした。
結論。食生活とストレスに気をつければ、おならの回数はグッと抑えられる。おならがたくさん出るよりは、出ないほうが良いに決まってる。
【参考文献】
腰越六郎『大好評!ガス"おなら"解消法』アーク書院、2018年
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