『1分間瞑想法』の要約と感想

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マインドフルネスの入門書です。

 

瞑想のやり方だけではなく、

  • 瞑想とは何か
  • マインドフルネスとはなんなのか
  • 実践するとどんなメリットがあるのか

などが、わかりやすい言葉で説明してありました。

瞑想やマインドフルネスに興味を持つ方に本書はおすすめです。

 

この記事では、吉田昌生著『1分間瞑想法』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『1分間瞑想法』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

集中力、感情のコントロール力、思考力、アイディア発想力、自信。

このなかで欲しいものがあるなら、あなたは瞑想を試してみるべきだ。

なぜなら、たった1分間の瞑想で、これらをすべて手にすることができるからだ。

 

それだけではない、疲れや不安、イライラ、ストレスといったネガティブな要素を、脳内から取り除くこともできる。

世界一簡単なマインドフルネス瞑想の入門書である。

 

以上がおもな内容です。

胡散臭い、大袈裟だ、このように感じた方もいるでしょう。 

もちろん、どんな感想を抱くも個人の自由です。 

 

ただ、試す前から「大袈裟だ」と決めつけて突っぱねるのと、本書を読み、実際にマインドフルネス瞑想を試してみるのとでは、雲泥の差があります。

1分間瞑想法の効果が大袈裟かどうかは、試してみてから判断しても遅くはありません

私は「良い」と感じました。 

 

マインドフルネス瞑想法のメリット

そもそも、マインドフルネス瞑想法とはなんでしょうか

 

  • 背筋をまっすぐ伸ばす
  • 鼻から空気を吸い鼻から吐き出す
  • 今ここに注意を向ける
  • ジャッジをしない
  • 自分の内面に気づく

こうした一連の動作がマインドフルネス瞑想です。

端的にいえば、ゆったり落ち着いて自分の感情と向き合おう、といったところでしょうか。

 

著者曰く、このように「何もしない時間」を作るのは重要なことだといいます。

なぜなら、脳を休めることができるからです。

 

あなたはしょっちゅうスマホをいじり、たくさんの情報をインプットし、脳を酷使していませんか?

それはたとえるなら、SAやPAに立ち寄らず、ずっと高速道路を運転しつづけるようなものです。

つまり、疲れてしまう、ということです。

 

サービスエリアでホッと一息つくように、マインドフルネス瞑想を生活に取り入れて、リラックスできる時間をとってみてはいかがでしょうか。

自分の内面に意識を向けることで、うつの改善や幸福感の向上など、メンタルに良い効果が現れるといいます。

 

 

結局どうなるのか?

マインドフルネス瞑想を行うと、結局のところ、なにが良いのでしょうか。

 

マインドフルネス瞑想を実践するメリットは、「今ここに集中して生きられること」だと著者はいいます。

 

私たちはたいてい、将来のことを考えて不安になったり、過去の嫌な思い出を蘇らせてネガティブな気持ちになったりしながら、日々を過ごしています。

多くの人が意識を向けているのは「今この瞬間」ではありません。

 

ただ、将来にも過去にも幸せはありませんし、そもそも未来も過去の「自分の頭の中だけのもの」であって、現実ではないわけです。

なぜなら、現実は今この瞬間だけだからです。

 

では、どうすれば「今この瞬間」に意識を向けられるようになるのでしょう。

その答えは「呼吸」だと著者はいいます。

 

呼吸に意識を向けることで、自ずと「今ここ」に集中できます。

そして、自分が今なにを思っているのか、どんな気分なのかを観察します。

 

ここで重要なのが「ジャッジしないこと」です。

たとえば、「元気がないからダメだなぁ」などと判断してはならない、ということです。

 

元気がない、という事実があるだけです。

けっして良いか悪いかはジャッジしません。

 

運転をしていて、後続車に煽られたときもおなじです。 

「煽られている」という事実だけを認識し、良いか悪いかはあえて判断しません。

ただ心のなかで「煽られているなぁ」と思うだけです。

車線を変更したり、道を譲ったりできればなお良し。 

 

このように瞬間、瞬間に目を向けていくと、「煽られた、ムカつく」というオートマチックな思考回路に気づくことができるでしょう。

煽られたら、すぐ、怒りモードのスイッチが入るよう(いつの間にか)思考回路ができてしまっていたのです。

 

後続車に煽られた出来事を良いか悪いかジャッジしなければ、感情は、自らコントロールできます。

結果、穏やかな心でドライブできるに違いありません。

 

まとめ

世界一簡単なマインドフルネス瞑想の入門書です。 

 

著者がタイトルを『1分間瞑想法』としているのは、瞑想というのは、継続してこそ意味があるからだそうです。

続かない瞑想には意味がない、と著者は述べていました。

最初は1分で、慣れたら10分でも20分でもOKとのこと。

 

誰でも簡単に続けられる瞑想法が、7つのステップにわけて紹介されています。

1日1ステップをクリアしていけば、1週間でマインドフルネス瞑想を習得できる構成となっていました。

 

マインドフルネスや瞑想は、宗教やスピリチュアルといった怪しいものではありません。

ぜひあなたも試してみてはいかがでしょうか。

 

1分間瞑想法

1分間瞑想法

  • 作者:吉田昌生
  • 発売日: 2016/10/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以上、吉田昌生著『1分間瞑想法』の要約と感想でした。

結論。マインドフルネス瞑想とはなにか、どのように行うのか、どんなメリットがあるのかがわかりやすく書かれている。良書。マインドフルネスや瞑想に興味がある方におすすめ。

人生を迷走している方にも。