世の中には、やたら車道側を歩きたがる男性がいます。
彼女よりも車道側を歩き、「おれが守ってやるから安心しろ」ってなもんです。
ところで、車道側を歩くのはそんなに危険な行為なのでしょうか。
歩道の車道側には、いったいどんなリスクが潜んでいるというのでしょう。
この記事では、
- 飛び石が直撃するリスク
- 車に轢かれるリスク
などに触れつつ、「車道側を歩く彼氏の滑稽さ」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
車道側を歩く彼氏の滑稽さ4つ
「危ないから」といって彼女よりも車道側を歩きたがる男性は、滑稽です。
なぜなら、歩道にそれほどのリスクは潜んでいないからです。
つまり、デート中に車道側を歩きたがる彼氏は大袈裟だ、ということです。
ためしに「どうして車道側は危ないの?」と彼氏に訊ねてみてください。
「どうしてっていわれても……」と彼氏は困惑することでしょう。
なぜなら、「男は車道側をあるものだ」というどこかで聞いた情報を、彼はただ盲信しているだけだからです。
ほんとうに彼女を大切に思い、あらゆる危険から彼女を守ろうとしている彼氏なら、レストランで彼女の料理を先に食べるはずです。
彼女の料理に毒が盛られていたら大変なので。
レストランで毒味もせず、彼女とならんで歩くときにだけ「おれが車道側を……」と得意になる彼氏は、いわゆる馬鹿の一つ覚え、というやつです。
1. 飛び石が直撃するリスク
彼が車道側を歩くメリットを考えてみます。
もしかすると、走行する車のタイヤが弾いた小石が飛んできて、歩行者の体に当たってしまうかもしれません。
そこで彼女よりも車道側を歩くことで彼氏は、「おれが盾になろう」とでも考えているのでしょう。
ただし幸運なことに、飛び石でケガをする歩行者は滅多にいません。
なぜなら、そもそも道路に小石が落ちていないからです。
かりに小石が道路に落ちていたとしましょう。
小石は運悪く車のタイヤに踏みつけられ、運悪く歩道に向かって飛び、そこに運悪くカップルが歩いていて、運悪く直撃するだなんて、どんだけ運が悪いんだって話です。
彼氏がここまで想定しているとしたら、心配性にもほどがあります。
まるで自分は宝くじに当たると信じている人の逆バージョン。
2. 水飛沫で濡れるリスク
雨が降って道路が濡れていると、走ってきた自動車に水を飛ばされる恐れがあります。
道路が濡れている状況なら、「おれが車道側を歩くよ」という彼の申し出は、ありがたいものなのでしょうか。
答えはノーです。
なぜなら、人間を横から見ると、その厚さは20cm程度しかないからです。
つまり、人体は薄くて盾としての役割を果たせない、ということです。
勢いよく車が走ってきたせいで、カップルに向かって水飛沫が飛んだとします。
彼の厚みは20cm程度しかありません。
そんな彼の体ですべての水を受け止め、彼女を濡らさないようにするためには、二人三脚のように二人がぴったり並んで歩いていることが必須条件です。
二人の足並みがそろっておらず、彼女のほうが先に歩いていたり、彼女のほうが後ろを歩いていたりしたら、二人とも水で濡れます。
彼氏が車道側を歩いたところで、走行してきた車に水をバシャっと飛ばされたら、濡れるときは二人とも濡れてしまうのが現実です。
3. 自動車に撥ねられるリスク
もっと恐ろしいところだと、自動車に撥ねられるリスクも考えられます。
ドライバーが運転操作を誤ったり、事故でクラッシュした車が吹っ飛んできたりして、車に轢かれてしまう危険性です。
車とぶつかった歩行者は、良くて骨折、たぶん半身不随か全身不随、悪くて死亡ってなもんです。
いずれの結末も穏やかではありません。
彼は車道側を歩くことで、このような危険から彼女を守ろうとしているのでしょうか。
いいえ、そんなことはありません。
なぜなら、もし本気で「車に轢かれるリスク」を考えていたら、(たとえ彼女のためでも)車道側を歩こうとは思わないからです。
彼は内心、「まさか車に轢かれるようなことはないだろう」と思いながら、「おれが車道側を歩くよ」と申し出ているに違いありません。
隕石が直撃するなんてありえない、と考えているようなもの。
早い話が、彼のパフォーマンスだ、ということです。
車に轢かれるはずないと思っているなら、彼氏ではなく、彼女が車道側を歩いていても問題ないわけです。
そこをあえて「危ないからおれがこっち歩く」といって車道側に回りこむ彼氏は、ナンセンスで、キザで、滑稽です。
4. 信頼の証
車道側を歩くことには、別の意味合いもあります。
たとえば、男女のカップルが並んで歩いているとしましょう。
車道側を歩いているのは彼氏です。
このとき彼女が思いきり彼氏に体当たりをしたら、彼氏は衝撃で車道に倒れ、走ってきたクルマに轢かれ、そのまま帰らぬ人となるでしょう。
つまり、車道側を歩く彼氏の行為には「君のことを信頼しているよ」という彼女へのメッセージが込められているのです。
しかしどうでしょう。
どう考えても、彼女が彼氏を突き飛ばし、殺すわけがありません。
なぜなら、そんな悪事に手を染めるメリットが彼女にはないからです。
彼氏のことが嫌いなら、とっくに別れているでしょう。
なんらかの理由で彼女が殺意を抱いているとしても、彼の殺害には別の手段を用いるはずです。
「歩道でタックルして彼氏を車道に倒したところへちょうど車が走ってきてドーン作戦」が採用されるはずがないのです。
失敗するリスクが高いので。
信頼の証として彼氏が車道側を歩いているとしても、やはり滑稽でしかありません。
「君はおれのことを殺したりしないって信じてるよ」って、当たり前の話だからです。
まとめ
車道側を歩く彼氏の滑稽さをご紹介してきました。
- 飛び石が直撃するリスク
- 水飛沫で濡れるリスク
- 車に撥ねられるリスク
- 信頼の証
どれをとっても滑稽です。
彼氏が車道側を歩いたところで、彼女を守る盾にはなりえず、信頼の証にもなっておらず、すべてパフォーマンスの域を出ていません。
無意味なパフォーマンスですが、彼は車道側を歩くことで「彼女に愛を示せている」と勘違いしています。
先述のとおり、彼氏が車道側を歩く効果はなに一つないにもかかわらず、です。
あなたが彼女であれば「まぁ優しくて素敵」などと思ってはいけません。思ったら損です。
なぜなら、彼の行為はパフォーマンスでしかなく、実際には歩道のどこを歩いてもリスクはおなじだからです。
車道側を歩く行為からいえるのは、
- 彼はあなたのことが好きだ
- 彼は物事の本質を考えない人間だ
この2つです。
後者は「滑稽だ」ともいえます。
以上、車道側を歩く彼氏の滑稽さでした。
結論。彼氏は意味がないことをして、得意げになっているだけ。「車道じゃない側」にだって、看板落下や塀倒壊のリスクはあるのに。そっちの危険は無視するのか。
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