初心者は複数ブログの運営に手を出してはいけない。
YouTubeへ投稿した動画でこう諭す、自称トップブロガーが存在します。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということわざとおなじ内容を、約9分におよぶ動画で彼は主張していました。
ようは、成果を出したければ1つのコトに集中しろ、というわけです。
そんな自称トップブロガーである彼は、ブログを飛び出してYouTubeにまで活動の幅を広げ、二足のわらじを履きました。
間も無くして、彼はコケました。
すなわち挫折、失敗です。
あなたがブロガーであれば、彼の失敗から学ぶべきことがあります。
この記事では、
- ブロガーとYouTuberの兼任
- 文章術と話術
など、「複数ブログの運営ダメと諭すブロガーのYouTube挫折から学ぶこと」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
「複数ブログの運営ダメ」と諭すブロガーのYouTube挫折から学ぶこと
「初心者は複数ブログの運営に手を出すな。ひとつのブログに専念しろ」
と諭していたブロガー兼ユーチューバーが、ユーチューバーとして挫折しました。
二兎を追った末路です。
とはいえ、YouTuberとして彼が失敗したのは仕方ありません。
なぜなら、ブロガーとYouTuber、両方で成功するのは容易ではないからです。
かりに2つのブログを運営する場合、ブロガーとして培ったノウハウを双方のブログで発揮できます。
- 文章術
- 表現力
- タイトルのつけ方
- 見出しの書き方
など、相乗効果が狙えるわけです。
いっぽうで、ブロガーとYouTuberは畑違いのジャンルであり、それぞれの活動で身につけたスキルは応用できません。
ブロガーとして成功し、YouTuberとして成功することは、複数ブログを運営するよりもずっとずっと難しいのです。
自称トップブロガーである彼のYouTube挫折は、然もありなん、ってなもんです。
複数ブログの運営がダメなのに?
初心者は複数ブログの運営に手を出すなと諭しておきながら、自称トップブロガーの彼はYouTubeに手を出し、そして失敗しました。
たとえるなら、「脇見運転はダメだぞ」と口を酸っぱくして注意していたおじさんが、脇見運転で事故るようなものです。
あるいは、「ケーキは太るから食べるな」と世話を焼いていたおばさんが、ケーキの食べ過ぎで肥満体になるようなものです。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」の一言で済む内容をわざわざ9分もかけて熱弁していた彼は、どうして二兎を追ってしまったのでしょうか。
「文章を書くのって楽しいな」とアピールしていた彼は、どうして文章を書かないYouTuberへの道を歩み出してしまったのでしょうか。
彼はいまにわかYouTuberとして、文章ではなく恥をかいています。
無様で、とても見ていられません。
自称トップブロガーの失敗から学ぶこと
彼の失敗から、われわれブロガーが学ぶべきことはなんでしょう。
たとえば、ブロガーとして成功しても調子に乗るべきでないこと、です。
ブログが月間150万PVを超え、ブログ収益が月100万円を突破すると、「おれは天才だ」ってな全能感にとらわれてしまうのかもしれません。
自らをインフルエンサーだと思いこみ、みんなが自分の一挙手一投足に注目していると錯覚し、さらなる成功とカネを手にするべく、YouTuberデビューを果たすのでしょう。
なぜなら、YouTubeはブログよりもはるかに稼げるフィールドだからです。
ただし、ブロガーとしての成功と、YouTuberとしての成功は別物です。
プロサッカー選手として成功をおさめたからといって、プロの料理人にもなれるわけではありません。
サッカーの技術と調理のスキルには、なんの関係もないからです。
同様に、ブロガーとしての実力と、YouTuberとしての実力もまた、なんの関係もありません。
自称トップブロガーのYouTube挫折は、「ブロガーとして成功してもYouTubeには手を出さないほうが良い」ことを示唆しています。
自称トップブロガーは自らの時間と労力を費やし、「YouTubeで成功」などという到底できっこない目標に立ち向かい、砕け散り、私たちブロガーに上の教訓を与えてくれました。
「複数ブログの運営ダメ」と諭す自称月収100万円トップブロガーの彼に、われわれは感謝すべきだといえます。
はじめて毒キノコを食べ、毒性を明らかにしてくれた人みたいなもの。進歩のために不可欠な犠牲。
まとめ
「複数ブログの運営はダメ」と熱弁していたブロガーが、畑違いのYouTubeに進出し、挫折しました。
毎日21時に投稿、とチャンネル説明欄に書かれているにもかからわず、3週間ちかく新たな動画投稿が行われていません。
言行不一致が彼の持ち味。
この事実をもって彼のYouTube活動を挫折、失敗と判断しました。
彼が投稿した動画の再生回数については、言わずもがなです。
あなたはブロガーでしょうか。
あなたがブロガーであれば、もっとも重要なのは、ブログで成功したらそのままブログ界隈にとどまりつづけることです。
ブロガーは文章の枠から出ないこと
Web媒体へ寄稿したり連載を持ったりするのは構いません。
「文章表現」の枠を出ていないからです。
ただし、私たちブロガーの武器である文章が通用しない場所、たとえばYouTubeなどには、進出しないほうがいいでしょう。
なんといってもYouTubeは、自称月間150万PVのトップブロガーをもってしても成功できなかった世界です。
ブロガーの持つスキルやノウハウでは、動画コンテンツ市場を攻略できないことを意味しています。
「複数ブログの運営ダメ」と諭しつつ彼は、もっと難しいブロガー兼ユーチューバーに挑みました。
たとるなら、「イカダで太平洋横断なんて不可能」と諭しつつ、ビート板片手に太平洋へレッツバタ足ってなもんです。
ユーモアあふれる彼からの警告を、すべてのブロガーが共有すべきです。
動画撮影や編集にかけた時間と労力をドブに捨て、恥をかいてまで伝えてくれた「YouTubeでの成功ってムズいよ」という彼からの警告を。
以上、「複数ブログの運営ダメ」と諭すブロガーのYouTube挫折から学ぶこと、でした。
結論。YouTubeはレッドオーシャン。クジラやサメ、シャチ、ヒトデなどでごったがえしている。近寄らないのが吉。
自称トップブロガーについて、当サイトにはこんな記事もあります。
自称トップブロガーがトップユーチューバーになれなかった要因は、こちらです。