世の中には、山で採れたキノコを親切心でお裾分けしてくれる人がいます。
がしかし、素人が山で採ってきたキノコほど恐ろしいものはありません。
なぜなら野生のキノコは、食べたら危険な毒キノコかもしれないからです。
他人からもらったキノコは、遠慮なく、すぐさまゴミ箱へ捨てることをおすすめします。
この記事では、
- キノコを捨てるのはもったいない?
- キノコを捨てるのは良心が痛む?
など、「人からもらったキノコを捨てるススメ」をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
人からもらったキノコは食べずに捨てましょう
あなたの知人や親族が山で採ってきたキノコには、毒キノコのリスクがあります。
間違っても食べるべきではありません。
そもそも日本には、5000〜6000種類ほどのキノコが存在するとされています。
そのうち、20〜30種類が毒キノコです。
なかには食べたら死んでしまう猛烈な毒を持つキノコも数種類あります。
たとえばドクツルタケは、1本食べただけで間違いなく命を落とす。
毒キノコといっても、見た目が縞模様だとか、赤い斑点があるだとかいった、わかりやすい特徴はありません。
一見するとふつうのキノコに見えて、じつは毒キノコだった、というケースも珍しくないのです。
天寿をまっとうしたい方は、野生のキノコを食べるべきではありません。
もらったキノコはすぐさまゴミ箱へ入れ、廃棄しましょう。
スーパーで売ってるキノコだけ食べる
私たちが安心して食べられるのは、スーパーで売っているキノコだけです。
なぜならスーパーで売っているキノコは、企業がその管理下で育てたものであって、社員が山に分け入って採ってきたものではないからです。
つまり、毒キノコが混ざっているリスクが限りなくゼロに近い、ということです。
スーパーで売られている、
- 舞茸
- 椎茸
- 松茸
- なめ茸
- エリンギ
- えのき茸
- ぶなしめじ
これらのキノコ以外は、生涯をとおして口にしないのが賢明だといえます。
他人が山で採ってきた野生のキノコを食べるなど、言語道断です。
「毒キノコかも」と思ったら
山で採れたキノコを人からもらったとします。
一瞬でも「毒キノコだったりしないよね?」という不安が脳裏によぎったなら、そのキノコは食べずに捨てるべきです。
なぜなら、「毒キノコかもしれない」という不安に怯えながらでは、食事を楽しめないからです。
かりに調理したキノコを食べたとしても、「美味しい」より「大丈夫かな?」の心配が勝つことでしょう。
不安に襲われるだけなら、まだマシです。
もらったキノコがほんとうに毒キノコで、食べたせいで猛毒に襲われたりしたら、シャレになりません。
自らの命を賭してまで、人からもらったキノコを食べる必要があるのでしょうか。
答えはノーです。
もらったキノコはすぐ捨てるに限ります。
たとえ見たことのない種類のキノコでも、ぶなしめじにそっくりなキノコでも、です。
キノコを捨てるのはもったいない?
- 捨てるなんてもったいない
- 頂き物を捨てるなんて失礼だ
このように考える方もいるでしょう。
たしかに、もらったのがお菓子や調理用のサラダ油だったら、捨てるべきではありません。
これらを捨てるのはもったいないからです。
ただし、何事にも例外はあります。
そして、キノコは例外です。
親しい知人からもらったとしても、野生のキノコだけは捨てるべきです。
食べずにキノコを捨てることにたいして、罪悪感を覚える必要はありません。
なぜなら、もし毒キノコを食べてあなたが死んでしまったら、キノコをお裾分けした人物が「悪人」になってしまうからです。
あなたにキノコをお裾分けした人物は、(あなたをあの世へ送った)罪悪感を背負ったまま、残りの人生を生きることになるでしょう。
あるいは罪の意識に耐えかねて、その人物は自ら命を絶ってしまう恐れもあります。
もらったキノコを食べずに捨てるのは、あなたや家族の身を守るだけではありません。
キノコをくれた人物を悪人にしないための行為、すなわち善人を善人のままにしてくための行為なのです。
当人の悪意なく、毒キノコが混ざっている可能性があります。
野生のキノコは、食べずに捨てるべきです。
自分だけでなく相手のためにも。
まとめ
人からもらったキノコの取り扱い方法についてお伝えしてきました。
人が山で採ってきた野生のキノコは、胃袋ではなくゴミ袋へ入れてください。
なぜなら、野生のキノコを胃袋へ入れたせいで、全身に毒が回り、悶え、苦しみ、人生の幕を閉じる恐れがあるからです。
がんや脳梗塞で死ぬ人がほとんどの現代において、毒キノコなどという前時代的な死因であの世へと旅立つ必要はありません。
例にもれず、がんや脳梗塞、あるいは老衰で亡くなりましょう。
そもそもキノコをお裾分けしてくれた人物は、あなたにキノコを渡し、あなたから感謝された瞬間に満足しています。
その後キノコがどんな末路をたどろうとも、その人物の幸福度には影響しません。
食べても捨ててもおなじなら、リスクを冒さず、キノコはポイッと捨ててしまうのが吉です。
以上、人からもらったキノコを捨てるススメでした。
結論。笑顔で貰ってすぐ捨てよう。あなたは悪くない。リスキーな野生のキノコを他人に配る人物がどうかしている。もらったキノコは胃袋ではなくゴミ袋へ。
ネットで毒キノコについて調べても、素人が判断するのは難しい。
食べ物に潜むリスクについて、当サイトにはこんな記事もあります。