たとえば、22時に営業終了するレンタルDVDショップがあるとします。
この店に21時50分(つまり閉店10分前)に入店するのは、お店にとって迷惑なのでしょうか。
営業時間が終了する間際であれば、入店は控えておいたほうが良いのでしょうか。
この記事では、
- 入店しても問題ない
- 肝心なのは退店時間
など、「閉店直前の店に入るのは迷惑なのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
閉店直前の店に入るのは迷惑なのか
営業時間終了が迫っている店に入ること自体は、なんら問題ありません。
なぜなら、ただ閉店時刻が近いだけで、まだ営業が終わったわけではないからです。
たとえば、22時閉店の店へ22時10分に行って「開けてくれ」と頼んだとします。
これは店側にとって大迷惑です。
お客が到着したのが「閉店後」だからです。
ただ、店に着いたのが「閉店前」であれば、遠慮は要りません。
入店し、ササッと用事を済ませれば良いのではないでしょうか。
閉店時間には店を出ること
世の中には、「閉店時刻までに商品をレジへ持っていけばセーフ」と考えている人がいます。
しかし、この認識は間違っています。
なぜなら、閉店時刻1分前にレジへ着いた場合、
- バーコードをスキャン
- 会計
- 商品を袋に詰める
- 店を出る
この過程で間違いなく閉店時刻を過ぎてしまうからです。
このお客は、営業終了時刻を過ぎても店内にいたことになるため、店側から「迷惑な客」だと思われても仕方ありません。
このお客がいるせいで閉店作業を始められないので。
22時閉店の店に21時50分に入店したなら、「22時までにレジに行く」ではなく「22時までに店舗から出る」ことを意識し、行動するのが正解です。
正解というのは、店に迷惑がかからない、ということです。
店側の事情について
店側の事情についてご紹介します。
たいていの店舗では、閉店15〜10分前から『蛍の光』を店内に流し、間もなく閉店することをお客に知らせます。
「もうすぐ閉店時刻になるから早めに会計を済ませてね」というメッセージ、暗黙の了解です。
『蛍の光』を流しはじめてからお客が入ってきら、その人物をスタッフは警戒します。
なぜならこのお客は、営業終了時刻までに買い物を終えらない恐れがあるからです。
営業時間終了後もお客が店内にいて、買い物をするということは、スタッフにとってそれだけ閉店作業が後ろ倒しになることを意味します。
- 店内にお客がいないか見回り確認
- 自動ドアの電源オフ・施錠
- 売上金額の集計
- 店内の照明消灯
など、スタッフが退店までに行わなければならない作業はいくつもあります。
ところが、営業終了時刻を過ぎてもお客が残っていると、スタッフはこれらの閉店作業をはじめられません。
お客がいるのに店内の電気を消すわけにはいかない。レジを閉めるわけにもいかない。
早い話が、スタッフの帰宅がそのぶん遅くなる、ということです。
店舗のスタッフはその多くがアルバイトです。
退店時刻がいつもより5分遅くなったからといって、5分余分に給料がもらえるわけではありません。
店による。
閉店後ものんびり買い物をしていたお客のせいで、そのぶんアルバイトスタッフはタダ働きをするハメになってしまうのです。
スタッフにとって迷惑でしかありません。
もしあなたが閉店間際の店に入ったときには、スタッフの気持ちを察し、「急いでます」ってな雰囲気を醸し、ササッと買い物を済ませ店から出ることをおすすめします。
まとめ
閉店直前の店に入るのは迷惑なのかどうかをお伝えしてきました。
閉店直前の店に入ること自体は、けっして迷惑ではありません。
ただ、店を出るのが閉店時刻を過ぎた瞬間から、「迷惑なお客」になってしまいます。
閉店2分前に会計を済ませたとしても、商品の袋詰めに時間がかかり、店を出たのが閉店時刻の5分後であれば、「ギリギリセーフ」ではありません。
買い物ができたという意味ではギリギリセーフですが、店舗スタッフにとってそのお客は完全アウトです。
閉店後ものんびりショッピングをしていた客は、たいてい裏でスタッフに悪口をいわれますのでご注意ください。
以上、閉店直前の店に入るのは迷惑なのかでした。
結論。営業時間終了の瞬間に、どこにいるかがポイント。店の外ならセーフ。店内ならアウト。
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