就寝中の歯ぎしりやいびきを防ぐために、マウスピースをつけたまま寝る人が世の中にはいます。
ところで、マウスピースをつけたまま寝るのは危なくないのでしょうか。
歯から外れたマウスピースが喉に詰まり、呼吸ができなくなり、窒息死してしまう恐れはないのでしょうか。
この記事では、
- 窒息死のリスク
- 窒息死の事例はあるか
など、「マウスピースをつけたまま寝たら窒息死する危険はあるのか」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
マウスピースをつけたまま寝たら窒息死する危険はあるのか
まず結論からお伝えします。
就寝中にマウスピースが喉に詰まり、息ができなくなって窒息死する心配はありません。
なぜなら喉にたいしてマウスピースは大きく、そもそも喉に引っかかるようなサイズではないからです。
あなたは、スマートフォンが喉に詰まって死ぬところを想像できますか?
おそらく想像できないはずです。
なぜなら、スマートフォンはサイズが大きく、喉に詰まるなど「あり得ない」と考えるからです。
マウスピースについても、おなじようにお考えください。
歯に沿った形をしているマウスピースは、喉の奥まで入りこんでしまうほどコンパクトではありません。
マウスピースで窒息死したケースはない
これまでに、マウスピースが喉に詰まって窒息死したケースはありません。
スマホが喉に詰まって窒息死したケースがないのとおなじです。
つまり、なんら不思議な話ではない、ということです。
いっぽうで、飴玉や餅を喉に詰まらせて息ができなくなり、命を落とす事故は国内でしばしば起こっています。
マウスピースによる窒息死を心配するよりは、飴玉や餅、ゼリーなどが喉に詰まる心配をしたほうが現実的だといえそうです。
マウスピースは就寝時に使ってOK
世の中では、いびきや歯ぎしりを防ぐための就寝時用マウスピースが売られています。
就寝時に使って良いマウスピースが売られているということは、マウスピースをつけたまま眠っても問題ない(窒息死したりしない)ということです。
商品説明欄のどこにも「就寝時には使用しないでください」とは書かれていません。
むしろ、「就寝時に着用することでいびきや歯ぎしりを防止します」というように、メーカーはマウスピースの着用を勧めています。
市販されているものだけでなく、歯医者でも自分の歯にあったマウスピースを作ってもらうことができます。
もちろん、就寝中の歯ぎしりやいびき改善のために、です。
間違っても歯科医師から「寝るときにはつけないでください」などとは忠告されません。
なぜなら、マウスピースが喉に詰まって窒息死するリスクは限りなくゼロに近いからです。
まとめ
マウスピースをつけたまま寝たら窒息死する危険があるのかどうかをお伝えしてきました。
端的にいえば、「窒息死の心配はないので安心してください」ってなもんです。
歯ぎしり防止のために、私自身もこれまでさまざまな市販のマウスピースを着用して眠ってきました。
無事に毎朝目覚めていますし、これまで窒息死しそうになったことも、マウスピースが喉に詰まりかけたこともありません。
もし就寝中に歯からマウスピースが外れたとしても、舌が口外へ押しだしてくれますので心配無用です。
間違っても就寝中の身体は、外れたマウスピースを「飲み込んでやろう」とはしません。
マウスピースをつけたまま寝るのは、靴下を履いたまま寝るようなものです。
死とは遠い行為であることをご理解し、ご安心ください。
それでも不安な方は、マウスピースをつけずに寝ることをおすすめします。
恐怖を抱えながら眠るのは精神衛生上よろしくない。緊張しているせいで安眠できない。
以上、マウスピースをつけたまま寝たら窒息死する危険はあるのか、でした。
結論。ない。私たちはそんな器用な死に方はしない。もしマウスピースの一部が喉に詰まったとしても(あり得ないが)、口内に残ってる部分を引っ張れば助かる。
マウスピースをお探しの方には、こちらの商品をおすすめします。
上の歯だけに固定するタイプなので、装着時の違和感が少ないのが特徴です(上下で固定するのが一般的)。
マウスピースが当たって歯茎が痛むリスクも抑えられるスグレモノです。