ブログやウェブサイトにグーグルアドセンスの広告を表示させているものの、ユーザーにクリックしてもらえず、悩んでいませんか?
忘れてはならないのは「クリックするかどうかはユーザー次第だ」ということです。
馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできない、というイギリスのことわざが示すように、ユーザーを操って広告をクリックさせることはできません。
ですが、アドセンス広告をクリックしてもらうための工夫ならできます。
そこでこの記事では、
- どんな記事の内容が良いか
- 広告のタイプや位置はどれがベストか
など、「アドセンス広告がクリックされない原因と対処法」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
アドセンス広告がクリックされない原因と対処法
馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできない。
この言葉がすべてを表しています。
ユーザーを自分のサイトやブログに呼び込むことはできても、広告をクリックさせることはできません。
コントロールできない領域について悩んでも無意味ですので、自分が工夫できる領域に目を向けてみます。
私たちサイト運営者が工夫できるのは、
- 記事の内容
- 広告のタイプ
- 広告の表示位置
この3つです。
これらの要素を最適化し、クリックしてもらいやすいサイト環境を用意するところまでが、われわれにできる範囲です。
肝心の「広告をクリックするかどうか」は、ユーザー次第であって、どうにもなりません。
ユーザーの気を引く広告が自サイトに表示されていることを祈りましょう。
1. 記事の内容
アドセンス広告には、クリック単価が高い「儲けやすいジャンル」が存在しています。
- 美容
- 健康
- マネー
- ダイエット
などの分野です。
ただしこれらの儲けやすいジャンルには、
- 競争が激しい
- 個人のサイトが上位表示されにくい
といった負の側面があります。
あなたが個人ブロガーであれば、上のような儲かるジャンルで戦って勝つのは難しいかもしれません。
なぜなら、いずれのジャンルにおいても、Googleがサイトの権威性を重視するようになってきているからです。
端的にいえば、素人が書いた大腸がんの記事は、病院が運営するウェブサイトに掲載されている大腸がんの記事に負ける、ということです。
素人が書いた文章には信頼性がないので。権威ある者の意見を重視する。
健康やダイエット、資産運用に関わるキーワーで、個人ブログの記事が上位表示を目指すのは難しいでしょう。
ただ、大手が触れていないニッチなテーマで記事を書けば、健康やマネーの分野においても上位表示はじゅうぶん狙えます。
アナリティクスで分析する
アドセンス広告で稼ぐためには、「自分のサイトの広告をクリックしているのは誰なのか」を把握しなければなりません。
Googleアナリティクスを用いれば、
- 性別
- 年齢層
ごとの、アドセンス広告クリック率やクリック回数を調べられます。
もしあなたの運営するサイトがおもに「50〜60代の男性」によって利益がもたらされている(広告がクリックされている)としたら、彼らに向けた記事を増やすのが得策です。
運営しているサイトの属性がわかれば、 美容やマネーといった競争の激しいジャンルに乗り込まなくても、アドセンス広告で稼ぐことができます。
たとえば、おじさんが好きそうなクルマの記事を書いたとします。
そして、狙いどおりおじさんが記事にアクセスしました。
Googleアドセンスは賢いので、ユーザーの属性を考慮し、ここで「薄毛治療の広告」を出したりもします(自動車関連の広告ではなく)。
このおじさんがあなたのクルマ記事を読んで「薄毛の広告」をクリックしてくれたとしたら、あなたは群雄割拠の薄毛ジャンルに乗りこむことなく、薄毛広告による報酬を手にしたことになります。
早い話が「広告をクリックしてくれる層にあわせて記事を書く」ということです。
2. アドセンス広告のタイプ
Googleアドセンスが提供する広告には、
- ディスプレイ
- インフォード
- 記事内
- 関連コンテンツ
- リンク
など、さまざまな種類が存在しています。
ユーザーのクリック回数を増やすためには、最適な広告タイプを選ばなければなりません。
とはいえ、それぞれを配置してテストし、収益を調べ、効果的な広告をイチから探っていくのは時間の無駄です。
どの広告が収益率が高いかは、知識として体系化されています。
体系化された知識を学べば、自分で試す時間と労力をカットできます。
ゲームの攻略本を買うようなもの。
アドセンス広告に関しておすすめの書籍がありますので、記事の最後でご紹介します。
3. アドセンス広告の表示位置
広告をどこに表示するか、どれくらいの数表示するかも重要です。
たくさん稼ぎたいからといって広告をベタベタと貼ってしまうと、ページを訪問したユーザーに嫌悪感を与え(見にくいので)、そのまま離脱されてしまうかもしれません。
アドセンス広告を貼りまくるのは良くありませんが、かといって控えめにし過ぎると、機会損失が生じかねません。
広告は多すぎず、少なすぎず、最適化を目指すべきです。
広告の表示位置や表示数についても、「収益が増えるやり方」が体系化されています。
自ら発見するのは時間の浪費ですので、先人の検証結果に学ぶことをおすすめします。
はじめての肉じゃがをレシピを見ずに作るようなもの。レシピを見たほうが早いし、ウマい。
まとめ
アドセンス広告がクリックされない原因と対処法をお伝えしてきました。
広告をクリックするかどうかはユーザー次第で、私たちにはどうすることもできません。
ですが、その前段階である、
- どんな記事を書くか
- 広告のタイプはどうするか
- 広告の位置や表示数はどうするか
といった要素は、自ら決めることができます。
むしろ、コントロールできるのはこれらの要素だけです。
馬を水辺に連れて行くことはできても水を飲ませることはできない、というイギリスのことわざを胸に、焦ることなく、いまできる作業に取り組みましょう。
もしかしたら段差があって水を飲みにくいのかもしれませんし、水が濁っていて飲む気になれないのかもしれません。
私たちにできる工夫はあるはずです。
以上、アドセンス広告がクリックされない原因と対処法でした。
結論。広告がクリックされるかどうかはユーザーの気まぐれ。コントロール不可の領域で悩まず、コントロールできる範囲に働きかけよう。
Googleアドセンスに関して学びたい方には、こちらの本がおすすめです。
ゲームでいうところの攻略本です。
ブログ運営に関して、当サイトにはこんな記事もあります。