薬やサプリメントといった錠剤のなかには、「喉に詰まって死ぬのでは?」と不安になるほどサイズが大きいものがあります。
そもそも錠剤を飲むのが苦手な人や、サイズが大きくて窒息死しそうな恐怖を感じている人は、錠剤にどう対処するのが良いのでしょうか。
この記事では、
- 飲まない
- 大量の水で流しこむ
など、「大きい錠剤が苦手で飲めないときの対処法」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
大きい錠剤が苦手で飲めないときの対処法3選
飲もうとした錠剤が大きすぎると感じた場合、あなたがとるべき行動は3パターンあります。
- 飲まない
- 大量の水で流しこむ
- 錠剤を砕く
ご自身にもっとも合う方法はどれか検討してみてください。
1. 飲まない
錠剤が大きくて飲めそうにないときに、無理をしてまで飲むことはありません。
あなたが飲もうとしているのが、薬ではなくサプリメントであれば、飲むのはあきらめてゴミ箱へ捨ててしまいましょう。
健康のためのサプリメントが喉に引っかかって窒息死したら、シャレにならないからです。
とりわけ海外製のサプリメントは、日本製のものにくらべてサイズが大きい傾向にあります。
外国人のデカい体に合わせて作られているのか、飲みやすさを考慮していないのかは不明だが。
外国製のビッグ過ぎるサプリメントを断念した方は、メイドインジャパンの飲みやすいサプリメントを買い直すと良いでしょう。
世の中には、飴玉のようなサイズをしたサプリメントが存在しています。
そして、(本物の)飴玉を喉に詰まらせ、窒息死する事故もしばしば起こっています。
身の危険を感じるほど大きなサプリメントや薬の錠剤であれば、窒息や嘔吐のリスクを考慮し、飲まないでおくことをおすすめします。
たった1粒の錠剤に、あなたの命を賭けてまで飲む価値はありません。
2. 大量の水で流しこむ
どうしても錠剤を飲む必要があるなら、大量の水とともに流しこむ方法を試してみてはいかがでしょうか。
やり方は簡単です。
まず、口のなかに飲むべき錠剤を入れます。
次に、口いっぱいに水を含みます。
水のなかに錠剤を漂わせ、錠剤が口内のどこにあるのかわからないようにします。
錠剤の居所があやふやになったところで、口内の水をいっきにすべて飲んでください。
水といっしょに錠剤も飲みこめているはずです。
ただし、この方法にも若干の「喉に詰まるリスク」がありますので、リスクや苦しさを避けたい方には次の方法をおすすめします。
3. 錠剤を砕く
大きな錠剤にたいしてもっとも効果的なのは、錠剤を砕いてしまう方法です。
錠剤を砕いてバラバラにし、小さくなった錠剤を飲むわけです。
粉々に砕いてしまえば、錠剤が喉に詰まって窒息死するリスクはゼロに近いといえるでしょう。
錠剤の形を変えて粉薬にするようなイメージです。
形状が変わっているだけで成分は変わりませんので、錠剤を砕いてもなんら問題ありません。
錠剤を(飛び散らないよう)ビニール袋などに入れ、テーブルの上に置き、硬い物で潰せば砕けます。
ピルクラッシャーを使えば、錠剤を粉砕できます。
木っ端微塵になった錠剤(もはや粉薬)なら、抵抗なく飲むことができるでしょう。
ピルカッターは、粉々に砕くのではなく、錠剤を真っ二つに切るグッズです。
真っ二つに来るということは、錠剤の大きさが従来の2分の1になるということです。
錠剤の飲みやすさがグッと増すのではないでしょうか。
ただしいずれのグッズも、表面がコーティングされている薬やサプリメントには使用できません。
世の中には「潰してはいけない薬」が存在しますのでご注意ください。
たとえば、カプセルタイプのものはダメ。胃ではなく腸でカプセルが溶けるようにコーティングされているものがある。
まとめ
大きい錠剤が苦手で飲めないときの対処法をお伝えしてきました。
- 飲まない
- 大量の水で流しこむ
- 錠剤を砕く
錠剤がサプリメント(つまり健康食品)であれば、無理をしてまで飲むことはありません。
捨てて小さい錠剤のものを買い直すか、クラッシャーで粉々にして飲むのが良いでしょう。
サプリメントではなく大きな薬の錠剤でお悩みの方は、おなじようにピルクラッシャーやピルカッターで砕いて飲むか、医師・薬剤師に相談するのがおすすめです。
医師や薬剤師に相談すれば、錠剤から粉薬(散剤)へ変えてもらえるかもしれません。
世の中には、「粉薬はむせてしまうから飲めない」という人も存在しています(だから錠剤を飲む)。
薬やサプリメントは、ご自身にあった方法や形状で飲むのが一番です。
どんな形をしていても、成分の作用や効果は変わりません。
茶碗に盛った白米も、おむすびにした白米も、どちらも白米には変わりないのとおなじです。
以上、大きい錠剤が苦手で飲めないときの対処法でした。
結論。断念するか、水で流しこむか、砕くか。医師に相談する手もある。
錠剤を「切る・砕く」方法を選ぶ方は、このような専用グッズを使ってみてください。
不快な思いや窒息死を避けるための工夫です。