『最高のデスクワーク』の要約と感想

私たちは、睡眠とおなじかそれより多くの時間を、デスクワークに費やしています。

 

デスクワークに長時間を割いているからこそ、ちょっとした心がけや工夫をするだけで、集中力や創造力の大きな違いを実感できるといいます。

最適な姿勢と最適な環境でデスクワークに励みたい方にとって、本書は参考になるかもしれません。 

 

この記事では、猪俣武範監修『最高のデスクワーク』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『最高のデスクワーク』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

睡眠とならび、現代人はデスクワークに多くの時間を割いている。

デスクワークを工夫することで、あなたはこれまでよりも創造的かつ生産的な仕事ができるようになるだろう。

 

疲れにくい姿勢、環境、仕事の効率を高めるスキル、集中力をアップさせるコツなど、デスクワークの質を高める方法を解説する。

 

以上がおもな内容です。

本書には、やや硬い印象を受けました。

イラストや図解はほとんどなく、説明は文章がメインです。

 

似たような「効率や集中力アップ系」のビジネス書とくらべて、本書は、読み応えがあるほうだといえるでしょう。 

 

広く浅い知識が羅列してある

最高のデスクワークを実現するためのノウハウが紹介されていました。

 

さまざまな情報が載せてあるいっぽうで、個々の説明はどれもサラッとしています。

幅広い知識を提供することに重きを置いていて、説明がやや薄っぺらくなっている、というのが本書の全体的な印象です。

 

たとえば、「心を整える方法としてマインドフルネスがある」と書かれていますが、本書には具体的なマインドフルネスのやり方が書かれていませんでした。

「マインドフルネスが良いよ」という情報だけを本書は提供していて、そこから先は読者任せです。

 

マインドフルネスに興味を持ったら自分で調べてね、ってなもんです。

 

マインドフルネスに限らず、本書は終始このようなスタイルを貫いています。

本書を読んでいるうちに、あなたはまるで「あれが良いらしい。あと、これも良いんだって」という話を延々と聞かされているかのような気分になることでしょう。

 

幅広い知識が紹介されているものの、いずれも説明が浅く、良心的な本だとはいえません

 

 

構成がバラバラで雑

本書の構成はイマイチです。

 

たとえば、気分は腸で作られているから腸内細菌のバランスを整えることが重要だ、と本書には書かれていました。

ですが、例のごとく詳しい説明は載っていません。

 

腸の調子は腸内細菌のバランスで決まるんだよ、以上、という具合です。

どんな食事をすれば腸内細菌を整えられるのかわからないまま、モヤモヤとした気分で本書を読み進めます。

 

すると、しばらく経ってからふたたび「腸内細菌」の話が登場し、今度は腸に良い成分や食べ物について読者に詳しく紹介しているのです。

 

まるで家族や友達に「あのさ、あ、やっぱいいや。何でもない」といわれ、釈然としない気持ちで過ごし、翌日になって「昨日のアレなんだけど」と詳しい説明を受けるようなものです。

小分けにするんだったら一度にまとめて伝えて欲しい、そんな気分になりました。

 

『最高のデスクワーク』の構成は、サイテーでした。

 

まとめ

不親切な本です。

というのも、表面的な知識や情報だけをたくさん紹介しているだけで、いずれも詳しい説明は省略しているからです。

 

「監修」という言葉から推測するに、本書は編集者やライター等が文章を書き、最後に医師である猪俣氏がチェックをした、といったところでしょうか。

だとすれば、個々の詳しい説明が省かれている点に納得できます。

 

あなたがデスクワーカーであれば、まずは「疲れない座り方」に特化した本を読むことをおすすめします。

座り姿勢を整えるだけで、肩こりや腰痛といった不調を抑えることができるからです。

 

以上、猪俣武範監修『最高のデスクワーク』の要約と感想でした。

結論。広く浅い知識をまとめた本。「下手な鉄砲も数打てば当たる」といわんばかりに、さまざまな情報が載せてあり、結局なにが大事なんだかわからない。最低の読後感。

 

www.shortshortshort.jp

疲れにくい座り方については、こちらの本が参考になります。 

 

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あなたが在宅ワーカーであれば、スタンディングデスクの導入をおすすめします。