世の中には、博多弁に憧れを抱く人がいます。
福岡出身ではなく、なんなら九州出身ですらない人物が博多弁を使うのは、ありでしょうか。
それとも、福岡に縁もゆかりもない人物が博多弁を話すのは、おかしいのでしょうか。
この記事では、
- 博多弁が許されるケース
- どうしても博多弁を使いたい場合
など、「福岡出身ではないのに博多弁を使うのはおかしいのか」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
福岡出身じゃないのに博多弁を使うのはおかしいのか
福岡出身者ではなくても、博多弁を使う人はいます。
たとえば、長野県出身で、現在は福岡に住んでいる人などです。
この人物が長野県生まれ、長野県育ちだとしても、福岡に引っ越して住んでいるのであれば、博多弁を使っていてもおかしくありません。
アメリカに住んでいる日本人が英語を話すようなもので、ごく自然です。
博多弁を使う違和感
かつて福岡に住んでいたことがあるなら、今は長野県に住んでいるとしても、この人物が博多弁を使うのは問題ありません。
ただし、ギリギリセーフです。
周囲の長野県民は「博多弁を使う理由」に納得してくれるでしょうが、長野県に住んでいればだんだん長野の言葉に染まり、博多弁は薄くなっていくはずです。
もしいつまでも博多弁を使っていたら、周囲から「ウザい」と嫌われてしまうかもしれません。
そしてあなたが、
- 福岡出身ではない
- 福岡に住んでいた時期もない
つまり福岡とは縁もゆかりもないのだとしたら、博多弁を使うのは違和感たっぷりです。
純粋な長野県民がひとりだけ(なぜか)九州の方言を話しているようなもので、まわりの人たちから「イタイ」と思われかねません。
まるで、日本から一度も出たことがない日本人(両親も日本人)が、日常生活で英語を使っているようなものです。
やめておきましょう。
ただ、まわりから浮いた存在になるだけです。
それでも博多弁を使いたいときの裏技
どうしても博多弁を使いたい場合、おすすめの方法が3つあります。
- 福岡に引っ越す
- 福岡に住んでいたことがあると騙る
- 福岡の友達とよく電話をすると騙る
以上の3つです。
ちなみに「騙る」とは、ウソをつく、ということです。
もっとも良いのは、現在住んでいるところを離れ、福岡に引っ越してしまうことでしょう。
アメリカに引っ越して英語を話すようなもので、いたって自然に博多弁を話せます。
周囲の目を気にする必要はありません。
くわえて、ネイティブの博多弁に触れているうちに、あなたの博多弁スキルはメキメキ上達するはずです。
引っ越しが難しければ、「むかし福岡に住んでいたことがあるから」と嘘をつきましょう。
博多弁を使う口実にはなります。
ただし、バレるリスクの高い嘘です。
バレにくい嘘としては「福岡の友達とよく電話で話す」がおすすめです。
博多弁の友達(いとこでもOK)としょっちゅう話していたら、いつの間にか博多弁がうつってしまった、とまわりには説明しましょう。
素直な人なら信じてくれます。
まとめ
福岡出身ではないのに博多弁を使うのはおかしいのかどうかをお伝えしてきました。
どちらかといえば、おかしいです。
福岡出身でも、福岡在住でもなければ、博多弁は使わないほうが良いでしょう。
なぜなら、ウザがられ、友達を失う恐れがあるからです。
友達がいなくなったら、マスターした博多弁を披露する場がなくなってしまいます。
これでは本末転倒です。
博多弁に憧れているなら、独り言だけを博多弁にする、というのはどうでしょう。
- あぁ、しゃーしい!
- これよかよ!
ってなもんです。
以上、福岡出身ではないのに博多弁を使うのはおかしいのか、でした。
結論。だいぶおかしい。嫌われ者になる覚悟で使うか、ひとり言にとどめておくか。