テレワークや在宅勤務を快適にするためのインテリアやアイディアが詰まった本です。
自宅を「集中できる仕事場」へと変貌させたい方に本書はおすすめです。
この記事では、『「自宅オフィス」のととのえ方』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『「自宅オフィス」のととのえ方』の要約と感想
まずは本書の要約から。
コロナ禍をきっかけとし、リモートワークや在宅勤務といった働き方が増えてきている。
集中して働くために、自宅に仕事スペースを作ってみてはどうだろうか。
モチベーションを高め、部屋のインテリアにも馴染む「自宅オフィス」の作り方を、50軒の実例とともにカラーの写真つきで紹介する。
以上がおもな内容です。
さまざまな在宅ワーカーたちの、多種多様な仕事スペースを覗き見ることができる本です。
それぞれの良いところをマネすれば、自分だけの「最高の仕事場」を自宅に設けられるのではないでしょうか。
50軒の実例が参考になる
本書には、家で仕事をしている50名の「自宅オフィス」がカラーの写真つきで載っていました。
まるで「自宅オフィス図鑑」のような感じで、パラパラとページをめくっているだけでも楽しめます。
それぞれのページには、写真だけでなく、本人のこだわりや考えが文章で記されています。
- どうしてこれを使っているのか
- どうしてこのレイアウトなのか
など、現在の自宅オフィスにいたった経緯を知ることができるといえるでしょう。
たとえばある在宅ワーカーの方は、リビングに背を向け、壁に向かって仕事をしていました。
本人曰く、余計なものが視界に入らず仕事に集中できるから、だそうです。
テレビや雑誌、マンガ、ソファ、ベッドなどの誘惑が多い自宅だからこそ、あえて壁に向かい、余計な情報をシャットアウトするのは良い手かもしれません。
それから本書では、自宅オフィスをつくるのに役立つデスクやチェア、ライトなども紹介されていました。
いずれもイケアや無印良品などで売られている手頃な商品です。
「それいいな」と思ったら、誰でもすぐ買えるのがグッドだといえます。
家で効率的に仕事をするコツも
本書が優れているのは、ただ「自宅オフィスの写真集」に終始していない点です。
そこから一歩踏み込んで、それぞれの在宅ワーカーが考える「仕事を効率化するコツ」まで載っていました。
たとえば本書には、疲れを癒すために自宅でアロマを焚いている人が登場します。
実際の職場でアロマを焚いたら「香害」などと周囲から非難されかねません。
自分が好きなアロマを炊けるのは、自宅オフィスならではです。
おなじように、仕事中は音楽をかけている、という人もいました。
職場でJ-POPを流すわけにはいきませんが、自宅であれば、J-POPでもK-POPでもクラシックでも、なんでもござれです。
ほかにも、美顔ローラーで凝りをほぐしている人、ソイラテを飲みまくっている人、カーテンをつけて仕切りにしている人、大好きな熱帯魚を眺めながら仕事をしている人など、さまざまでした。
自宅オフィス最大の魅力は、自由であることです。
同僚や上司の目を気にする必要はありません。
思い込みを捨てて、自分が好きなように働きましょう。
「自宅ならこんなことをやってもいいんだよ」というアイディアのヒントくれるのが、本書です。
従来の職場における「こうあらねばならない」といった固定観念を捨てるのに、適した本だといえます。
まとめ
50例の自宅オフィスを覗き見れる本です。
- 集中するコツ
- モチベーションを高めるコツ
など、自宅オフィスならではの工夫も多く載っていました。
上司や同僚の目がないぶん、怠けようと思えば、いくらでも怠けられてしまうのが在宅ワークの良さ、もとい恐ろしさではないでしょうか。
家で働くヒントを得るため、ぜひ50軒の自宅オフィスを訪ねてみませんか?
ほんとうに50軒の家にお邪魔する必要はありません。
本書があれば、あなたは自宅のソファに座ったまま、個性豊かな自宅オフィス見学ツアーに参加できます。
以上、『「自宅オフィス」のととのえ方』の要約と感想でした。
結論。個性豊かな自宅オフィス見学ツアーに参加できる本。固定観念を捨てよう。自宅オフィスはもっともっと自由でいい。大好きな熱帯魚の横で働いたっていい。
デスクワーカーの「座り過ぎ」が健康に悪いと問題視されてるなら、自宅では立って働いちゃえばいい。
コロナ禍でリモートワークが広がったときに、スタンディングデスクがバカ売れしたのは事実。