車を運転していて、右折か左折をするとします。
- ブレーキペダルを踏む
- ウインカー(方向指示器)を出す
どちらを先に行うべきでしょうか。
答えは、まずウインカー、次にブレーキ、です。
「順番なんてどっちでも良い」
などということはありません。
なぜなら、順番を間違えると、追突事故につながりかねないからです。
この記事では、
- 追突事故のリスク上昇
- 後続車ドライバーへのストレス
など、「車のブレーキをかけてからウインカーを出す危険性」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
車のブレーキをかけてからウインカーを出す危険性
世の中には、まずブレーキペダルを踏み、減速してからウインカーを出して曲がっていくドライバーがいます。
少し、ではなく、たくさんいます。
まるで、キスをしてから告白をしているようなもので、順番を間違えていますし、やっていることがリスキー過ぎます。
振られたらどうするのか、追突されたらどうするのか、ってなもんです。
なにごとも順番が大切です。
キスよりも先に告白すべきなのとおなじで、右左折時にはブレーキよりもウインカーを優先すべきです。
ブレーキをかけてからウインカーを出すと、
- 追突事故のリスクが高まる
- 後続車ドライバーにストレスを与える
といった危険性やデメリットが生じかねません。
1. 追突事故のリスクが高まる
減速前にウインカーを出すメリットは、これから曲がることを後続車ドライバーへ伝えられる点にあります。
曲がるということは当然「ブレーキを踏んで減速するだろう」と予測できるので、後続車のドライバーは、アクセルペダルからブレーキペダルへを右足を移動させ、減速の準備ができます。
ですが、ウインカーを出さないままいきなり前の車にブレーキを踏まれると、後続車ドライバーは、慌ててブレーキをかけなければなりません。
なぜなら、前の車が減速するとは思っていなかったからです。
ウインカーが出ていないので。
ウインカーを出すよりも先にブレーキをかけたとき、後続車ドライバーが脇見をしていたらアウトです。
そのままガシャーンと追突されるかもしれません。
後続車の車間が近くてもアウトです。
後続車のブレーキが間に合わず、そのままガシャーンと衝突されかねません。
あるいは、後続車ドライバーの反射神経が鈍くてもアウトです。
ブレーキペダルを踏むことなく、ガシャーンと追突されるかもしれません。
高齢社会の日本においては、「後続車ドライバーの反射神経は鈍い」ことを前提に運転していたほうが良いでしょう。
むち打ちになって首を痛めないためには、ブレーキよりも先にウインカーを出すことです。
ウインカーとブレーキの順番を誤ると、あなたが運転している自動車の形状だけでなく、人生すら変わる恐れがありますので、ご注意ください。
2. 後続車ドライバーにストレスを与える
右左折をするとき、方向指示器を出す前にブレーキを踏むのは、マナー違反です。
告白前にいきなりキスをされるようなもので、後続車ドライバーにとっては不愉快ですし、気分が悪いですし、腹が立ちます。
なぜなら、ウインカーを出さずに減速すると、後続車のドライバーは「何があったんだ?」と緊張モードになるからです。
前を走るクルマの意味不明なブレーキに戸惑う、ともいえます。
そこでウインカーがパッ、パッと点滅し出したら、後続車ドライバーにとっては「なんだよ!」ってなもんです。
たとえるなら、家族がリビングでいきなり「あっ!」と大声をあげるようなものです。
当然ながら私たちは驚きます。
そして、何があったのか不安になります。
そこで家族が「炊飯器のスイッチ押し忘れてた」と叫んだ理由を明かしたら、私たちは腹が立つに違いありません。
「びっくりさせないでくれよ」といった苛立ちであり、ストレスです。
ウインカーを出す前にブレーキをかける運転手は、リビングで「あっ!」と大声をあげている人とおなじです。
つまり、迷惑でしかありません。
後続車ドライバーへストレスを与えないためにも、まずウインカーを出して曲がる合図をしてから、ブレーキペダルを踏んで減速すべきだといえます。
まとめ
車のブレーキをかけてからウインカーを出す危険性をお伝えしてきました。
- ウインカー
- ブレーキ
これが正しい順番です。
逆はあり得ません。
ちょうど、告白前のキスがタブーであるのとおなじです。
ウインカーとブレーキの順番を誤ると、
- 追突事故のリスクが高まる
- 後続車ドライバーにストレスを与える
このようなデメリットが生じかねません。
後続車ドライバーの機嫌はともかく、追突事故は避けたいはずです。
高齢社会ニッポンに生きる私たちは、後続車ドライバーの反射神経にいっさい期待することなく、曲がるじゅうぶん手前からウインカーを出しておくべきでしょう。
以上、車のブレーキをかけてからウインカーを出す危険性についてでした。
結論。浴槽に入浴剤を置いてからお湯を張るか、浴槽にお湯を張ってから入浴剤を入れるか。どっちでもいい。ただ、右左折時のウインカーとブレーキの順番は厳守すべき。人生とクルマの形がグニャッと変わりかねないから。
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