世の中には、ブログに日記を書いている人がいます。
もしあなたもおなじことをしようと思っているなら、おすすめしません。
なぜなら、日記をブログで公開すると、世界中の人があなたの日記を読めてしまうからです。
他者を意識すると具体的なことが書けなくなりますし、ブログのアクセス数に一喜一憂し、感情をかき乱されるようにもなります。
そんな日記、はたして楽しいでしょうか。
この記事では、
- 具体性を失う
- 他者を意識する
など、「ブログに日記を書く3つのデメリット」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ブログに日記を書く3つのデメリット
そもそも日記は、他者に読まれることを前提としません。
スマホの中身を誰にも見せないのとおなじで、日記も、誰かに見せるものではないのです。
その日の出来事や自分の感情を書き出すのが日記であって、読む人物がいるとすれば、それは自分だけでしょう。
ですので日記帳は、家族に見られない場所に隠しておいたり、ページを開けないように鍵でロックしたりするのが一般的です。
体重や性癖、銀行口座の暗証番号、スマホのカメラロールとおなじで、日記の内容は、オープンにするようなものではありません。
日記をブログに書くデメリットは、
- 具体性を失う
- 他者を意識する
- 誰も興味がない
以上の3つです。
1. 具体性を失う
誰もが閲覧できるブログでは、具体的なことを書けません。
なぜなら、個人を特定されてしまう恐れがあるからです。
- 職場での出来事
- 食事をしたレストラン
- 買った自動車のこと
- 飼っているペットのこと
などを詳しく書いていたら、読者のなかに知り合いがいて「あなただ」と気づいてしまうかもしれません。
ブログに日記を書くとはいえ、自分の顔と本名をさらけ出すつもりはないはずです。
結果として、個人を特定されないために抽象的な日記を書くことになります。
登場人物の名前がいっさい登場せず、訪れたレストランの店名すら記されていない曖昧な日記は、他人にとってつまらなく、読む価値がありません。
しかも悪いことには、自分で日記を読みかえしてみても、抽象的過ぎて「どこで何をしたのか思い出せない」といった事態に陥る恐れがあります。
これでは手間と時間をかけて日記を書く意味がありません。
まるでピントの合っていないボケた写真を毎日撮ってはブログにアップしているようなもので、無駄な行為だといえます。
2. 他者を意識する
日記は「誰も読まない」ことを前提としているので、わかりやすさや面白さは必要ありません。
ですが、日記をブログに書くとなると話は別です。
他者が日記を読むということは、わかりやすさも、面白さも必須です。
どうじに、他者を意識し出すと、
- 幸せだと思われたい
- 性格が悪いと思われたくない
といった自意識が邪魔をして、「他人が読んだらどう思うか」を考え、演出するようになります。
そうして出来上がった文章は、もはや日記ではありません。
「自分はこうありたい」というただの妄想文です。
誰も読まないからこそ悪口や不満をすべて吐き出して気分をスッキリさせられる、という日記のメリットが、ブログに書くせいで台無しになっています。
3. 誰も興味がない
上のような苦労や気遣いをしておきながら、ブログに書いた日記は誰にも読んでもらえません。
なぜなら、有名人でもない人の抽象的な日記になど、誰も興味がないからです。
考えてみてください。
私たち現代人は、掃除をするのが面倒なので、お掃除ロボットを買っています。
原著を読むのは億劫なので、「マンガでわかるカンタン名著」的な本を買っています。
あるいは、10分でビジネス書1冊の要点を知れる要約アプリを、スマホにインストールしています。
そんな怠惰な、あるいは忙しい現代人が、わざわざ貴重な時間を割いてまで、どこの誰が書いたのかわからない日記を読むでしょうか。
答えはノーです。
誰も読みません。
というのも、読む理由も、メリットも、プラス効果も、いっさいないからです。
他者を意識して書いた日記が誰にも読まれないのであれば、オンラインではなく、日記帳やノートなどのオフラインに記すのが良いのではないでしょうか。
まとめ
ブログに日記を書く3つのデメリットをお伝えしてきました。
- 具体的なことが書けない
- 他人にどう思われるかを意識する
- なのに誰も読んでくれない
いずれも日記をぶち壊す壊滅的なデメリットです。
まるで、
- 辛くない
- 冷えてる
- 少ない
こんなカレーライスのようなもので、価値がありません。
日記はブログではなく、ノートに手書きで綴るのがおすすめです。
犬と猿のように、日記とブログもまた、相性が悪いといえます。
以上、ブログに日記を書く3つのデメリットでした。
結論。日記はノートに書こう。ブログに書いた日記は、ピンぼけした写真のようなもので、なにも残せないから。ただ時間と労力をドブに捨てるだけ。
手書きの日記について、当サイトにはこんな記事もあります。