『ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の悩み」がなくなる本』の要約と感想

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

人生や仕事における「道しるべ」を求めているHSP(敏感すぎる人)のための本です。

 

HSPはHighly Sensitive Personの略で、日本語では、

  • 敏感すぎる人
  • 繊細すぎる人

などと訳します。

 

人口の5人に1人がHSPだとされており、けっして病気などではありません。

HSPは性格や性質の一つです。

 

仕事に悩める敏感すぎる人に本書はおすすめです。

 

この記事では、みさきじゅり著『ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の悩み」がなくなる本』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の悩み」がなくなる本』の要約と感想

f:id:MORIKO:20201108204502p:plain

まずは本書の要約から。

 

著者はHSP専門キャリアコンサルタント。

HSPは感覚から得た情報を処理する神経が敏感であるため、ちょっとした刺激に大きく反応したり、疲れやすかったりする。

 

事実、HSPが抱える悩みのトップは「疲れやすさ」だ

HSPは神経が昂りやすく、頭が疲れやすいのだといえる。

HSPにはどんな職場環境が向いているのか、どんな仕事が向いているのか、疲れにくくするためにはどんな工夫が有効かなど、HSPの働き方について解説する。

 

以上がおもな内容です。

自らを繊細だ、敏感だ、と思う方に本書はおすすめです。

HSPの特性に合った働き方を学べるのではないでしょうか。

 

強くて俊敏な人間がボクサーになるように、想像力豊かな人間が小説家になるように、仕事において「適性」は重要です。

 HSPについて理解していなければ、自分はどんな仕事に適性があるのかを判断できません。

 

HSPは人といると疲れる

HSPは人といることに疲れやすいといいます。

なぜならHSPは、相手の気分や考にたいする洞察力が優れており、つい相手のペースに合わせてしまいがちだからです。

 

早い話が、HSPは周囲に気を使いすぎてしまう、ということでしょう。

周りのことを考えない自分勝手な人間よりも、HSPのほうが仕事で疲れるのは当然です。 

 

そこで著者は、他人とは距離をとるのが大事だ、とアドバイスしていました。

たとえば、一定の距離感を保てる人間関係かどうか、プライバシーのある職場環境かどうかを重視すべきだといいます。

 

HSPにとっては在宅ワークが選べることが望ましい、とも著者は述べていました。

もしあなたがHSPだとしたら、人間関係の煩わしさから解放されるだけで、仕事の疲労感はグッと減るはずです。 

 

在宅ワークは、HSPにとって理想の働き方ではないでしょうか。

いまの職場ではリモートワークが難しい(導入していない)なら、いっそ在宅ワークを認めている会社へ転職する手もあります。

 

 

HSPの仕事選びのコツ

HSP(敏感すぎる人)が仕事を選ぶ際のポイントとして、本書では以下の4つが紹介されていました。

  1. 神経が昂る要素が少ない
  2. 一定の距離感を保てる人間関係
  3. 在宅ワークや出勤時間が選べる
  4. 自分のやり方でやらせてもらえる

これらの要件をクリアしている仕事は、HSPに合っているといえるそうです。

 

HSPにとってもっとも大事なのは、ひとりで働けること、なのかもしれません。

なぜならHSPは、周囲にいる人の影響を受けやすいからです。

 

HSPは脳のミラーニューロンが活発であり、相手のことを自分のことのように感じたり、相手のとる行動が分かったりするといいます。

 

同僚や上司の感情にいちいち左右されていたら、精神的疲労感を覚えるのは当然です。

 

ただし本書には、HSPに適している具体的な職業までは書かれていませんでした。

「これらの条件に適合している仕事を各自で探してくれ」ってなもんです。

 

本書を読んで私は、

  • ブロガー
  • YouTuber
  • フリーライター

などがHSPに適していると考えました。

いずれの職業も人と関わることがなく、自宅にこもって自分のペースで進められます。 

HSPにもってこいの仕事ではないでしょうか。

 

問題があるとすれば、稼ぐのが難しいこと、かもしれません。

いずれも収入を得て仕事とするには、ノウハウや経験が必要です。

ただ、チャレンジしてみる価値はあるはずです。

 

まとめ

HSPと仕事についてわかりやすくまとめてある一冊です。

仕事選びのポイントや、HSPが疲れやすい理由を学べるため、今後のキャリアを考える上で参考になるのではないでしょうか。

 

ところであはたは、仕事を「生活の手段」と割り切って考えていますか?

HSPは、仕事はお金のため、と割り切って考えられないといいます。

むしろ、使命や自らの存在意義など、HSPは仕事について深く考える傾向にあるそうです。

 

いっぽうで、自分の存在意義や使命と仕事との結びつきがわかると、納得して仕事に取り組めるのがHSPだと著者は述べていました。

 

HSPは仕事選びに妥協すべきではないといえます。

自らに合った仕事をとことん追求すべきです。

 

以上、みさきじゅり著『ささいなことに動揺してしまう敏感すぎる人の「仕事の悩み」がなくなる本』の要約と感想でした。

結論。仕事に悩んでいるHSP(敏感すぎる人)におすすめ。自分がHSPかどうかわからなくても、敏感だと思うなら、読んで損はない。

 

www.shortshortshort.jp

HSPについて、当サイトではこんな本も紹介しています。 

著者のかほりさんは、イラストレーターとして自宅で仕事をしている人物です。

他人と関わることなく、HSPらしい働き方をしているといえます。

 

www.shortshortshort.jp

HSPとうつの関係についてはこちらの本がおすすめです。 

あなたは自分のことを認められていますか?

自己肯定感を高める方法が載っています。