【なぜ】YouTubeで交通違反取締り動画を見る人の心理

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YouTubeには、「交通違反したドライバーを警察が取り締まる様子」をおさめた動画がアップされています。

 

撮影しているのは一般人で、警察につかまっているのは、

  • 信号無視
  • スピード違反
  • 一時停止違反
  • 禁止区域での車線変更

などをやらかしたドライバーたちです。

 

ところで、

  1. 違反ドライバー出現
  2. 取締り
  3. 違反ドライバー出現
  4. 取締り

といったおなじ展開が延々と映し出されるだけの動画の、いったいどこが面白いのでしょうか。

交通違反の取り締まり動画を見る視聴者には、どんな動機があるのでしょう。

 

そこでこの記事では、

  • ストレス発散
  • アンパンマンを見ているも同然

など、「YouTubeで交通違反取締り動画を見る人の心理」についてわかりやすく解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

YouTubeで交通違反取締り動画を見る人の心理

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交通ルールに違反したドライバーを警察が取り締まる動画は、視聴者に人気です。

 

動画のなかには再生回数が100万回を超えているものも少なくありません。

なぜなら交通違反取締り動画は、視聴者の気分をスッキリさせるからです。

 

交通ルールに違反するドライバーは、公道の秩序を乱す悪です。

そんな悪を取り締まる警察官は、善、すなわち正義の味方です。

 

正義の味方が悪者を成敗するノンフィクション動画、それが交通違反取締り動画の本質です。

世の中の小説や映画を見ればわかるように、私たち人間は勧善懲悪ものが好きなので、この手の動画に目がありません。

 

ゆえに、交通違反取締り動画を楽しむ視聴者が続出します。

悪い人間が懲らしめられている様子を見て、スッキリしている、ストレスを発散している、ざまぁみろってな気分に浸っている、といえます。 

 

大人用のアンパンマンだ

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交通違反取締り動画は、一言でいうなら「大人用アンパンマン」です。

 

制限速度を守らないドライバーがバイキンマンで、交通課の警察官がアンパンマンです。

交通違反取締り動画を再生すれば、アンパンマンがバイキンマンをやっつけるシーンだけを堪能できます。

 

善と悪がハッキリしており、この上なくわかりやすい構図です。

 

2〜5才のちびっこがアンパンマンを見たがるのは、正義のヒーローが悪に勝つ爽快感を味わいたいからであって、これは人間の本能ともいえる欲求です。

ちびっこが成長して20代、30代、40代になっても、人間の本質は変わりません。

 

ただ、30代の男性がアンパンマンを見るのはちょっと問題があります。 

いっぽうで、交通違反取締り動画なら堂々と見れます。

ゆえに交通違反取締り動画は、大人向けのアンパンマンだといえます。

 

交通違反取締り動画を好んで見る人がいるのは、アンパンマンを好んで見るちびっこがいるのとおなじで、悪いヤツ(交通違反ドライバー)がやっつけられるシーンを見てスッキリしたいからです。

 

 

趣味の悪いストレス発散法

ただしアンパンマンとちがい、交通違反取締り動画には、起承転結もストーリー性もありません。

ただ延々と違反ドライバーが現れては、警察官が取り締まっているだけの映像です。

 

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アンパンマンでいうなら、バイキンマンがやっつけられる「バイバイキーン」のシーンだけを集めた映像を見ているようなもので、とても趣味が良いとはいえません。

 

事実、交通違反取締り動画は、20秒×20ケースの計400秒(7分弱)といった構成のものがほとんどです。

悪質な違反ドライバーがつかまる瞬間だけを切り取って、視聴者に提供しているのです。

 

想像してみてください。 

バイキンマンがアンパンマンのパンチを喰らい、「バイバイキーン」と叫んで消えていくシーンだけを延々と見ているちびっこがいたら、どこか気味が悪いのではないでしょうか

 

勧善懲悪のエッセンスだけを抽出した交通違反取締り動画は、私たちの脳を興奮させますが、品が良いとはいえません。

「ざまぁみろ」でストレス解消をしている人間が、正義に近いのか、悪に近いのかは微妙なところです。

 

まとめ

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YouTubeで交通違反取締り動画を見る人の心理についてお伝えしてきました。

 

YouTubeで交通違反取締り動画を見ている人は、テレビでアンパンマンを見ているちびっことおなじです。

 

むしろ「ストーリー性を排除した勧善懲悪のエッセンス」だけを抽出して楽しんでいる点において、YouTubeで交通違反取締り動画を見ている人には、どこか異常性があります。

日ごろの生活で相当なストレスが溜まっているのでしょう。

 

もし交通ルールを守らないドライバーが許せないのなら、その人物は、YouTubeにアップされた取締り動画などで満足せず、自ら警察官になるべきです

警察官になれば、国家権力の名の下に、思う存分悪を懲らしめられるからです。

 

YouTubeで交通違反取締り動画を見ていてもお金はもらえませんが、警察官になれば、悪を懲らしめつつお給料がもらえます。

しかも背中に「POLICE」と入ったカッコいい制服まで着れます。

おすすめです。

 

以上、YouTubeで交通違反取締り動画を見る人の心理でした。

結論。勧善懲悪ものを見てスッキリしたいから。YouTubeの交通違反取締り動画には「警察官募集中」の広告を出すべき。「その10倍スッキリしたくない?」ってなコピー付きで。

 

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YouTubeに関して、当サイトにはこんな記事もあります。 

世の中には「大食い動画」を好んで見る人たちが存在しています。

他人の食事風景を見て、いったい何が楽しいのでしょうか。

 

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YouTubeには、成功法則を語る動画も多くアップされています。

すべてに共通しているのは「胡散臭さ」です。

ニオイの原因はなんでしょう。