『20代から身につけたい ドラッカーの思考法』の要約と感想

ドラッカーの本は管理職や経営者が読むものだと思われがちですが、それは誤解だ、と著者はいいます。

 

むしろ20代の若いうちからドラッカーを学ぶことで、仕事の能力が向上するのみならず、人間性が豊かになるのだそうです。

生きる意味、仕事をする意味、努力する意味を、ピーター・ドラッカーから学んでみませんか?

 

この記事では、藤屋伸二著『20代から身につけたい ドラッカーの思考法』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

『20代から身につけたい ドラッカーの思考法』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

ピーター・ドラッカーはオーストリア人の経営学者であり、「マネジメント」を発明したことで知られている。

ゆえにドラッカーの書籍を読むのは、ほとんどが管理職や経営者など、会社をマネジメントする立場にいる人間だ。

 

だが、20代の若者こそドラッカーから学ぶべきだと著者はいう。

なぜなら、生きる意味、働く意味、努力する意味をドラッカーが教えてくれるからだ。

20代でも理解できるように

  • 図を用いる
  • 専門用語を使わない

といった工夫をし、ドラッカーの思考法をわかりやすく解説する。

 

以上がおもな内容です。

いまあなたが20代であれば、ラッキーです。

もし50代のオジサンが本書を読んだら「20代のときに読んでおきたかった」と悔やむに違いありません。

 

たとえば、「そのキノコは毒キノコで、食べたら死ぬよ」という情報は、食べる前に教えてもらったほうが有意義です。

キノコを咀嚼して飲みこんでから「それ、毒キノコだよ」では、手遅れでしょう。

キノコを食べた人物は助かりません。 

 

本書に載っている知識もおなじです。

役立つ情報をインプットするなら早いほうが良い、ということです。

 

戦略とは捨てる勇気

本書からは、働き方や生き方を学べます。

 

たとえばドラッカーは、戦略とは捨てる勇気であり、大事なのは「選択と集中」だと述べていました。

あるものを選択し、ほかのものを捨て、選択したものに経営資源(ヒトやカネ)を集中するのが戦略だといいます。

 

ここで著者は、「あなたの行動においても選択と集中は欠かせない」と読者に呼びかけます。 

なぜなら、私たちの持っている資源(財産や時間など)も限られており、無限ではないからです。

 

限られた資源を何に使うかによって、あなたの将来は大きく変わる、と藤屋氏はいいます。

ゲームで遊ぶのか、SNSの投稿を眺めるのか、読書をするのか、映画を鑑賞するのか、など、限りある時間やお金を何に使うのかを考えるのも、戦略です。

 

選択に際して藤屋氏は、「強みに集中すれば良い」とアドバイスしていました。

あなたの強みはなんでしょうか。

 

多様化した今日の社会では、すべてが平均的である必要はなく、むしろ何かひとつでも飛び抜けた強み(お客様にとっての魅力)を持つことが重要だといいます。

もし文章力に自信があるなら、文章術に関する本を読む、プロの指導や添削を受けるなどし、文章力をいっそう磨いていくべきです。

 

もし可愛さに自信があるなら、メイクのテクニックを学ぶ、自分に似合う髪型や髪色を探す、運動やストレッチで体型を維持するなど、可愛さに磨きをかけるべきです。

なぜなら大切なのは、選択と集中だからです。

 

あれもこれもやっている暇があるほど、人生は長くありません。

1年がすぐ過ぎ去ってしまうように、人生もあっという間に過ぎ去ってしまいます。

 

戦略を持ち、選択と集中をしなければ、何者にもなれないまま人生が終わってしまうのではないでしょうか。

 

 

何をした人として記憶されたいか?

ドラッカーはよく、会った人にたいして「君は何をした人として記憶されたいか?」と質問したそうです。

著者はドラッカーのこの言葉が好きで、若い読者にもぜひ「何をした人として記憶されたいか?」を考えて欲しいと述べていました。

 

選択と集中をする前に、まず、自分が何によって世の中に記憶されたいのかを考えたほうが良いのでしょう。

 

記憶されたいのは、女性のパンティーをひとりで5000枚盗んだ下着泥棒としてでしょうか。

それとも、樽に入ったままナイアガラの滝から落っこち、そのまま死亡した男性としてでしょうか。

 

あるいは、落ち込んでいた日本経済を復活させたヒーローとしてでしょうか。

いつも騒々しいスーパーカーに乗っていた、目立ちたがりの成金としてでしょうか。

 

目指すべき方向性が決まれば、やるべきことも自ずと決まります。 

ゆえにまずは「何をした人として記憶されたいか?」を考えてみる必要がありそうです。

 

目標が決まったら、つぎは選択と集中です。

 

まとめ

ドラッカーの思考について、20代向けにわかりやすく書かれた本でした。 

 

たとえば本書では、経営者にむけた「従業員のやる気を高めるコツ」を解説しています。

どうじに従業員である20代読者にむけて、「進んで責任を負うべきだ」とアドバイスしていました。

なぜなら、責任を負うことで、人は質の高い仕事を目指すようになるからです。

 

このように、ドラッカーの思考を説きつつ、20代のビジネスパーソンに向けたメッセージが書かれているのが、本書の優れている点です。

本書を読めば、ビジネスの本質がクリアになります。 

 

もしかすると、「自分も経営をしてみたい」といった野望を抱くきっかけになるかもしれません。

あなたが20代であれば、本書を読んで損はないはずです。

 

20代から身につけたい ドラッカーの思考法

20代から身につけたい ドラッカーの思考法

  • 作者:藤屋 伸二
  • 発売日: 2010/07/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

以上、藤屋伸二著『20代から身につけたい ドラッカーの思考法』の要約と感想でした。

結論。図解つきで、ドラッカーの思考を学べる。どうじにビジネスの本質、これからの生き方など、さまざまなことに気づかせてくれる。50代で読んでも手遅れだけど、20代ならまだ間に合う。人生に戦略を持とう。選択と集中をしよう。

 

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