世の中には、「後で話があるから」とわざわざお知らせしてくる人がいます。
たいてい配偶者か会社の上司、学校の教師です。
「後で話がある」と告げられた側の人間はというと、不安になったり、精神的ストレスを感じたりと、ネガティブな感情を抱きます。
それもそのはずで、「後で話がある」のような事前告知があるのは、悪い話をされるときだと相場が決まっているからです。
ではどうして、「後で話があるから」と要らない情報を与えてくる人がいるのでしょう。
この記事では、
- 覚悟させるため
- 反省させるため
など、「後で話があると言う人の心理」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
「後で話がある」と言う人の心理2選
「後で話がある」といわれた人間は、心中穏やかではありません。
- 怒られる
- 叱られる
- 責められる
など、嫌な展開しか想像できないからです。
そしてたいてい、嫌な予感は的中します(すなわち説教をされる)。
もし後で話があるなら、
- いっそ今話してほしい
- 話すときまで黙っていてほしい
このように思うのではないでしょうか。
なぜなら、話をされるまで待つ時間が苦痛だからです。
「何をいわれるのだろう」と考え、ただただ恐怖に怯えるばかりです。
「後で話がある」と告げてくる人間には、
- 覚悟させるため
- 反省させるため
このような心理・意図があります。
1. 覚悟させるため
説教をするための準備として「後で話があるから」と告げる人がいます。
というのも、本人に心の準備をさせるためです。
いきなり叱ったら、相手が動揺するのは想像に難くありません。
ですので、「後で話がある」とワンクッション置くことで、相手に「あ、これから叱られるんだな」と覚悟させる狙いがあります。
たとえるなら、学校教師が「来週テストやるからな」と前もって知らせておき、生徒に準備をさせるようなものだといえます。
抜き打ちでいきなりテストを行ったら、生徒は動揺し、先生にたいして反発することでしょう。
説教もおなじで、まず「後で話があるから」と伝えることで、心の準備をする猶予を相手に与えているのです。
優しさや愛情に基づいた配慮であるとも取れます。
2. 反省させるため
いっぽうで、相手が不安になることを知りながら「後で話がある」と伝える人も存在します。
考える時間を設けることで、相手自らに問題点や過ちに気づかせ、反省させるのが狙いです。
こうした意図がある場合には、いざ話をするときに「何の話かわかるか?」と聞きます。
なぜなら「後で話があるから」と告げてから今までの時間で、本人が過ちに気づき反省したかどうか、問題を自覚しているかどうかをチェックしたいからです。
ゆえに、「わかりません」と答えようものなら、相手は切れます。
是が非でも正解を目指しましょう。
当てずっぽうでも構わないので、
「便器に大便がこびりついたままトイレを後にしていることですか?」
など、とにかく回答することが大切です。
「そう、それだ」と相手を満足させられるかもしれません。
もし間違えていたら、「裏であなたをオランウータンと呼んでいることでしょうか」など、当たるまで諦めずに再チャレンジしましょう。
まとめ
後で話があると言う人の心理をお伝えしてきました。
- 覚悟させるため
- 反省させるため
相手にはこのような意図があります。
でなければ、わざわざ「後で話があるから」などと予告したりはしません。
あるいは、「後で話がある」と告げることでシリアスな空気を作っておき、自らが説教をしやすいように準備している可能性もあります。
嫌な話は、されるほうも嫌ですが、話すほうも億劫な気持ちになるからです。
少しでも説教をしやすいよう、相手のテンションを下げ、「怒られモード」にシフトさせるのが狙いなのかもしれません。
好きな人へ告白する前に「伝えたいことがあるから、放課後に体育館の裏で待ってて」と告げ、相手を"告白されるモード"に調整しておくようなものです。
以上、後で話があると言う人の心理についてでした。
結論。相手に覚悟や反省をさせるため。すべては、自分が説教しやすい空気を作り出すため。
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