自己肯定感を高めるには、自分で自分を褒めると良いそうです。
1日3分の「ほめ日記」を習慣にして、幸せに過ごす秘訣が書かれていました。
もっと自分を好きになり、自信を持ちたい方にむけた本です。
この記事では、手塚千砂子著『1日3分の幸せ発見メソッド 自分もまわりも好きになる「ほめ日記」』の要約と感想をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
『1日3分の幸せ発見メソッド 自分もまわりも好きになる「ほめ日記」』の要約と感想
まずは本書の要約から。
ほめ日記は、自己肯定感を高めるためのもっとも簡単なメソッドだ。
用意するのはノートとペンだけ。1日3分あれば誰でも実践できる。
著者が考案したほめ日記はこれまでテレビやラジオ、雑誌などで紹介され、およそ10万人が毎日ほめ日記を書いている。
ほめ日記を書くとなぜ良いか。
それは、自分で自分にOKを出せるようになるからだ。結果として自分を好きになれるだろう。
ほめ日記の書き方、続けるコツなど、自己肯定感を高めるメソッドについて解説する。
以上がおもな内容です。
本書で紹介されている「ほめ日記」は面白いアイディアです。
誰も自分のことを褒めてくれないなら、自分で自分を褒めてしまうのが手っ取り早いのかもしれません。
私って天才、私ってセンス抜群、私の優しさって天井知らず、ってなもんです。
日記に愚痴や反省を書かない
あなたは日記をつけていますか?
日記にはたいてい、愚痴や不満、反省など、ネガティブなことを書きがちです。
ですが、このような日記は自分に毎日ダメ出しをしているようなもので、ほめ日記とは真逆なのだと著者はいいます。
ほめ日記のルールとして、マイナスの感情や自分を否定する表現は書かないこと、と記されていました。
自らをいっさい否定せず、ひたすら褒めて褒めて褒めちぎるのが、ほめ日記です。
褒め言葉を使っているうちに、脳内に「ほめ回路」ができ、ポジティブな思考になりやすくなると著者は述べていました。
「ほめ日記」といっても、他者を褒めるのではありません。
褒める対象は、あなた自身です。
つまりほめ日記とは、自画自賛のすすめ、だといえます。
アドバイスが具体的でわかりやすい
本書には役立つアドバイスが載っています。
ただ「日記を書いて自分を褒めましょう。おしまい」ではありません。
たとえば褒めるポイントとして、
- 内面
- 行動や働き
- 感覚や感性
- 発想や考え方
- 努力のプロセス
- 過去の自分
- やらなかったプラスのこと
- 身体の働き
- 見た目
- プラスの変化や内的気づき
これら10項目を著者は挙げていました。
10の視点から自分のことを観察してみれば、かならず1つや2つは褒めたくなる点が見つかるはずです。
見つけしだい、ほめ日記に記入し、幸せな気分に浸りましょう。
とはいえ、褒め言葉のバリエーションが、
- 偉い
- スゴい
- よくやった
しかなければ、ほめ日記は単調なものになり、3日で飽きてしまう恐れがあります。
本書には、バリエーション豊富な褒め言葉リストが載っていました。
- 可愛い
- カッコいい
- 素晴らしい
- 心が広いね
- 冴えているよ
- 勇気あるよね
- 尊敬に値するよ
など本書の例を参考に、褒め言葉のボキャブラリーを増やし、さまざまな角度からさまざまな表現を用いて自分を褒めることが可能です。
結果として、「私ってサイコーじゃん」ってな気分になれること請け合いです。
まとめ
本書の第4章はQ&Aになっており、ほめ日記に関するありがちな質問に著者が答えていました。
- 自分に甘くならないか?
- 傲慢になったりしないか?
- わがままな人間にならないか?
などといった疑問に、著者が回答しています。
上の疑問に関しては、いずれも「ノー」だそうです。
なぜ「ノー」と言い切れるのかは、本書を読んでみてください。
ほめ日記が良いのは、落ち込んでいるときに読みかえすと、元気をもらえる点です。
嫌なことがあったとしても、褒め日記さえあれば、自信を失ったりはしません。
ほめ日記を読みかえせばすぐ自己肯定感が高まり、自信が復活し、気分が前向きになることでしょう。
たとえるなら褒め日記は、自動車のエアバッグのようなものです。
いざというときに、私たちを守ってくれます。
それから、使う言葉で人生が変わる、と著者は述べていました。
「どんな言葉を使うか」をせっかく自分で選べるなら、前向きな言葉を使ったほうが良いに決まっています。
「どんな料理を食べるか」を選べるなら、美味しいもの、身体に良いものを食べたほうが良いのとおなじです。
わざわざ不健康な食べ物を口にすることはありません。
わざわざネガティブな言葉を口にすることもないはずです。
以上、手塚千砂子著『1日3分の幸せ発見メソッド 自分もまわりも好きになる「ほめ日記」』の要約と感想でした。
結論。自信を持ちたい方、自分を好きになりたい方に読んでみてほしい。朝ごはん、ちゃんと食べてエライ!でもOK。
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