『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!"最後の恋"を"最高の恋"にする魔法の「メス力」』の要約と感想

好きな男性の本命になり、交際し、結婚にいたるまでの、女性にむけたアドバイスが書かれていました。

 

「男はこういうものだ」という著者のステレオタイプ(固定観念)が満載で、男性を単純化しすぎています

たとえば、「男は追う側であることが好き」といった決めつけです。

 

草食系男子が増えているといわれる昨今で、男性から「逃げて」いては、どんどん距離は遠ざかるばかりでしょう。 

なぜなら、草食系男子は追ってこないからです。

 

神崎メリ氏が「男」を単純化し、その「男」を攻略する方法をまとめてあるのが本書です。

  

たとえるなら、すべての自動車を「車というのは……」と一括りにしているようなものです。

スポーツカーやミニバン、SUV、軽トラック、バスなどさまざまな自動車が存在するように、男性もまた、さまざまです。

人間を男と女だけに二分して考えることに無理がある。

 

端的にいって、本書は参考になりません。

 

この記事では、神崎メリ著『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!"最後の恋"を"最高の恋"にする魔法の「メス力」』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!"最後の恋"を"最高の恋"にする魔法の「メス力」』の要約と感想

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まずは本書の要約から。

 

著者は恋愛コラムニスト。

男心に寄り添い、しかし媚びずに、女性として凛として生きる力のことを「メス力」と呼んでいる。

メス力こそ、女性が幸せになるための第一歩である。

 

男性の本命になる方法、カラダを許すタイミング、片想いを成就させる秘訣、婚活の心得など、最高の恋をするためのノウハウを公開する。

 

以上がおもな内容です。

本書には、男性をバカにするような記述がいくつかありました。 

女性蔑視は大バッシングを受けますが、男性蔑視は許されているのでしょうか。

 

男を小バカにしつつ、「こうすりゃ良いよ」と説いているのが本書です。

まるで男性を冷蔵庫や掃除機といった家電製品のようにとらえ、そのマニュアルを記しているかのようです。

 

彼女や妻がこんな本を読んでいると知ったら、彼氏/夫はショックを受けるに違いありません。 

 

男性を単純化している

まず、多種多様な「男性」をひとまとめにし、「男はこうだ」と決めつけている時点で、本書にはムリがあります。

 

それぞれの野菜にそれぞれ適した調理方法があるのとおなじで、それぞれの男性には、それぞれ相手に合ったアプローチ方法が存在します。

すべての男性に通用する「魔法のテクニック」など、ありません。 

 

なぜなら、 

  • 気が強い女性が好き
  • おしとやかな女性が好き
  • アクティブな女性が好き
  • 甘えてくれる女性が好き
  • リードしてくれる女性が好き

など、男性の好みはさまざまだからです。

 

ところが著者は、 

  • 男は縦社会の生き物
  • 男はど本命にはマメ
  • 男は追う側であることが好き
  • 男は女性の笑顔を糧に生きている
  • 男は即レスしてくる女性に惹かれない

など、まるで家電製品の取扱説明書のように、男を語っています。 

「私が男を開発しました」ってな勢いです。

 

本書のアドバイスを鵜呑みにしても、恋がうまくいく保証はありません。

 

ところで著者は、しばしば男性をこき下ろすような発言をしていました。

そして、

  • バカにしてますよね
  • 意味不明ですよね

などと男性を非難し、女性読者の共感を誘っています。 

あるいは、女性読者に媚びている、ともいえます。 

 

著者が女性から支持されているのは、男性を単純化し、見下し、バカにすることで女性の共感を誘っているからでしょう。

共通の敵を作れば仲間になれる、という人間の心理をフル活用しています。 

 

男性が「女性一般」をバカにすると大炎上しますが、女性が男性をバカにしても、たいした問題にはならないようです。

おそらく、男性がこのような本を読んだりしないからでしょう。

 

つまり、バカにされている事実に男性が気づいていないだけ、ということです。

 

 

読みにくいデザイン

読みにくいデザインの本でした。 

 

本書に書かれている文章の重要な箇所には、マーカーを引いたような装飾がなされています。

このマーカーの色が、緑と青を混ぜたような濃い色で、文字を読みにくくしていました

 

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もしも教科書の大事な部分に黒いマジックで線を引いたら、文章が塗りつぶされ、読めなくなってしまいます。

すなわち逆効果です。

 

本書に施されている加飾もおなじで、重要な箇所に濃いマーカーを引き、かえって読みにくくさせていました。

最後の恋を最高の恋にするためには「メス力」が必要なのだそうですが、そもそも本書を読むには「視力」が必要です。 

 

本書を読んで婚活疲れとサヨナラできるとしても、眼精疲労とコンニチハすることでしょう。

 

まとめ

「集中と選択」という言葉を著者は知らないのかもしれません。

本書において著者は、「やるべきこと」をひたすら列挙しています。 

 

あれもやれ、これもやれってなもんで、結局なにをしたら良いんだかわからず、読者は混乱します。

まるで健康法の本に、

  • よく寝ろ
  • 毎朝歩け
  • 日記をつけろ
  • 入浴を欠かすな
  • 食物繊維を摂れ
  • 腹八分目にしておけ
  • ヨーグルトを食べろ
  • 冷たい飲み物をとるな
  • 寝る前にアロマをたけ
  • 寝る前にストレッチしろ
  • オリーブオイルを積極的に摂れ

このようにやるべきことがリストアップされているようなもので、参考になりません。

「どうすりゃいいのよ」の一言に尽きます。 

 

少なくとも、本書を読んだ事実は、パートナーに伏せておくべきでしょう。

読んだらすぐ捨てたほうが良いですし、そもそも読まなくても良いです。

なぜなら本書を読んでも、役に立たないからです。

 

以上、神崎メリ著『「恋愛地獄」、「婚活疲れ」とはもうサヨナラ!"最後の恋"を"最高の恋"にする魔法の「メス力」』の要約と感想でした。

結論。「単細胞なオトコの取扱説明書」みたいな本。本書を愛読していたら、男性に人格を疑われる恐れあり。あと、肉体関係についての言及が多め。

 

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