信号待ちをする際の車間距離は、ドライバーによってさまざまです。
車1台分以上のスペースを空けて止まる人もいれば、いっぽうで、「追突してるんじゃないか」と心配になるほど前の車に接近するドライバーもいます。
では、車間距離の正解はいったいどこにあるのでしょう。
この記事では、
- 教習所の教え
- 停止する位置の目安
など、「信号待ちをする際の車間距離は何メートルを目安にすべきか」をわかりやすくお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
信号待ちの車間距離。目安は何メートル?
教習所の教えが「理想」だとするなら、前に停止している車の後輪全体がギリギリ見える位置が、適正な停止場所ということになります。
運転している車の形状やドライバーの座高によって変わるため、一概に「何メートル」とはいえません。
が、上の目安にしたがえば、およそ2〜4メートルほど前の車とは間隔を空けて止まることになるでしょう。
目安は前の車の後輪が見える位置
前に停止している車の後輪が見えないところまで近づいた場合、車間を詰めすぎているといえます。
前のドライバーがクセモノだった場合、車を降りて、
「どういうつもりだ。これは煽り運転だな」
とあなたにイチャモンをつけてくるなど、面倒なことになるかもしれません。
世の中には、「煽られた」といってブチギレ、相手の進路を妨害して車を止めさせ、車を降りて歩みより、ドライバーの顔面を5発も殴ってしまうクレイジーな人物がいます。
前のドライバーがどんな性格かわからない以上、トラブルを避けるべく、車間は詰めすぎないのが無難です。
もしかしたらスズメバチのように、ただ近づいただけで怒って攻撃してくる人物かもしれないからです。
いっぽうで、前の車のタイヤだけでなく、自分の前にある道路までクッキリ見えている場合には、車間を空けすぎだといえます。
信号待ちで間隔を空けすぎていると、せっかちな後続車のドライバーからクラクションを鳴らされてしまうかもしれません。
「もっと詰めろ」という合図です。
近すぎず遠すぎず
信号待ちをする際には、前の車との車間を詰めすぎず、かといって空けすぎないのがポイントです。
たとえば、犬の散歩を想像してみてください。
散歩用のリードが短すぎれば、犬の行動範囲が狭くなるため、犬は窮屈な散歩を強いられるハメになります。
いっぽうでリードが長すぎたら、他の通行人や自転車、車の迷惑になりかねません。
犬のリードは長すぎず、短すぎないのがベストです。
信号待ちの車間距離もおなじで、詰めすぎると前のドライバーを不快にさせるリスクがあり、空けすぎると後ろのドライバーを不快にさせるリスクがあります。
誰からもケチをつけられないためには、先述のとおり、前の車の後輪全体がギリギリ見える位置で止まることです。
具体的な距離にしておよそ2〜4メートルでしょうが、運転席に座った状態で、2〜4メートル先がどこなのかを正しく把握するのは難しいはずです。
たとえるなら、他人の履いている靴を見ただけで、靴のサイズが何センチかを当てるのが難しいようなものです。
ですので、数字は意識せず、ひとまず前に止まっている車の後輪を目安にして止まれば問題ありません。
問題ないというのは、誰かをイライラさせるリスクが低い、ということです。
まとめ
信号待ちをする際の車間距離は何メートルを目安にすべきかをお伝えしてきました。
教習所の教えが理想だとするなら、「前の車の後輪全体が見える位置」で止まるのがベストだといえます。
車間距離が近い場合、たとえば後部座席の荷物を取ろうとして上体を伸ばしたときなどに、ブレーキが緩んで車が進み(クリープ現象)、そのまま前の車に衝突してしまうケースがあります。
相手が停車中の追突事故ですので、過失割合は10:0となり、ぶつかった後続車が全面的な悪者になります。
このような事故のリスクを考えるなら、前の車に近づくよりは、離れていたほうが安全なのではないでしょうか。
つまり、前の車の後輪だけでなく、道路も見えているくらいがちょうど良い、ということです。
以上、信号待ちをする際の車間距離は何メートルを目安にすべきか、でした。
結論。前の車の後輪だけでなく、道路も見えているくらいがちょうど良い。
走行中の車間距離について、当サイトにはこんな記事があります。
後続車の車間距離に関して、当サイトにはこんな記事があります。