「一生に一度」って言葉が嫌い。それがあなたと私の共通点

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

f:id:MORIKO:20201206220203p:plain

世の中には、「一生に一度」という言葉を平気で使う人たちがいます。

 

まず間違いないのは、

  • 絶対
  • 一生に一度

これらの言葉を使う人間は信用できない、ということです。

なぜなら、この世に絶対などなく、ある出来事が一生に一度しかないのかどうかもわからないからです。

 

 

「一生に一度」の嘘と誇張

f:id:MORIKO:20201206215703p:plain

一軒家やマンションの購入時、あるいは結婚(ウェディング)の打ち合わせシーンでしばしば登場するのが、一生に一度というフレーズです。

 

オプションを追加しようかどうか迷っているお客にたいし、

「一生に一度のことですし」

と声をかけ、お客の背中を押すのが営業スタッフの常套手段です。

 

私たちの金銭感覚を麻痺させる「一生に一度」という言葉には、嘘や誇張が含まれています

「一生に一度」の魔力に惑わされてはいけません。

 

1. 結婚式やマイホーム購入が一生に一度とは限らない

f:id:MORIKO:20201206220721p:plain

まず、結婚式にしてもマイホーム購入にしても、一生に一度とは限りません

 

世の中には、離婚と結婚を繰りかえしながら、人生で3回、4回と結婚式を挙げる人がいます。

ですので、結婚式が一生で一度のイベントかどうかは、その人物しだいです。

 

一軒家やマンションといったマイホーム購入を「一生に一度の買い物」と決めつける営業スタッフは、お客にたいして失礼です

  • ビジネスで大成功
  • 投資でバリバリ資産形成

といったお客の可能性をゼロと見積もっているから、すなわちお客のことを見くびっているからです。

 

「一生に一度」のフレーズが使われがちなウェディング、不動産業界には、お客の人生を「どうせこんな感じだろう」と決めつけるきらいがあります。

「一生に一度」を連呼する人間とは、一生のうち、一度も会いたくありません。

 

 

2. 今日だって一生に一度

そもそも「一生に一度」は何かを決断する際の決め手になりません。

なぜなら、私たちの人生はすべてが「一生に一度」だからです。 

 

f:id:MORIKO:20201206221831p:plain

たとえば、ここに20歳3ヶ月10日の男性がいるとします。

この男性がランチでカレー屋に行ったとして、20歳3ヶ月10日のランチでカレーが食べられるのは、一生で一度だけです。

 

翌日にふたたびランチでカレー屋を訪れても、この青年は20歳3ヶ月11日目を迎えています。

20歳3ヶ月10日で食べるカレーは、20歳3ヶ月10日のタイミングを逃したら、もう二度と味わえません。

 

では、カレー屋でこの男性は、

20歳3ヶ月10日のランチで食べるカレーは一生に一度なので、思い切って全部トッピングします」

ってな注文をするでしょうか。

答えはノーです。

 

こんな無茶な注文はしません。

なぜなら、「一生に一度」だとしても、全部トッピングする動機にはならないからです。

 

あなたがいま当記事を読んでいるのも、一生に一度の経験です。 

すでに内容を知っているので、ふたたびこの記事を読んでも、今回とおなじ感情にはならないでしょう。

 

今日という日は二度とやってきませんし、今という瞬間が味わえるのも今だけです。

私たちはつねに「一生に一度」の瞬間を過ごしています。

 

ウェディングや不動産の購入が一生に一度だというなら、人生はすべてが一生に一度だ、ってなもんです。

 

まとめ

f:id:MORIKO:20201206232343p:plain

「一生に一度」というフレーズについてお伝えしてきました。

 

 「一生に一度」にモヤッとするのは、心のなかで「勝手に決めつかないでくれ」という反発が生まれているからではないでしょうか。

あるいは、「人生はすべて一回きりの連続だ」ってな思いから、「何をいってるんだ」と頭にきてしまうのかもしれません。

 

結婚式の打ち合わせをしているとき、物件の内見をしているとき、「一生に一度のことですから」とスタッフに声をかけられたら、無視しましょう。

なぜなら、余計なお世話だからです。

 

以上、一生に一度がなんか気に食わない、でした。

結論。「一生に一度」人間とは二度と話さないよう三メートル以上距離をとろう。

 

www.shortshortshort.jp

ヘンテコな日本語について、当サイトにはこんな記事もあります。 

 

www.shortshortshort.jp

ヘンテコなコーポレートスローガンに関して、当サイトにはこんな記事があります。