1台1,000万円以上の価格で売られている車、いわゆる高級車を買うのは、お金の無駄遣いなのでしょうか。
答えはノーです。
なぜなら高級車には、高級車ならではの価値があるからです。
- 見栄
- 自慢
- ステータス誇示
このような欲望を満たすためだけにお金持ちが高級車に乗っていると考えるのは、正しくありません。
お金持ちが高級車に求めているのは、交通事故に遭っても死なない・怪我をしないじゅうぶんな安全性です。
この記事では、
- 大衆車と高級車の安全装備
- メルセデス・ベンツSクラスの凄さ
など、「高級車がお金の無駄遣いではない理由」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
高級車がお金の無駄遣いではない理由
他人の高級車を見て、
- 必要性がない
- お金の無駄遣いだ
- コンパクトカーでじゅうぶんだ
などと感じる人が世の中にはいます。
車が「移動するための道具」であることを考えれば、たしかに高級車でなく、200万円しない軽自動車やコンパクトカーでもじゅうぶん目的(移動)は果たせる気がします。
ただ忘れてはならないのは、車の運転には「死ぬリスクが潜んでいる」ということです。
交通事故で年間3,000人以上が死んでいる
事実、日本では1年間でおよそ40万件近い交通事故が起きています。
40万件の交通事故のなかには、
- 重傷者:3万人以上
- 死亡者:3千人以上
こうした被害に遭った人々が存在しています。
車に乗って移動する以上、
- 交通事故のリスク
- 大怪我を負うリスク
- 命を落とすリスク
これらをゼロにすることはできません。
ただし、すべてのリスクを下げる方法ならあります。
安全装備が充実している高級車を買うこと、がそれです。
お金持ちが高級車を買うのは、その先にある「安全」が欲しいから、というのも理由のひとつです。
けっして見栄やステータスのためだけに高級車を買っているわけではありません。
もしも側面から衝突されたら
たとえば、大衆車と高級車とでは、装備されているエアバッグの数が違います。
どの自動車にも、衝突時に備えてフロントエアバッグがついているのは共通です。
くわえて1,000万円近い高級車には、ほぼ間違いなくサイドエアバッグが搭載されています。
サイドエアバッグは、側面衝突を受けた際、ドライバーの生死を左右する大切な安全機能です。
ところが、200万円以下の安い国産車を見てみると、サイドエアバッグが装備されていない車がほとんどです。
あるいは、オプション扱いとなっており、追加費用を支払わなければサイドエアバッグがつかない仕様となっています。
それもこれも、生産コストを削減し、安い価格で自動車を売るため(ライバル他社との競争で優位に立つため)です。
言い方を変えれば、安い自動車には安いだけの理由がある、ということです。
いっぽうで高級車は、「安全性」に妥協しません。
たとえば最新型のメルセデス・ベンツSクラス(ベンツのなかで上位クラス)は、世界初となる「後席エアバッグ」を搭載しています。
私たちが後部座席に乗っていて側面から衝突されても、乗っていたのがSクラスであれば、死なずに済むかもしれません。
メルセデス・ベンツSクラスの凄い機構
プレミアムブランドの代表格であるメルセデス・ベンツは、自動車づくりにおいて、つねに高い安全性を追い求めています。
先述のメルセデス・ベンツSクラスは、後席のサイドバッグだけでなく、側面衝突に備えたほかのセーフティ機能も有しています。
側面衝突の危険を検知したSクラスは、車高を瞬時に80mm上げる機構を備えているのです。
なんのためにSクラスは車高を80mm上げるのでしょうか。
それは、衝突時の衝撃を"ドア"ではなく、ボディの"サイドシル"で受けるためです。
サイドシルというのはボディの骨格にあたる頑丈な部分で、高い強度を持っています。
つまりSクラスは、ボディの頑丈な部分で事故の衝撃を受けることで、ドアが潰れて乗員が怪我・死亡するのを防いでくれる、というわけです。
たとえるなら、顔面へのパンチです。
顔面にパンチを喰らいそうになったとき、パッと手を出して、手のひらで衝撃を受けるのがSクラスです。
結果として、大事には至らずに済みます。
いっぽうで、顔面へのパンチを、そのまま顔面で受けるのが大衆車です。
- 鼻血が出る
- 鼻の骨が折れる
- 眼窩底骨折
など、大惨事になるであろうことは、想像に難くありません。
たくさんのお金を支払って高級車を買えば、充実した安全装備に守ってもらえます。
交通事故のリスクをゼロにできない以上、安全性の高い高級車に乗るのは賢い判断です。
ですので、
- 必要ない
- カネの無駄遣いだ
といった高級車への指摘は、いずれも正しくないといえます。
まとめ
信号待ちをしていて後ろの車にドンと追突されたとき、私たちは鞭打ち(首周辺を痛めること)になる恐れがあります。
ただし、われわれが高級車に乗っていれば、後ろから追突されても鞭打ちを回避できるかもしれません。
なぜならたいていの高級は、追突を検知すると同時に、ヘッドレストがドライバーの頭部を前へ押し出すシステムを搭載しているからです。
鞭打ちというのは、追突されたときにまず衝撃で体が前に出て、それから重たい頭部が遅れて前に出る"ライムラグ"のせいで生じる頸椎のケガです。
このタイムラグをなくすために、追突を検知した瞬間に頭をボンッと前方へ突き出してくれるのが、先述の機能です。
この機能は多くの高級車に搭載されていますが、一般的な大衆車にはほとんど搭載されていません。
鞭打ち回避は、じつは、お金で買えるのです。
もっといえば、交通事故が起こった際に死ぬかどうかも、お金が左右しています。
交通事故で死にたくない方は、安全装備が充実している高級車に乗るのが良いでしょう。
メルセデス・ベンツのSクラスなど最高です。
高級車はその「安全性」に価値があり、
- 快適性
- ステータス製
- 遮音性の高さ
- 内装の素材の高さ
などはオマケに過ぎません。
お金持ちにとって大切なのは、死なないこと、です。
なぜならお金持ちは、成功した人生を歩めているからです。
お金持ちが「永遠の命」や「健康」に人一倍関心を抱くことを考えれば、安全性の高い高級車に乗ることは、ごく自然だといえるでしょう。
どんな食べ物が健康に良いのかどうかは、さまざまな研究結果があって不確実ですが、高級車に乗っていれば死亡リスクを下げられることは確実です。
以上、高級車がお金の無駄遣いではない理由でした。
結論。高級車を買うということは、安全性、すなわち自分や家族の命を買うということ。たとえば高級車ポルシェが前の車に追突し、追突された車の乗員が死亡し、ポルシェの乗員は軽症だった事故が過去に複数件起きている。ここからわかるとおり、高級車は超頑丈。くわえて安全装備。結果、超安心安全。
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