2020年にフルモデルチェンジを果たしたスバル新型レヴォーグ(2代目)は、2列シートで、乗車定員は5名です。
レヴォーグに3列シートのモデルは存在しません。
ところで、新型レヴォーグ後部座席の座り心地はどうでしょう。
たとえば、リヤシートもリクライニングは可能なのでしょうか。
この記事では、
- 後部座席はリクライニングできるか
- 後部座席に大人が座っても平気か
- 後部座席にもシートヒーターはあるのか
など、「スバル新型レヴォーグの後部座席」についてわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
スバル新型レヴォーグの後部座席
レヴォーグのボディ形状はステーションワゴンといい、じゅうぶんな人数と荷物を載せて運べるのが特徴です。
たとえば、
- ポルシェ911
- 日産GT-R
- トヨタ86
といった2ドアスポーツカーの後部座席はほとんど「荷物置き場」で、人が座るには狭くて窮屈ですが、レヴォーグの後部座席は広く、快適です。
レヴォーグのリヤシートに大人が座っても、なんら問題ありません。
天井の高さもじゅうぶんにあります。
後部座席もリクライニング可能
レヴォーグの後部座席は(初代・新型ともに)、リクライニングが可能です。
フルフラットになるまで背もたれを倒すことはできませんが、ある程度は、リヤシートも後ろへリクライニングできます。
後席に座っている乗員が、
- 疲れたとき
- 眠りたいとき
- 車酔いしたとき
- 体調が悪くなったとき
などに、座席が倒せるのは大きなメリットだといえるでしょう。
後部座席のシートを倒してくつろげるのは、軽自動車など、小さな車にはない魅力です。
後部座席にもシートヒーター搭載
新型レヴォーグ(2代目・2020年〜) は、全グレードにおいて、運転席および助手席のシートヒーターを標準装備としています。
シートヒーターというのは、トイレの便座を温めるようなイメージで、車のシートを温めてくれる機能をいいます。
便座は温かいほうが良いように、自動車のシートもまた、冬場は温かいほうが快適です。
後部座席のシートヒーターは、
- GT
- GT EX
これらのグレード(エントリーモデル)を除き、新型レヴォーグに標準装備されています。
残念ながらGTおよびGT EXでは、メーカーオプションとしても後部座席にシートヒーターを搭載することはできません。
- 後席に人を乗せる機会が多い方
- 寒冷地に住んでいる方
などは、リヤシートにもシートヒーターが搭載されているモデルを選ぶと良いでしょう。
具体的には、
- GT-H
- GT-H EX
- STI Sport
- STI Sport EX
これら4つのグレードです。
新型レヴォーグのなかでこれら4つは上位グレードですので、後部座席のシートヒーターが標準装備となっています。
シートヒーターのメリットは、自分だけ温度調整ができる点です。
たとえば、後席に座っている女性ひとりだけが「寒い」と感じていても、ほかの乗員3名が「ちょうど良い温度」だと感じていれば、エアコンから出る温風は、女性以外にとって不快です。
いっぽうでシートヒーターがあれば、自分が座っているシートだけを温められるので、他の乗員に合わせる必要がありません。
エアコンでは実現できない「個々の温度調整」を可能にしてくれるのが、シートヒーター機能のメリットです。
快適に移動できるのは4名まで
新型レヴォーグの乗車定員は5名ですが、快適に移動ができるのは4名までです。
なぜなら、3名が座れる後部座席のうち、中央だけシートのクオリティが低いからです。
バスでいうところの「補助席」のようなものだとお考えください。
座れないこともないけれど、ふだんは使わない、それがレヴォーグ後席の中央部分です。
たとえば、後部座席の左右は、
- 座面
- 背もたれ
それぞれが窪んでおり、乗員の体をホールドするように設計されています。
いっぽうで後部座席の中央部分は、
- 座面
- 背もたれ
いずれもモッコリと盛り上がっており、体のホールド性に欠けます。
後席中央に座った乗員は、レヴォーグが曲がるたびに体を左右に揺すられ、不快な思いをすることでしょう。
そもそも後部座席の中央部分は、背もたれをバタッと前に倒すと「センターアームレスト(カップホルダー付き)」となるように設計されています。
5人目が座る中央部分は、あくまでも補助席扱いだ、ということです。
近場を移動するだけなら良いでしょうが、
- 遠出
- 旅行
など、片道30kmを超えるような長距離を移動する場合、レヴォーグに5名が乗るのはやや窮屈だといえます。
ただし、うち1名が小学生以下の子どもであれば、レヴォーグに5人乗っても問題ないでしょう。
まとめ
スバル新型レヴォーグの後部座席についてお伝えしてきました。
グレードを問わず、レヴォーグの後部座席はリクライニング可能です。
- GT
- GT EX
これら2つのエントリーモデルを除き、後部座席にはシートヒーターが標準装備されています。
寒冷地に住んでいるユーザーにとって、シートヒーターは重宝するに違いありません。
運転席および助手席には、全グレードで(GTとGT EXにも)シートヒーターが搭載されています。
「新型レヴォーグには何人乗れるか」の問いにたいする答えは、5名です。
ただし、快適に移動できるのは4名までです。
なぜなら、後部座席の中央は補助席的な扱いであり、ほかの座席にくらべて座り心地が劣っているからです。
リヤシートの中央部分は座席としてではなく、カップホルダー付きのセンターアームレストとして使うのが正解だといえるでしょう。
ちなみに、新型レヴォーグには、後部座席用にUSB電源2口が標準装備されています。
移動中のスマホ充電などに活用でき、便利です。
以上、スバル新型レヴォーグの後部座席についてでした。
結論。新型レヴォーグの後部座席はリクライニングできるし、一部グレードにはシートヒーターも付いているし、なによりシートの質が高くて快適。ただし、5人目の乗員は補助席のようなポジションに座るハメになる。乗車定員は5名だが、全員が心地よく移動できるのは大人4名まで。
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