『"妻の地雷"を踏まない本』の要約と感想

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タイトルにある「妻の地雷を踏まない」とは、妻の機嫌を損ねないこと、妻の怒りを買わないことを意味します。

 

「悪気は無いのに、なぜか自分の言動が奥さんの気分を害してしまう

そんな悩みを抱えている男性がいたら、本書を読んでみてはいかがでしょう。 

 

奥さんをイラッとさせている根本的な原因に気づけるかもしれません。 

 

この記事では、鶴田豊和著『"妻の地雷"を踏まない本』の要約と感想をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

『"妻の地雷"を踏まない本』の要約と感想

まずは本書の要約から。

 

著者は行動心理コンサルタント。

男性に向け、多くの妻が抱く「夫にわかって欲しいが、なかなか言葉に出せない本音」を伝えるのが、本書の目的だ。

 

  • なぜ妻の怒りは生まれるか
  • なぜ生活音を抑えるべきか
  • もし夫婦喧嘩をしてしまったら
  • 妻が話している最中に言うべきでないこと

など、妻の地雷を踏まないためのポイントや心構えを説く。

 

以上がおもな内容です。

「夫」としての自らの振る舞いを見直すのに役立つ本だといえます。

 

たとえば、家事全般を「妻の領域」と考えてはいないでしょうか。

こうした決めつけ、あるいは思い込みが、奥さんとの軋轢を生む原因になりかねません。 

 

捨てるべきは「家のことは妻がやる」という思い込み 

専業主婦、共働きに関わらず、男性は家のことを「妻の領域」だと考えがちだ、と著者は指摘していました。

 

いっぽうで妻は、家のあれこれを「夫婦の領域」と考えているそうです。 

  • 夫:家のことは妻の領域
  • 妻:家のことは夫婦の領域

この考えのズレが、さまざまなトラブルの原因になっているといいます。

 

たとえば、

  • 洗濯を手伝う
  • 掃除を手伝う
  • 調理を手伝う
  • 食器洗いを手伝う

など、家事をする際に「手伝う」という発想を抱いている男性は危険です。

なぜなら、家事を「妻がやること」と決めつけているからです。 

 

もちろん、

  1. 専業主婦
  2. パート
  3. 会社員

など、奥さんの状況によって話は変わってくるでしょう。

奥さんが専業主婦をしているのであれば、「家事は奥さん担当」で良いのかもしれません。

 

ただし、夫婦で共働きをしているにも関わらず「家のことを奥さん任せ」にしているとなると、問題です。 

 

この点について著者は、

  • 料理
  • 洗濯
  • 掃除

などを女性がやって当然だとする考えを捨てよう、と述べていました。

というのも、妻が怒るのは家事それ自体の大変さにたいしてではなく、こうした「決めつけ」にたいしてだから、だそうです。 

 

多くの「夫」にとって耳の痛い話では無いでしょうか。

読んでいて、私の耳はズキズキと痛みました。 

 

 

子どもがいない夫婦には関係ない内容も

本書は「子どもがいる夫婦」を前提にして書かれています。 

 

たとえば、

  • イクメンを気取る夫
  • 子どもに無関心な夫
  • 子どもが夜泣きしても起きない夫
  • 子どもが寝るタイミングで帰宅する夫
  • 育児に「協力する」というスタンスの夫

などがNGな例として挙げられていました。

全5章のうち第3章は「育児のできない夫」に割かれていますし、それ以外のパートでも、上のような「子ども絡み」の注意点がチラホラ出てきます。

 

子どもがいない夫婦にとっては無関係ですので、子ども関連の項目は読み飛ばしてしまって良いでしょう。

ただし、奥さんが妊娠中であれば、話は別です。

 

もちろん、子どもがいない夫婦にも役立つアドバイスは載っています。

  • 妻よりも自分の母を優先しないこと
  • 妻の話には何よりまず共感すること
  • 家庭でスマホをいじり過ぎないこと
  • 「要するに?」と話の腰を折らないこと 
  • 食事の準備ができたらすぐ食卓へ行くこと

などです。

 

ついやってしまっていることがあれば、今夜からでも直したほうが良いかもしれません。

ある日とつぜん妻の地雷がズドーンと爆発しかねないからです。

 

まとめ

私たちは、生きていく上でさまざまな顔を使い分けています。

 

たとえば、

  • 地域の一員としての自分
  • 会社員としての自分
  • 子どもとしての自分
  • 友人としての自分
  • 兄妹としての自分
  • 親としての自分
  • 客としての自分

などです。

本書が取り上げているのは、「夫としての自分」です。

夫としての自分がうまくやれているかどうか、ダメだとしたらどこを改善すべきなのか、それを教えてくれるのが本書です。

 

子どもがいない夫婦にとっては一部関係ない内容もありますが、あなたが既婚者であれば、読んでおて損はないでしょう。

というのも、日ごろの振る舞いを省みて改善すれば、離婚するリスクを下げられるからです。 

 

ちなみに本書は、

  • よくある地雷エピソードの「4コマ漫画」
  • 解説文
  • よくある地雷エピソードの「4コマ漫画」
  • 解説文

これを繰りかえすスタイルです。

ゆえに、テンポよく読み進められました

 

"妻の地雷"を踏まない本

"妻の地雷"を踏まない本

  • 作者:鶴田豊和
  • 発売日: 2018/11/16
  • メディア: 単行本
 

以上、鶴田豊和著『"妻の地雷"を踏まない本』の要約と感想でした。

結論。夫が妻の地雷を踏む事例集。失敗を知り、失敗に学ぼう。夫が妻をイラッとさせる原因は、だいたい決まっている。奥さんの地雷がどこに埋まっているかを知れば、もう夫婦生活でビクビクすることはない。

 

www.shortshortshort.jp

夫婦の睡眠について、当サイトにはこんな記事があります。