恋愛においてしばしば使われるのが、脈あり、脈なしといったフレーズです。
脈(みゃく)には「先の望み」という意味があって、
- 脈あり:交際できるかもしれない
- 脈なし:付き合えそうにない
恋する男女はこのように使います。
倒れている人間の手首を触り、「脈がない」と死を断定するシーンが映画やドラマに出てきますが、恋愛の「脈なし」は、このような「(恋が)死んでいる」という意味ではありません。
血管がドクドク脈打っている脈拍の「脈」ではなく、恋愛の場合、「先の望み」という意味合いで"脈"を使います。
この記事では、
- どんなときに「脈あり」を使うか
- どこで脈の有無を判断するか
など、「恋愛の脈ありとは何なのか」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
恋愛の脈ありとは何なのか
脈は「先の望み」を意味する言葉です。
恋愛における望み(ゴール)は、好きな人と付き合うこと、だといえます。
ですので、自分の好きな人にたいして、
- 脈あり:相手も好意を抱いていそう
- 脈なし:相手は興味がなさそう
脈が有るか無いかはこのようにジャッジします。
好きな人が自分に好意を抱いてくれそう(もしくは既に好意を抱いていそう)な場合、「この恋は脈ありだ」などといいます。
なぜなら、両想いになり、交際にまで発展しそうな手応えがあるからです。
いっぽうで、好きな人がこっちに振り向いてくれそうもない場合、つまり恋が片想いのまま終わりそうなとき、この恋は「脈なし」だといえます。
(カップルになるという)先の希望が見えないからです。
脈あり・脈なしは自分の思い込み
脈ありか脈なしかは主観的判断なので、間違っていることも少なくありません。
たとえば、脈あり(自分に気がある)と確信していた相手が、こちらをなんとも思っていなかった、といった具合です。
- 2人で食事をする
- 2人で映画を観に行く
- 2人でイルミネーションを見に行く
- 毎日欠かさずにLINEで連絡している
こんな関係にある好きな男性/女性がいたら、99%の人間が「脈あり」と考えることでしょう。
つまり、付き合ってカップルになれそうだと確信するわけです。
がしかし、上の条件がすべて揃っていても、(自信満々に)告白して、あっさり相手に振られることはあります。
「恋愛感情はない。友達の一人としか見れない。むしろ恋愛対象として見てたなんてビックリ」ってな具合です。
だから何なのかといえば、
- 脈あり 男性 行動
- 脈あり 女性 しぐさ
こうした情報をインターネットで調べてかき集めたところでなんの役にも立たない、ということです。
たとえるなら、ペットボトルのキャップをどれだけ集めても、何にも使えないようなものだといえます。
脈あり・脈なしのジャッジはきわめて主観的なので、しばしば間違えます。
「これは100%脈ありだ」などといい切れる男女の言動は、世の中に存在しません。
恋愛で「脈あり」を使う状況
脈ありだ、脈なしだ、といって一喜一憂するのは、付き合う前の男女(あるいは同性どうし)だけです。
すでに交際しているカップルが、彼氏や彼女のことを「たぶん脈ありだろうな」などとはいいません。
なぜなら恋愛における脈ありは、「付き合える可能性がある」と同義だからです。
ちなみに恋がもっとも楽しいのは、脈ありだ何だかんだといって喜んだり落ち込んだりして、情緒が不安定になっているときです。
いざ好きな人と付き合って関係が安定すると、ワクワク感やドキドキ感は減ります。
たとえるなら、バランスボールです。
不安定にグラグラと揺れ動くバランスボールに座ってみれば、緊張感や楽しさを味わえます。
いっぽう、どっしり安定しているソファに腰掛けたところで、ワクワクもドキドキもしません。
恋愛もまったくおなじです。
脈ありなのか、それとも脈なしなのか、ゆらゆら不安定な心で煩悶する日々こそが、恋の醍醐味だといえます。
- わ、ハートのスタンプ!脈ありだ!
- まる1日連絡が来なかった。脈なしだ。
- デートをOKしてくれた!脈ありかも!
ちょうど、こんな感じです。
まとめ
恋愛の脈ありとは何なのかをお伝えしてきました。
脈ありとは「先の望みがある」ということで、恋愛においては「交際できる望みがある」と表現できます。
倒れている人間の手首に指をあて、「まだ脈がある!」といった状況で使われる「脈あり」とは別物です。
もちろん、素敵な人を見て胸がドキドキし、「今、心臓がドキドキしてる、これがいわゆる脈ありってやつ?」と考えるのも誤りです。
それは、いわゆる「脈あり」ではありません。
そもそも、生きている限り心臓は動いているわけなので、すべての人間に「脈」はあります。
好きな人と恋人どうしになれそうな手応えや予感、それが恋愛における「脈あり」です。
以上、恋愛の脈ありとは何なのか、でした。
結論。脈ありとは、好きな人と付き合えそうな手応えがあること。 きわめて主観的判断なので、間違っていることも少なくない。脈ありだ、脈なしだといって情緒が不安定になっているとき、それが恋愛で得られる楽しさのピーク。交際後は楽しさでなく、幸福感が得られる。
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