休日にまで仕事のことを考えていたら、身体は休まっても、メンタルが休まりません。
なぜなら、脳のなかで会社へ「出勤」しているからです。
仕事のことを考え、どんよりした重たい気分で過ごす時間を、休日とは呼べないでしょう。
では、仕事のアレコレをすっかり忘れてオフを満喫するためには、どんな工夫や対策、行動が必要なのでしょうか。
この記事では、
- 転職する
- 仕事について考え抜く
- 休日にビジネスを始める
など、「休日に仕事のことを考えない方法」をわかりやすく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
休日に仕事のことを考えない方法3選
まず、「休みの日に仕事のことは考えないようにしよう」と決心しても、ムダです。
なぜなら、自由に操作できるスマホの画面とちがい、脳内のイメージは、私たちの思い通りにコントロールできないからです。
たとえば、ニワトリのことを、考えないようにしてみてください。
ニワトリだけは、絶対、思い浮かべてはいけません。
……頭のなかで何をイメージしたでしょうか。
おそらく、赤いトサカ、白い翼、白い尾をもった生き物、すなわちNGであるニワトリが出てきたはずです。
このように、「〜のことを考えないようにしよう」と頭で思えば思うほど、かえってその対象を強くイメージしてしまいます。
ですので、「上司のことを考えないようにしよう」や「仕事のことは忘れよう」と念じるのは、逆効果です。
むしろ脳内から消したいはずの「仕事」のことを、何度も繰りかえし思い浮かべるハメになります。
仕事のことを考えるな、仕事のことを考えるな、と自分に言い聞かせるのは、間違った真逆のアプローチなので避けましょう。
1. 嫌なことの解決策を考える
頭のなかから「仕事」のイメージを消そうとするのは、先述のとおり、不可能です。
階段から落っこちて頭を強打しない限り(すなわち記憶喪失にならない限り)、記憶やイメージが消え去ることはないでしょう。
だったらいっそ発想を変えて、忘れようとするのではなく、むしろ仕事を直視してみてはどうでしょうか。
たとえばホラー映画は、お化けの姿が映るまで怖くて仕方ありませんが、いったんその正体が見えさえすれば、われわれの恐怖は和らぎます。
大事なのは、知ること、です。
仕事の場合は、
- 仕事の何が嫌なのか
- どんな場面を考えてしまうのか
これらをハッキリさせるのが、直視する第一歩です。
- 上司に会いたくない
- 休み明けのプレゼンが緊張する
- 業務がつまらない
- 仕事にやりがいを感じない
- 会社を辞めたい
といった具合に、自分が仕事のなにを嫌がっているのかを言語化し、明らかにします。
もし現在の仕事がイヤでイヤで堪らないとしたら、
- 転職サイトを眺める
- 副業を始めて脱サラを目指す
といった次のアクションを起こすべきです。
なぜなら、行動しなければ、ただ「休日くらい仕事のことを忘れたい」と嘆いているだけでは、なにも変わらないからです。
むしろ野生のクマとおなじで、仕事の考えから逃げようとすればするほど、私たちはソレに追いかけ回されます。
であれば、逃げる方法ではなく、やっつける方法を考えるべきではないでしょうか。
すなわち、
- 仕事の何がイヤか明確にする
- イヤな思いをせず済む方法を考える
- 考えた結果を行動にうつす
ということです。
2. 転職する
仕事のことを考えるのがイヤというより、「仕事そのものがイヤ」だと考えているはずです。
ちょうど、
- ヘビが嫌い
- だからヘビのことを考えるのも嫌い
このように思考が発展するのとおなじです。
たとえば休日に、
- つぎはどの車を買おう
- 夕飯はなにを食べよう
- 何色のTシャツを買おう
- 明日はどの映画を観に行こう
と考えても、悪い気はしないのではないでしょうか。
むしろ気分がワクワクするはずです。
休みの日に仕事のことを考えて嫌な気分に陥るのは、仕事そのものが嫌だからです。
いまの仕事、働き方、人間関係がしんどいから、これ以上は続けたくないと、本心ではそう思っていませんか?
だとしたら、本音にフタをせず、心の声にしたがって、仕事を辞めて転職すべきです。
休日にまで仕事のことを考えていたら、週休ゼロ日のメンタルに不調が生じてもおかしくありません。
試しに、スマートフォンで転職サイトへアクセスしてみてください。
「いまの仕事のこと」を休日に考えるのがツラいとしても、次の仕事のこと、未来について考えれば、前向きな、晴れやかな、明るい気持ちになれるはずです。
ところでうつ病患者は、希死念慮といって、本人が考えたくないにも関わらず「自殺すること」ばかり思い浮かべてしまうケースがあります。
まるでボウリングの球がピンへむかって転がるように、うつ病患者の思考は、死へと吸い寄せられていきます。
ただ幸いなことに仕事には、「転職」という逃げ道が存在しています。
仕事で思い悩んでメンタルを病む前に、転職や退職、あるいは一定期間休職するのも、ひとつの手です。
休日にまで仕事のことを考えてしまうのは、仕事にたいして真面目で、責任感が強いからかもしれません。
現在かかっている重責、プレッシャーから解放され、メンタルをいったんリセットするために、転職は有効な手段です。
3. スモールビジネスを始める
「いまの仕事が嫌だ。退職したい」とはっきり自覚しているとします。
それでも会社を辞められないとしたら、収入がなくなるのが困るから、ではないでしょうか。
すなわち、経済的事情です。
私たちがただ生活するだけでも、
- 食費
- 家賃
- 通信費
- 水道光熱費
- ローンの返済
このように、毎月なにかとお金がかかります。
がしかし、休日に仕事のことを考えたとして、
- 残業代
- 休日出勤手当
といったお金が、会社から銀行口座へ振り込まれるわけではありません。
だったら考えるだけ損なので、もっと建設的なことに頭脳を使うべきです。
具体的にいえば、考えるべきは、(嫌いな)本業以外で収入を得る方法です。
会社員の場合は、勤め先の企業に頼らず、自分の力で稼ぐ方法だといえます。
たとえば、
- ブログ執筆
- YouTubeで動画配信
- オンラインレッスンの講師
など、インターネットを使えば、初期投資を抑えつつ自分でビジネスが始められます。
背負うリスクが小さい、ということです。
休日にまで仕事のことを考えてネガティブな気分にならず済むように、「どうすれば会社に頼らず収入が得られるか」を考えるのが生産的ではないでしょうか。
ちょうど、仕事の考えを、自力で稼ぐための思考で上書きするようなイメージです。
ブログを書いてアフィリエイト報酬や広告収入を狙う、YouTubeで動画を配信して広告収入を得ようとする、といった行動を起こせば、休日にはもっとほかの「考えるべきこと」が見つかるはずです。
いわば現状を脱するためのロープを掴んだも同然で、どうすればロープをもっと上へ効率よく登れるか、そこに意識を集中し、頭を使うようになるのではないでしょうか。
まとめ
休日に仕事のことを考えない3つの対策をお伝えしてきました。
- 嫌なことの解決策を考えて実行する
- 転職する
- スモールビジネスを始める
すべてに共通しているのは、頭に浮かんでくる仕事から逃れようとするのではなく、むしろ直視して、解決策を考え、実践している点です。
なぜなら「ニワトリのイメージ」ではっきりした通り、私たちがある特定の事柄を考えないようにするのは、ムリだからです。
ですので、熱中できる趣味を見つけても、意味がありません。
これは仕事から目を背けている、いわば逃げの姿勢だからです。
たとえば、映画を好きになろうと思って映画館へ通ったところで、観賞した帰り道で「明日からまた会社か」と考え、ガックリ肩を落とすに決まっています。
その場限りの、安易な気休めに過ぎません。
どうせ逃げ込むなら、映画館でも、キャンプ場でも、アニメの世界でもなく、転職サイトが良いでしょう。
というのも、仕事の考えから逃げて趣味の世界に閉じこもったとしても、休み明けには、どうせまた会社へ引き戻されるだけだからです。
以上、休日に仕事のことを考えない方法3選でした。
結論。 仕事のことを忘れられるのは、頭部に(死なない程度の)衝撃がくわわって、記憶喪失になった場合だけ。休日に仕事のことを考えなくて済むのは、仕事が「嫌い」ではなくなったときから。
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