なにも施術を受けていないのに歯が白い人は、この世にいません。
タイルのように真っ白な歯は、ホワイトニングの賜物です。
それにたいして、ふだん読書をしないのに頭が良い人はいます。
こうした人たちは、なぜ賢いのでしょうか。
本を読まない代わりに、新聞でも読んでいるのでしょうか。
この記事では、
- 頭が良いとはつまり?
- どうしたら賢くなれるのか
など、「本を読まないのに頭が良い人の秘密」をわかりやすく解説します。
月々の書籍代を削りながらいっそう理知的になるため、ぜひ参考にしてみてください。
読書をしないのに頭が良い人の秘密
本を読んでいないのに頭が良い人は、世の中にいくらでもいます。
こうした人々は書店に行きませんし、図書館で本を借りたりもしません。
もちろんKindle(電子書籍リーダー)など持っていません。
でも、周囲からは「頭が良い」と評価されています。
どうしてこんなことが起こるかといえば、本を読むだけが勉強ではないからです。
ところでムキムキな人は、例外なく全員が筋トレをしているのでしょうか?
答えは、ノーです。
たとえば、引越し業者として働いているスタッフは、筋トレなどしなくてもゴツい体をしています。
日常的に重たい荷物(家具や家電)を運んでいて、筋肉が鍛えられているからです。
このように「筋トレをしていないけどマッチョな人」がいるのとおなじで、読書をしていないのに頭が良い人も存在します。
最大のポイントは、自分の頭を使って考えること、です。
そもそも頭が良いとは?
だいいち、頭が良いとはなんでしょう。
置かれた立場によりその定義は変わります。
もし高校生なら、テストで好成績をおさめている生徒を「頭が良い」といいます。
読書量とはなんの関係もありません。
事実、小説ばかり読んでいる「文学好きの赤点君」だって存在します。
集中して授業を受け、日々の宿題をこなし、問題集を繰りかえし解いている生徒が「頭の良い生徒」です。
社会人になると定義が変わります。
というのも、社会人は国語のテストを受けたりしないからです。
その代わり、自分の頭で物事を考えられる人が「頭が良い」と一目置かれるようになります。
たとえば、仕事上の問題点がどこにあるのかをはっきりさせて、解決するための方法を導き出せる人です。
こうした社員は職場において「頭が良い」とみなされます。
日ごろの読書量は関係ありません。
ビジネス書を読むのが好きで、マルクスやケインズがどうたらこうたらと蘊蓄を垂れてばかりの人間がいたとして、仕事ができるかどうかは別問題です。
頭の良さと読書を切り離す
大切なのは、
- 読書量
- 頭の良さ
これら2つを切り離して考えることです。
筋トレをすればムキムキになりますし、歯を磨けば虫歯を防げます。
ただし、片っ端から本を読み漁ったからといって、頭が良くなるとは限りません。
得た知識を活かして自分なりの仮説が立てられる人、これが頭の良い人だといえるでしょう。
少なくとも学生時代の勉強のように、毎日5時間テスト勉強をしているヤツが一番賢いというほど、社会人の賢さは単純ではありません。
大人の頭の良さはまた別物です。
- 問題点を見つける
- 仮説を立てる
- 手元にある情報だけで推測する
こうした頭の使い方ができる人こそ賢いといえます。
頭の良さと読書習慣は比例しません。
毎日3時間を読書に充てても賢くなれる保証はない、ということです。
まとめ
知識量が重要なのではありません。
クイズ王を目指すのでも限り、雑学をたくさんインプットしたところで使う場面はないでしょう。
大量に集めても、ガラクタはガラクタです。
そもそも読書という行為自体、誰かが考えたこと(思考の跡)をたどっているに過ぎません。
本ばかり読んでいる人は思考を他人任せにしている、ということです。
大事なのはその逆、自分の頭で考えることです。
自分の頭で思考できなければ、他人から「頭が良い」とは認めてもらえません。
世の中では、こんな本が売れています。
頭の使い方を解説した本です。
本を読まないのに賢い人は、こうした脳の使い方ができているのかもしれません。
ふだんストレッチや筋トレの正しいやり方を学んでいるなら、思考だけが我流というのは一貫性がないといえます。
"思考のやり方"も学んでみてはいかがでしょう。
以上、本を読まないのに頭が良い人の秘密でした。
【結論】社会人になると、知識量ではなく、思考力がものを言う。問題を見つける力、仮説を立てる力、類推する力。これらが高いと「頭が良い」と評価される。だから読書量は二の次。本を読む時間より、考える時間を持つこと。
知識のインプット方法について、当サイトにはこんな記事があります。
掃除や洗濯はともかく、読書にまで効率化を求めるのはおすすめしません。
頭の良さに関して、当サイトにはこんな記事もあります。
どんなに高性能のスマートフォンも、充電が切れたら動きません。
脳もおなじです。
私たちにとって大切なのは、脳がポテンシャルを発揮できる状態にしてあげること、です。