「かっこいい」や「優しい」などと彼女が褒めてくれたら、嬉しくて小躍りしたい気分になります。
彼女にとって自分がナンバーワンの男だ、そんな自信と安心感が持てるからです。
それにたいして、彼女が自分ではなく他の男を「かっこいい」だの「面白い」だのと称賛しようものなら、不愉快でゾッとします。
- 俺よりイケメンだっていうのか?
- 人の気持ちがわからないのか?
- 心の声が漏れてるのか?
- デリカシーが無いのか?
- 喧嘩売ってるのか?
- 俺に飽きたのか?
- 浮気性なのか?
- 俺じゃ不満か?
など、心がザワザワすることでしょう。
プライドはズタズタです。
実際のところ、彼女は何を考えているのでしょうか。
「他の男性」を持ち上げる発言の裏には、どんな意図や心理が隠されているのでしょう?
この記事では、
- 嫉妬させて愛を実感したい
- 理想の彼氏像を示している
など、「他の男を褒める彼女の心理」をわかりやすく解説します。
イライラモヤモヤする気持ちを沈めるため、ぜひ参考にしてみてください。
他の男を褒める彼女の心理2選
できることなら彼女の目には、すべての男(自分を除く)が"ナンセンスなクソ男"に映っていて欲しいものです。
たとえば、
- 〜君は不潔でイヤだ
- あの俳優はブサイクで嫌い
- あの芸能人は性格が悪そう
- あの男性アイドルは気持ち悪い
- あのYouTuberはどう見てもバカ
といった具合です。
自分だけが価値ある存在で、ほかの連中の評価は星ひとつ、これが理想ではないでしょうか。
自分だけに彼女が首ったけで、ゾッコン状態であれば、浮気やら破局やらの心配をしなくて済むからです。
なにより、日々を心地よく過ごせます。
ところが、です。
現実は理想のように上手くいかず、彼女は、他の男を褒めてしまいました。
とても看過できません。
もし彼女が国会議員だったら責任追求からの糾弾からの追放……そんなレベルの失言です。
では、彼女はいったい何を目的としていたのでしょうか。
他者を褒める心理として考えられるのは、
- 嫉妬させたい
- 彼氏を誘導したい
この2つです。
彼女の本音に気づくため、順に詳しく見ていきましょう。
1. 嫉妬させたいから褒める
彼氏を嫉妬させたかった、そんな可能性がまず一つ考えられます。
なぜ嫉妬させたいのかといえば、愛情を感じたいから、です。
つまり彼女は、自分への愛があるかどうか確かめるべく彼の反応を試した、ということです。
ところで、彼女にたいして最後に愛情表現をしたのはいつですか?
昨日なら問題ありません。
一昨日まではギリギリセーフです。
がしかし、1週間前だったり、2ヶ月前だったり、覚えていないくらい昔だったりするなら、大問題です。
彼女のなかであなたは、"釣った魚に餌をやらないタイプ"などという不名誉なレッテルが貼られていることでしょう。
「好き」だとか「愛してる」だとかの言葉をもらえず、愛情に不安を覚えた彼女は、あえて彼氏が嫉妬するような発言をすることで、安心感を得たかったのかもしれません。
嫉妬の感情は「好き」である証拠だからです。
したがって、もし愛情表現の不足を自覚しているなら、今回の件は"お互いさま"だといえるでしょう。
他の男を褒める彼女にも非はありますが、元をたどれば、愛情表現を怠った自分にも非があるからです。
たとえるなら、散歩を3日間サボったせいで飼い犬に噛まれたようなものです。
試しに、
- 可愛いね
- 大好きだよ
- 愛してるよ
といった褒め言葉を毎日投げかけてみてはいかがでしょう。
お金のように減るものでもなく、どれだけ使ってもタダです。
「気軽に好き好き言ってたら、好きの価値が下がる。ここぞというタイミングで使うんだ」
そう考える人がいるかもしれませんが、好きを出し惜しみしていたら、使う機会がなる恐れがあります。
彼女が去っていってしまうから、です。
事実、彼氏からの「好き」や「愛してる」を聞き飽きて辟易するような女性はいません。
湯船に浸かる気持ちよさに飽きる人がいないのとおなじです。
「一緒にいるんだから好きに決まっている。言わなくてもわかるはず」
そんな希望的観測もやめましょう。
言葉にしなければ伝わらないからこそ、今回のような"ほかの男称賛事件"が起こっているのです。
つべこべ言わず、好きと言う、これです。
ただし、もしあなたがアイドルオタクだとしたらただの仕返し(ふだん彼女も嫉妬している)ですので、趣味をどうにかしなければ問題は解決しません。
2. 誘導したいから褒める
彼女が他の男を褒めた理由は、「自分の彼氏にこうなって欲しいから」かもしれません。
たとえば、短髪でおでこを出している爽やかイケメン俳優を彼女が褒めたのは、彼氏におなじ髪型にして欲しいから、そんな具合です。
他にも例を挙げるなら、
- お洒落だな:服装に気を遣え
- 清潔感がある:まずは爪を切って頂戴
- 肌が綺麗:化粧水くらい使ったらどう?
- 筋肉が凄い:私より弱いんじゃなくて?
これら他者へ向けたポジティブワードの裏には、私たちに向けたメッセージ(不満)が込められている、とも考えられます。
つまり、彼氏に改善してほしいポイントを婉曲的に伝えている、ということです。
したがって、もし彼女が他の男性の髪型を褒めていたら、「俺もああいう髪型にしたほうが良いかな?」と相談してみてはいかがでしょう。
これこそ「彼女が望んでいるリアクション」なのかもしれません。
ちょうど小学生時代、親が「〜君は家でお手伝いしてるってよ。偉いねー」と褒めて唆してきたような、あんな感じです。
遠回しにおなじ行為が求められている事実に気づきましょう。
「なんだとークソッタレー」と焼き餅を焼いている場合ではありません。
ただし、一つだけ例外があります。
「努力や心がけではどうにもならないこと」を彼女が口にした場合には、突っかかって構いません。
たとえば、
- 〜君って高身長でカッコいい
- 〜君ってスポーツ万能で素敵
こうした理想を示されたところで、私たちにはどうしようもありません。
今さら脚を伸ばしたり、100Mを9秒台で走ったりするのは不可能だからです。
上のような発言は、私たちを誘導するためではなく、ただの"無いものねだり"でしょう。
自分の恋人に無いものに憧れる気持ちはわかりますが、わざわざ彼氏の前で発言する必要はありません。
メンタルを傷つけるだけで、デリカシーがないといえます。
- 変えられる:理想に近づけたい
- 変えられない:ただのワガママ
このようにジャッジしてみてください。
後者だったら「そういう発言は不快だからやめてほしい」と彼女に伝えましょう。
たとえるなら、彼女(Bカップ)の前でグラビアページを眺める私たちが「Fカップ最高」と発言するようなもので、ただの嫌味ないし悪口です。
まとめ
もちろん、彼女がちょっと想像力に欠けているだけ、という可能性も考えられます。
心と口の距離が近いせいで、思ったことがすぐ言葉として出てしまうわけです。
たとえば、
- イケメン
- カッコいい
- めっちゃ歌うまい
- スーツが似合ってて素敵
という感じです。
ただしここには真意も意図もないので、考えても仕方ありません。
「そういう発言には気をつけて」と彼女を注意して終わりです。
そうではなく、他の男性を褒める彼女に"裏がある"と仮定する場合、
- 愛情を確かめたい
- 彼氏を理想に近づけたい
こうした意図があると考えられます。
私たちがすべきは、まず愛情表現です。
歯磨きや入浴のように彼女への「好きだよ」を日課にしましょう。
伝達手段は、直接でも、LINEでも、電話でも構いません。
それでも彼女が他の男性を褒めつづけるなら(愛情不足ではないようなので)、その内容を精査してみます。
つまり、自分に欠けているポイントが指摘されているのかどうか、です。
たとえば清潔感や髪型など、すぐ変えられそうな内容であれば、彼女が褒めた人物に近づけてみてください。
その代わり、「この俳優イケメン」と彼女が口走っていたら注意しても大丈夫です。
「器が小さいヤツだ」と逆ギレされる可能性はありますが、黙っていれば今後もずっと嫉妬しつづけるハメになるので、遠慮は要りません。
「俳優を見てイケメンだって感じるのはもちろん自由だけど、俺の前で口に出す必要はないよね?」と冷静な大人の対応を見せましょう。
以上、他の男を褒める彼女の心理2選でした。
【結論】嫉妬させて愛情を確認するため。これは日頃の「好き」不足が原因で、いわばお互い様。あるいは理想に近づけるため。髪型がダサいと注意するのは気が引けるので、代わりに他者を褒めて、暗に誘導している。嫉妬に狂ってブチギレるのではなく真意に気づこう。硬貨とおなじで言葉には裏がある。
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