サーキュレーターで風を当てれば、室内干しの洗濯物もキッチリ乾かせるのでしょうか。
サーキュレーターだけで洗濯物を乾かせるかどうかは、部屋の湿度しだいです。
湿度が低ければ(40〜50%なら)乾きますが、雨の日など部屋の湿度が高い(60%以上ある)と、サーキュレーターでどれだけ強風を当てつづけても洗濯物は乾きません。
ですのでサーキュレーターにくわえて、
- 除湿機
- エアコン
といった器具が必要になります。
湿度の高い日にサーキュレーター単体で乾かそうとすると、洗濯物で雑菌が繁殖して生乾き臭が生じる恐れがあるためご注意ください。
この記事では、
- サーキュレーターに首振り機能は必要?
- 除湿機やエアコンがない場合には?
など、「サーキュレーターだけで部屋干しの洗濯物を乾かせるのか」をわかりやすく解説します。
生乾きのイヤな臭いを防ぐため、ぜひ参考にしてみてください。
サーキュレーターだけで部屋干しの洗濯物を乾かせるのか
すでにお伝えしたとおり、室内干しの洗濯物をサーキュレーターのみで乾かせるかどうかは、部屋の湿度にかかっています。
湿度と洗濯物は、
- 湿度が高い:洗濯物は乾きにくい
- 湿度が低い:洗濯物は乾きやすい
このような関係にあります。
湿度の目安は60%だとお考えください。
湿度60%を超えていれば、サーキュレーターの風を当てても洗濯物はほとんど乾きません。
Tシャツや下着が風に揺られるだけです。
たとえば雨の日は空気が湿って湿度が60〜70%近くなるので、サーキュレーター単体で室内干しの洗濯物を乾かすのは難しいでしょう。
数時間経っても衣類は濡れたままで、しかも生乾きの臭いが生じている可能性が大です。
反対に、秋から冬にかけての空気が乾燥した季節なら、湿度が40〜50%程度ですので、サーキュレーターだけで衣類を乾かせます。
ちなみに部屋の湿度は、湿度計のほか、一部のデジタル置き時計でも確認できます。
湿度60%以上なら除湿が必要
雨が降っていて湿度が高い日には、サーキュレーターの送風にくわえて除湿が欠かせません。
たとえば湿度が低いと、目や肌の乾燥を感じるはずです。
「なんだか目がパサパサする」という具合です。
それにたいして、湿度が高ければ私たちのカラダの水分は保たれます。
これは洗濯物もおなじです。
部屋が乾燥しているほど洗濯物は乾きやすく、湿っているほど乾きにくくなります。
雨が降る日(湿度が高い)にベランダで洗濯物を干しても乾きません。
したがって、室内干しをするなら「部屋の湿度を下げること」に注力しましょう。
具体的には、
- 除湿機
- エアコンの除湿機能
これらを使って空気中の水分量を減らし、洗濯物が乾きやすい環境を作ります。
部屋にエアコンがあるなら、ドライ(除湿)機能を使いましょう。
エアコンの風と除湿機能、それからサーキュレーターの風で洗濯物をサッと乾かします。
エアコンがなければ、気持ち良く室内干しをするために除湿機を買うと良いでしょう。
ネット通販サイトAmazonなら1〜2万円台で(たいていの家電量販店よりも安くお得に)除湿機を購入できます。
除湿機はただ空気を除湿するのではなく、本体から風が出て、洗濯物を乾かせるようになっています(ただし風が当たる範囲は限定的。量が多いと対応しきれない)。
除湿機にくわえてサーキュレーターでさらに強い風を当てれば、洗濯物の量が多くてもすべてキッチリ乾かせるはずです。
したがって室内干しを成功させるには、
- サーキュレーター
- 除湿できる器具(除湿機かエアコン)
これらが必要だといえるでしょう。
2つの器具が自宅に揃っていれば、乾きにくい厚手のスウェットやパーカーだって乾かせます。
わざわざコインランドリーまで出かけて、有料の乾燥機へ突っこむ必要はありません。
サーキュレーターの選び方
ピンからキリまでさまざまな種類のサーキュレーターが売っています。
安いものは3,000円、高いものだと2万円ほどの値段がついています。
空気を循環させるだけ(一般的な用途)なら安物でもじゅうぶんですが、室内干しの洗濯物を乾かすために使うなら、
- 首振り機能
- OFFタイマー
この2つを備えていたいところです。
首振り機能があれば、たくさんの洗濯物にまんべんなく風を送れます。
首振り機能がついていないサーキュレーターで洗濯物を乾かすのは、まるで首振り機能のない扇風機の前に大人3人が座っているようなもので"ちょっと無理がある"といえるでしょう。
サーキュレーターが固定されていたら、風の当たりやすい場所、当たりにくい場所が生じてしまいます。
これでは「すべての洗濯物を乾かす」という目的を果たせません。
サーキュレーターの首振りは「横振り」が基本で、さらに上位機種だと「縦振り」機能を備えていたりします(縦横どうじに使える)。
縦振りは無くても問題ありませんが、無いよりはあったほうが便利だといえます。
ちょうど、自宅にポン酢がなくても困らないけれど(醤油とみりんと酢で作れる)、無いよりあったほうが調理が楽なのとおなじです。
ひとまず、少なくとも首振り(横振り)機能がついているサーキュレーターを選びましょう。
それから、洗濯物を乾かす目的で使うなら、オフタイマーも欲しいところです。
というのも、洗濯物が乾いたらもうサーキュレーターで風を送りつづける必要がないからです。
サーキュレーターにオフタイマーがついていなかったら、誰もいない部屋で、ただ電力をムダに浪費して、乾いたTシャツやスウェットをソワソワ揺らしつづけることになります。
いったい何が楽しいのでしょう。
朝のうちに洗濯物を干して仕事へ出かける、といった使い方をするなら、サーキュレーターのオフタイマーは必須です。
記事の最後におすすめのサーキュレーターをご紹介しますので、興味があればチェックしてみてください。
まとめ
サーキュレーターだけで室内干しの洗濯物を(生乾き臭を発生させることなく)乾かせるかどうかは、部屋の湿度にかかっています。
湿度60%以上のジメジメした環境下では、8時間にわたってサーキュレーターの風を当てつづけたとしても洗濯物は乾きません。
厚手のパーカーやスウェットならなおさらです。
室内干しで洗濯物を乾かすなら、
- 除湿機
- エアコンのドライ機能
などを使って部屋の空気をカラカラに乾燥させましょう。
私たち人間にとって湿度45%の部屋は「目や肌が乾燥してしんどい環境」ですが、洗濯物を乾かすには最適です。
そのまま仕事や買い物へ出かけるなら、部屋が乾燥していても問題はないでしょう。
洗濯物を乾かすなら、まず部屋の空気を乾かそう、です。
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8畳用、14畳などのグレードは使用環境に合わせてお選びください。
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- まず部屋の空気を乾燥させる
- サーキュレーターで風を送る
- 洗濯物を手早く乾燥させる
こんな流れで室内干しを制しましょう。
天気予報を気にしながら洗濯機を回す日々とはもうおさらばです。
除湿機を探したい方はこちらです。
以上、サーキュレーターだけで部屋干しの洗濯物を乾かせるのか、でした。
【結論】部屋の湿度が60%以上あったら、サーキュレーターで風を当てても無駄。洗濯物は日が暮れても乾かない。洗濯物を乾かすなら、まず部屋の空気を乾かそう。エアコンや除湿機で湿度40〜50%の環境を作り、サーキュレーターを併用したなら、鬼に金棒。パーカー、スウェット、敷きパッド、なんでもござれ。天候も人の目も虫も気にせず、365日いつでも好きなタイミングで洗濯ができる。部屋干しって最高。
雨の日の洗濯に関して、当サイトにはこんな記事があります。
ところで、冬の暖房器具として「こたつ」は使っていますか?
大きくて分厚くて嵩張るこたつ布団の洗い方について、当サイトにはこんな記事があります。
女性用の下着に関して、当サイトにはこんな記事があります。
運気を上げるために古い下着を捨てたほうが良いって……ほんとうに効果があるのでしょうか。
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